エルピス〜希望、あるいは災い〜最終回ネタバレと感想(6〜9含)山盛りの牛丼ととびっきりの笑顔
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長澤まさみさん主演の社会派ドラマ、【エルピス〜希望、あるいは災い〜】も最終回まで見終わっています。事件もモヤモヤもあっさり解決!ではリアルじゃないけど💦、でもあまりにリアルすぎても救いがない(💀?)なあなどと先読みしていたおばさんでしたが🐒、そこをうま〜くまとめてくださいましたよね。さすがは渡辺あやさんですよね👍。
年も明け、今さらあらすじでもないでしょうが、とっても印象深い作品だったので、概要と感想をまとめさせていただきました。お時間に余裕のある方はお付き合いいただけましたら幸いに存じまする💐。
新たな証言
松本が逮捕された決め手となった西澤正の証言が、実は嘘だったことがその元妻=吉村の証言で明らかになりました。岸本からこの事実を聞かされた浅川はいろめきだち、早速、村井に相談します。これは後に彼女自身の口から語られたことですが、浅川はこの「どうしようもなく口が悪いセクハラ爺👎」を報道人としては心から尊敬していたのだそうです😁。
村井は早速、この事実を再びフライデーボンボンで取り上げると息まきました。でも名越、そして浅川もまた、今回は「報道」に託した方がいいと意見します。なんと言ってもフライデーボンボンは深夜のバラエティーだからです。が、村井は譲りませんでした。岸本は思わずネタがでかすぎると潰される(斎藤談)からか?と突っ込みます。
村井は浅川を「年だけくった嬢ちゃん=おばさん」呼ばわりし、この議論を打ち切りました。俺がやるっつったらやるんだよ。
その断言通り、その週のエナーズアイで吉村の証言が特集として放送されました。翌朝のマスコミはこぞって「松本の冤罪」を報じ、今度こそ再捜査が行われるか?と期待に胸を膨らませていた浅川の元に衝撃の事実が届きます。なんと、最初の証言者=西澤が逃亡してしまったのです😨。
すみませんじゃ済まんことですよ!浅川さん!😡
才能と厄災
大洋テレビでは緊急幹部会議が開かれました。いったいどうなってしまうのか〜浅川と岸本が呆然としていた時、その浅川が村井に呼ばれます。会議では、浅川が「事件を追ってた記者」として、看板番組のニュース8に出演することが決まったのだそうです😵。
ここで村井が、思いもよらぬ配慮を見せます💜。彼は、浅川と斎藤が付き合っていたことを知っていて、ここで浅川が矢面に立てば、斎藤と別れることになると危惧していたのだそうです。
一方の浅川も、斎藤の思惑には薄々気づいていながら、気づかないふりをしていました😈。斎藤は食事に誘った寿司屋で浅川に「カルティエの指輪」をプレゼントしていたのだそうです。どう見てもエンゲージリング的なその品を、斎藤は「ご祝儀相場で儲かったから」買ったと説明しました👎。まんざらバカじゃない浅川はこの時点で、自分が翻弄されていることに気づいているんだけど、でもズバリは聞けない。否定される=別れるのが怖いから😔。
本当は私のこと、どう思っているの?どうして私に特集をやめさせようとしたの?私たち本当は裏切り合ってるんじゃないの?
でも村井には聞き(け)ました。斎藤さんは一体何がしたいんですかね?権力の犬になって真実をねじ曲げるなんて。昔あの人が一番軽蔑してたことですよね??
