ドラゴン桜2 ネタバレと感想 第5話 天才現る
阿部寛さん主演の【ドラゴン桜】は5話も楽しかったですね~。原健太、やってくれると信じてましたよ。以下早速ネタバレです
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"あそこ"ってどこ?
岸本が瀬戸屋にやってきました。表向きは、闇金から助けてもらった瀬戸姉弟がお礼に彼女にご馳走するというシーンでしたが、そこで岸本はうっかり口を滑らせます。この辺、大房岬あたりなんて最高よね。つまり岸本は以前ここに来たことがあるということで、本人はできればそれを皆に隠しておきたかった=詳細を明かしたくなかったらしいのですわ
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しかも岸本は今回、もちろん桜木たちには内緒で、米山を当地に伴っていました。岸本は米山に「進捗状況」を尋ね、米山は「大方賛成だが、あそこだけは相変わらずだ」と答えています。どこかの土地を買収でもしようとしているのでしょうか?
二度目の勝負
東大専科では相変わらずスパルタ教育が至極順調に進められていました。その様子を見た藤井が焦り出します。何せ藤井は、あの柳にまで「東大は無理だ」と言われてしまったのです。藤井がスランプだと聞いた理事長は、もう1度勝負をしようと言い出しました。水野は反対しましたが、桜木は良い経験になるから「大学入学共通テスト」の形式でどうだと提案します。教科は英数国、試験は2週間後〜でも専科は、各教科で一番点数の高かった者の点数で藤井と競うことにしました。負けた方は即廃止だ。名前を変えればいいなどというセコいマネも無しだ。それなら勝負を受けてやる
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秘密兵器
桜木には勝算がありました。彼は原健太を専科に入れようとしていたのです。健太は発達障害で、他人の話をよく理解できないという欠点がありましたが、その代わりに目で覚えたもの〜書物を読んで得た知識は決して忘れないという特技の持ち主だったのです
。桜木は健太があの雨の予言をした時にこれに気づいたのだそうです
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蟻は触覚や体毛から味や音や気温を敏感に感じ取ることができるため、空気中の温度が下がると、低気圧の変化を感じて巣の中が大洪水になる前に「蓋をする」のだそうです。健太はこの現象を日付や時間とともに正確に記憶して、そのデータから法則を導き出していました。それを知った桜木は「観察力、洞察力、記憶力ともに申し分ない」と驚嘆したそうです。
でも担任や小杉はこの能力に気づきませんでした。それどころか担任は、昆虫が好きな健太のために昆虫標本を用意したのだそうです。でも健太は「生きた虫」が好きなのであって、虫を殺すなどもってのほかでした。健太が虫の羽ばたきを気にしていたのを見た桜木は、ハーバード大学の昆虫研究の第一人者による最新の論文(むろん英語
)を読ませたところ、健太は辞書を引きながら必死で読みこなし、教授相手に自分の理論をぶつけると、英語の手紙まで書いたのだそうです。もはや辞書一冊は全部記憶済みだそうです
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仲間の協力
桜木はこうして健太の興味をうまく&最大限に引き出してその能力を発揮させようとしました。そして専科の仲間達もまた、「テスト」というとどうしても固くなってしまう健太のために、ゲーム形式で問題を解けるよう工夫してくれたそうです。仲間はいつも「虫」と小杉だけだった健太が、他にも応援してくれる仲間ができたことも、彼の人生にとっては大きな収穫でした
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その一方で、英語のリスニングと国語の読解力だけはどうにもなりませんでした。これらを今の専科の生徒たちに託すには無理があります。それで生徒たちは、なんとかして小杉を説得しようと試みました。それも「健太のため」だというのが嬉しかったですね。健太を虫けら呼ばわりしてバカにした藤井になんとかして一矢報いたいと考えたのです
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藤井の陰謀
そのくせ、健太の能力に脅威を抱いた藤井は、東大では研究のために虫を殺す、と健太に教えて脅しました。それで健太は当日になって試験を拒否します。僕は皆んなみたいにできない!みんなの邪魔になるし迷惑をかける!!僕はいらない!!