村井は斎藤を「才能に溢れた人間」だと説明しました。でもその才能は同時に「厄災💀」でもある。それは大切なものを人生から押し流してしまうこともある。
村井は、もし今晩、浅川がニュース8に出れば、斎藤の立場は微妙となり、浅川との別れを余儀なくされるかもしれないから、浅川さえよければ、浅川は「単なるアナウンサー=傀儡」になればいい、と助言しました。特集を企画し、原稿を書いてたのも、お前じゃなくて俺と岸本だったってことにすればいい🌹。
でも浅川はキッパリ断ります。この仕事は私です。丸ごと今の私自身なんです。もしそれで斎藤の人生から押し流されるとしても、遅かれ早かれ受け止めないといけないことだ〜浅川はそう断言しました。
とそこへ「才能あふれる男=斎藤」からLINEが届きます。もちろん「別れ」のメッセージです。オンエアの後だと余計に浅川を傷つけることになるだろうからという弁明は「今ならまだ浅川の気持ちを覆せるかもしれない」という男の傲慢さの表れですよね😎。細かく刻んで送ってきたのもその証拠でしょう😈。
でも浅川はこれを全て読まずに出かけていきました。全てを終えて戻ってきた浅川は、そのメッセージに涙します。
近い将来、君は俺を憎むことになるだろう。それでもそういう君をこそ俺は好きだった。
粛清と慣性
この報道の後、大洋テレビはフライデーボンボンを打ち切りました。とはいえ、中身は女性陣のみ若返りを図った上で、ほぼほぼ同じメンバーでの似たような番組と化しましたが🐵、村井だけは関連子会社へ異動させられてしまったそうです。浅川と岸本はそんな村井の送別会で「贈る言葉💐」を歌いました。
その岸本は経理部に異動となりましたが、浅川だけは報道への凱旋が決まります。しかもニュース8のアンカーとしてです。これは「真実を追い求めた女性キャスター」として押し出そうというテレビ局の魂胆です😈。それでも最初の浅川は、そんな下心を百も承知しながら、上司にこう言ってのけていました👍。
真実を伝えられないキャスターなんてただのうそつき人形だ!😤
その上司も、ご多聞にもれず「30過ぎると女は骨張る、女の旬は全く短い」と豪語して憚りません👎。
そして浅川も、日々の忙しさに振り回されて、また昔の彼女に戻っていきました🐒。
新事実と忙殺
報道に復帰した浅川はある日、大門が八飛市出身だったと気づきました。それで即座に笹岡に大門の身辺調査を依頼します。笹岡もすぐに「真犯人」を知って庇おうとした大門が警察に圧力をかけたのではないかと察しました🎉。とはいうものの、それはかなりリスクの高い行為であることから、その真犯人もしくは依頼人は、大門にとって相当大切な人物だったに違いないという結論に達します。
そうは言いながら「忙しく」なった浅川は、以前のように動けなくなってしまいました。その一方で浅川と違ってすっかり暇になった岸本は、昭和の刑事さながら足で稼ぎまくり、ついにはキーパーソンに辿り着きます。以前浅川が出会ったシャッター商店街のあの薄気味悪い男(瑛太)が、地元の有力者かつ大門の大きな後ろ盾である本城建託の長男、本城彰だったことが判明したのです。
浅川も、あの男こそが真犯人かもしれない😱!と直感し、暇な岸本に、引き続き調査するよう命じました。岸本は言われるままに再び足で聞き込みを続け、ついに「有力な証拠」を見つけ出します。被害者の一人=中村優香の家に本城彰のストールが残されていたのです💀。
岸本は早速このストールをDNA鑑定に出しました。そしてこのストールから、井川晴美のスカートに付着していたDNAと同じDNAが検出されます。岸本は喜び勇んで浅川に連絡しました。が、浅川の反応は、思いのほか鈍く・・・
。
そう、浅川はもはやすっかり「鈍らされて🙉」いました。いかにももっともらしく、ニュース8の目指すところは、派手なスクープで視聴率を稼ぐのではなく、いかに堅実で丁寧な報道で視聴者の信頼を得るかってことなんだよ、と説教します。
浅川は、その主張が正しいと微塵も疑わず、村井を呼び、その同期だったという「週刊潮流」の佐伯(マキタスポーツ〜大川丈助@小吉の女房)という人物に、このネタを譲りました。岸本は大いに腐りましたが😤、それでも潰されるよりはマシだと準備を進めていたところ、今度は、絶妙のタイミングで、このスクープも阻止されてしまいます😱。その上岸本は、ついに、大洋テレビを解雇されてしまいました。
さすがの浅川も反発しようとしましたが、もはや「常識」にがんじがらめになっていた彼女は、岸本にかける言葉が見つかりません。またその頃浅川は「善玉と悪玉」に決定的な違いはないという論理を人間社会に当てはめてヤケになっていました。いや、これもある意味真実かもしれないけれど、ここで使うのは(自分に)都合良すぎやろ。自分を騙すための詭弁でしかないワ。
隠し玉
と、ここで起死回生一発逆転のチャンスがやってきます。なんと村井はかつて大門の娘婿かつ秘書だった大門亨(迫田孝也〜カバ殿@鎌倉殿の13人)から、大門の不正に関する告発を打ち明けられたことがあったのだそうです。正義感の強い亨は、そのために若い女性が自殺したことが許せず、報道にいた村井もまた当時大臣だった大門を番組で糾弾しようとしたのだけれど、放送直前に大門が副総理になったことで、大洋テレビの「上」が忖度したことがあったのだそうです😔。
村井は、なんとかして上を説得すると力説しましたが、亨自身が迷い出してしまい、この事件はお蔵入りになってしまったのだそう。それでも諦めきれずにあちこち動いていた村井は、いきなり「フライデーボンボン」に飛ばされました💀。腹を立てた村井は「一生に一度あるかねぇかのでかいスクープ」を誰かに取られるのが嫌さに、墓場まで持っていく、そう決めたのだそう😓。
でも村井は今回、そのスクープを岸本に渡すことに決めました🌹。やるよ。ば~か😜。
岸本は、これもまた週刊潮流に持ち込みました。佐伯は村井を罵りながらも、慎重にやろうと同意してくれます。この佐伯は岸本が、本来心に「あるべきもの(=正義)を持っている」と高く評価してくれていたのです。亨もまた、岸本が過去に同じように不正に目を瞑って苦しんだことを知ると、この話を岸本という人間に託すことができたことを神に感謝する、と打ち明けてくれました。真っ暗闇の中に一筋の細い光がさしたような気持ちです。
ところが、それから数日後、その大門亨が亡くなりました😭。遺書があったことから警察は自殺と断定し、遺族の意向で「病死」と報道されましたが、実際は大門に殺されたのは明白です😡。村井は亨の葬儀へ行き、もっともらしい顔をして記者対応をしていた斎藤に絡みました。引き返すなら今じゃないのか?この先はもう戻ってこれねえぞ!
そして村井は、これまたいけずうずうしい「死者を弔うコメント」を発表した大門に怒りを炸裂させ💢、ニュース8の本番前にスタジオに殴り込んできます。
その頃浅川もまた、自分の体がまた壊れつつあると自覚していました。そしておそらくはそんな自分を諦め、軽蔑し、いっそ壊れてしまえばいいと望んでいたようです。村井が乗り込んできたのはそんな時でした。
ざっけんな!ざっけんなよ、てめぇら!どいつもこいつも正義面しやがってよ!何が報道だ!この腐れいんちきどもが!高尚ぶってんじゃねぇぞ!!くそ報道!💢
絶望と希望
これでようやく浅川が覚醒しました。(上でも触れたように)村井は浅川にとって「尊敬できる報道人」であり、たとえどんな時でも、報道という仕事をまっとうに果たそうと必死で格闘していた先輩だったからです。そんな村井が、誰よりも大切にしていた神聖なスタジオで、訳もなくあんなふうに暴れるはずがない。彼女は早速岸本の家を訪れました。
最初岸本は浅川を信じませんでしたが、浅川は心を込めて訴えます。やっぱり私は逃げるわけにいかない。現実がどんなに厳しいとしてもまず向き合うしかない。そこから始めるしかない。一体何があったのか、教えてください。お願いします。
岸本は大門亨について全てを明かした上で、もう「報道ごっこ」はやめにする、と断言しました。村井さんのいう通り、僕はジャングルで棒きれ振り回してるばかな子供だった。ここで浅川はまだ亨の死因を自殺だと思い込んでいたため、岸本ははっきり「他殺だ」と明言します。大門が消した!!💀
敵の強大さにすっかり怯えた岸本に対し、浅川は猛然と反論しました。やだ。私はやだ。そんなひどいことに負けながら生きてなんていけないよ。
浅川は亨の資料を抱えて、自分がやる!と宣言します。キャスターを降ろされても構わないという浅川に岸本は「マジで殺される!」と心配しますが、浅川は大いに食ってかかります。なんで殺されなきゃいけないの?自分の仕事をちゃんとやりたいだけじゃん!何の罪もない人が、これ以上犠牲になるのを見ていたくないだけじゃん!1人の人間としてまともに生きたいだけじゃん?!
心の中の一番大事なものを押し潰されながら、どうやって生きていけばいいんだよ?どうやって希望を持てばいいんだよ??