東大へ行く理由
桜木は、この世にいらない命などないと励ましました。できなくたっていいじゃないか?そのために仲間がいるんだ。あいつらは、今、お前を勝たせたい一心で、頑張って試験を受けている。小杉もまた皆んなが自分に頼みに来たと訴えます。
できなかったら、迷惑かけたら、邪魔なのか?だったら人間の都合で簡単に殺されていく虫も、生きてるだけで邪魔なのか?害なのか?
健太は違うと叫びます。自然界にとっては生態系を崩す人間の方が害だ。どんな生き物も平等だ、殺してはいけない!!
桜木は、そう思うのなら、健太がそういう世界を作ればいいと促しました。社会を変えろ、常識を変えろ、虫と共生できる未来をつくればいい。俺がお前を東大に入れてやる。そこからはお前次第だ、健太。もちろん小杉も協力してくれます。藤井は怒って席を立とうとしますが、小杉に罵倒されて思いとどまります。あんた、尻尾巻いて逃げ出すつもり?
勝敗
本来なら70分かけて解く200点満点の数学の問題を健太は20分で解き、結果は198点だったそうです。国語と英語は小杉が藤井を上回りました
。藤井が嘆くと理事長が慰めます。あなたはよくやったわ。これまでの最高点だもの。あなたは悪くないわ
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桜木はその通りだと豪語しました。悪いのは一人で戦わせたことだ。藤井には共に頑張る仲間がいなかった、それが敗因だ。東大受験は集団で目指す方が圧倒的に合格率が高くなるのだそうです。藤井、お前も東大に受かりたかったら、仲間に入れてやってもいいぞ。藤井はもちろん、専科の生徒たちが猛反対です。絶対無理!まずは健太に謝ってよ!!
藤井がそう簡単に謝罪するはずなどありません。
親の反対
こうして健太の獲得には成功した水野は小杉にも声をかけました。あなたなら東大に入れるのにもったいないわ。どうやら小杉は親が、おそらくは父親が「女が大学に行くなど生意気だ」という古臭〜い考えの持ち主のようですね。あ、今は時代が逆行していて、案外そういう考え方の人も増えているそうですけれど
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まとめ
原健太が普通のクラスでのびのびと好きなことをしてこれたのは、実は理事長の理解があったからだというのもなかなか素敵でしたよね。
理事長は、世の中に出たら色々な人がいる、社会に出たら、そうした多様な人々と手をとりあって生きていかなければならない、互いに協力し合うことも学んでほしい、と考えて、発達障害の健太を普通クラスに受け入れたのだそうです。そして担任もまた、その理事長の教えに共鳴し、的外れではあっても心から健太を心配していた
〜そんな自由な校風だからこそ、健太は勉強への抵抗感や嫌悪感を抱くことなく、いざ勉強を始めた途端に、ものすごい勢いで知識を吸収できたのだそうです
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人間には上を目指したいという本能がある。覚悟を決めたら生徒は自ら殻を破り、能力を開花させる。教師の役目はやつらの中に眠ってる好奇心を刺激してやることだ
感想
桜木の話はいちいち尤もで頷くことばかりですよね。さらにもう1つ付け加えるなら、本来人間は、自分より弱い者には自然に手を差し伸べたくなるものなのですよ
。それを虐めたくなるというのは、やはりどこかで歪んでいるとしか思えません
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来週はいよいよ「合宿」が始まるそうです。健太という新メンバーも加わっての生徒たちの更なる成長がめちゃ楽しみですね
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、ドラゴン桜も楽しかったですね〜。そうそう、不良2人組がいい子達で嬉しいですよね。そして理事長も(まだ「さん」はつけられない・爆)。
来週のスペシャル講師、誰になるのかめちゃ楽しみ〜( ◠‿◠ )。こん