そこで浅川は偶然、亨の言葉を耳にします。やっと「信頼できる人間=岸本」に出会えたと語ったあの一言です。真っ暗闇の中に一筋細い光がさしたような気持ちです。
希望って、誰かを信じられるってことなんだね〜浅川はそう結論づけ、岸本がいつもそばにいてくれたことに感謝しました。君がいてくれたから、今日までやってこれたんだね💐。
最後の闘い
浅川は資料を一式会社に持ち込んで、同期である滝川に「今日これをトップニュースでやる!」と明かしました。滝川は大いに慌てますが、浅川は至って冷静です。あなたは騙されたことにしていい。私はやったことあるから大丈夫。案外、簡単にできる😁。
滝川は、以前浅川が岸本に並べ立てたような御宅を並べて反対しますが、浅川の決意は揺るぎません。もう「番組の方が大事だった」なんて言いたくない。もう誰の信用も裏切りたくない。誰の希望も奪いたくない。そんなことはもう二度とできない。
滝川は困った挙句、斎藤に連絡をしました。斎藤は慌てて飛んできます。そこで彼は、さすがに才能があるだけあって、頭ごなしに反対はしませんでした。浅川の怒りはもっともだと肯定した上で、でも今ここで大門の悪事が暴露されたら、日本という国家が危機にさらされる、と脅します。君一人に負える責任ではない!
それでも浅川は怯みません。確かにそんな「責任」を負えないだろうが、じゃあ、今「真実を伏せている人間」は、このまま隠し続けた結果日本がどうなるか、その責任を取れるつもりでいるのか?斎藤はここでも浅川の言葉を認めながら、いつか自分に力ができたら、必ず「より建設的でより有効な方法」を見出してみせる!と豪語しました。どうか信じてほしい!
浅川はそれで、亨のことを伏せる代わりに本城彰を逮捕させてほしいと切り出しました。今日以降、本城彰に関する報道に一切邪魔をしないこと。警察が逮捕に動くのを止めないことを約束してください
。
斎藤は早速(たぶん)大門に連絡し、この条件を伝えました。その上で浅川に、本城彰の件を今日のトップニュースで出して良いと許可します。ただし、大門と本城彰の父親の関係はオフレコで。
これが斎藤にできる精一杯の対応だっただろうことは、彼のこの言葉を聞けば明らかですよね。「明日まで待つと君は事故か病気で出れなくなるよ😈」
浅川はすぐに岸本に連絡を入れました。岸本は、浅川の行動が気になって大洋テレビのロビーに押しかけてきていたそうです。本城彰のVもちゃんと持参していました。浅川は飛んできて岸本に抱きつき「君最高!」と叫びます。流すよ、これ!トップニュースで。みんなに電話して!!
放送が終わる前から、スタジオには「お偉いさん」がずら~っと怖い顔して並んでいたそうですが😨、浅川は終わるとすぐに「お疲れ様でした!」と叫んで逃げてきたそうです😂。ロビーで待っていた岸本と一緒に、村井に教えられた定食屋で牛丼の大盛りを注文しました。
山盛りの牛丼を頬張ったふたりは「なんとかなる気がしてきた!😍」と満面の笑みを浮かべます。そこにやってきた村井は、この愛おしくも勇敢な後輩たちの、まるで子供のような笑顔に、日本の将来もまんざら捨てたものではない、そう確信したに違いありません。
エピローグ
その後(たぶん)松本は釈放され、チェリーさんと笑顔で思い出の食事(カレーとケーキ)をしていました。こちらもまんざらアホではないマスコミ(特に笹岡👌)は、ちゃんと大門と本城の関係を嗅ぎつけて追求し始めました👍。岸本は村井が立ち上げたネット報道の会社で(嬉しそうに)こき使われています😁。浅川は、この報道を機にますます報道、否、会社の「顔」となりました。
まとめ
これ書く前は、あれもこれもと感想を考えていたのだけれど、これをまとめたらそれだけでスッキリしちゃいました🤗。ああ、楽しかった💕。長いところお付き合いいただきましてありがとうございました!💐
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おかえりなさい!年末に「まってます」と投稿したものです。ご病気などとても大変だったことがわかりました。どうぞお大事に無理のない範囲でのブログ継続、お願いします。DOCも相変わらず面白いですよ(=^・^=)