エトロフ遥かなり ネタバレと感想 第3話 杉田と斉藤の駆け引きに目が釘付け
永澤俊矢さん主演のドラマ【エトロフ遥かなり】の第3話を視聴しました。も〜永澤さんもさることながら、秋野太作さんの特高の恐ろしさには背筋も凍りつきそうでした😨。このふたりの(見えざる)駆け引きがまたすごい迫力でしたよね😍。おばさんは前回「単冠湾」をてっきり「たんかっぷわん」だと勘違いしていたので、余計にドキドキさせられました😅。以下早速ネタバレです。
金森との約束
斉藤は、新婚旅行に出かけた山脇家に忍び込み、機密書類を写真に収めました。中には中国とロシアへの宣戦布告文もあったそうです。あまり長々といて前回のようなことになっては困ると、今回は早々に引き上げました。
新橋で金森と落ち合うと、そこで「見覚えのある顔☠️」を見かけます。斉藤は念の為フィルムを渡すのを諦め、金森を先に行かせました。でもその男は動きません。つまり彼は斎藤を監視しているのです💦。
霧の中を急ぎ足で歩いていくと、停車していた車から一人の男が降りてきて斉藤に銃を向けました。男は猪首と言う特高で、斉藤の背後からは先ほどの男が、やはり銃を持って走ってきます😨。絶体絶命かと思われた斉藤の前に金森が現れました
。猪首の背後から彼の首を絞めてナイフで刺殺します。斉藤は走ってきた男を倒して、その拳銃を奪いました。そこへヤツラの仲間が大勢、呼び子を吹きながら押しかけてきます。逃げろ!!
ふたりは操車場まで逃げたところで、金森がまた咳き込みました。彼はもうもたないと観念し、自分を犠牲にして斉藤を逃します😭。俺はあんたに任した!この帝国を滅ぼしてくれ!!斉藤が動けずにいると、早く行くんだ、バカやろー
!と怒鳴りました。
奪った銃で敵を引き留めていた金森は、身体中に銃弾を浴びてついに倒れてしまいます。金森〜っ!!
斉藤はなんとか列車に飛び乗ってその場を逃れました。金森!約束したぞ!!
スレンセンとの別れ
斉藤はその後、スレンセンの教会に4日ほど身を隠していました。11月14日、スレンセンがその斉藤に新しい任務を命じます。エトロフヘ行き、日本海軍の動きを監視してアメリカに打電するのです。スレンセンは、前回金森が報告をしていたアメリカ人=アームズから指示を受けたそうです。アームズは米国大使館の人間だそうで、斉藤が報告した資料から、日本がハワイを奇襲する計画を立て、その奇襲部隊が集結し、出撃する位置がエトロフだと推察したのだそうです。斉藤の任務はこれを「確認」することです。
日米交渉の期限は12月1日。交渉に進展がない場合、日本はそのまま戦争に突入することが決まったそうです👿。
斉藤はその夜の夜行で青森へ行き、青森から青函連絡船で函館に向かいます。15日の夕方、函館からエトロフの漁港を回る連絡船が出るのだそうです。それに乗れなかった時は根室に行くよう命じられました。そこからクナシリ島行きの連絡船に乗るか、漁船を刈り上げて直接エトロフまで行く手もあるそうです。何せ斉藤は元セイラーですからね😁。
斉藤は、最初は英語とローマ字で「AOMORI、H、2 days」というメモを書きましたが、これを捨てて漢字で書き直しました。彼はこれを最後の任務と理解して出発します。怪我をしていたこともあって億劫だったのか、後片付けは何もせぬまま出て行きました💦。
当然、追っ手がやってきます。秋庭です。秋庭は斉藤の写真を持っていて、スレンセンが仲間だと承知の上であれこれ質問してきました。スレンセンはその目の前で自決します。最後にその目に映ったのは、写真の婚約者の笑顔でした。
駆け引き
秋庭は磯田に斉藤の後を追うよう命じます。そこで問題となったのが、あのメモの「H」です。秋庭は「北海道」だと思い込みました。もしくは函館か🤨。
一方の斉藤も負けていません。青森で検問が厳しくなっているのをいち早く察すると、親子連れに声をかけて荷物を持ち「家族」に見せかけました👍。幸いなことにその時写真は出回ってなかったので、憲兵は「家族」を省いて取り調べます。
函館に憲兵はいませんでしたが、エトロフ行きの船がでるのは2時間後なのだそうです。2時間も待っていたら追っ手が来るかもしれないと考えた斉藤は、親子と別れた後も「家族連れ」を装うため、そして行き先をごまかすため「室蘭行きの切符を3枚」購入しました。本当は小樽経由の根室行きで札幌にやってきます。
磯田は、その斉藤から一歩遅れてその後を追っています👻。青森で斉藤が「偽装」したと分かると、即、函館に電話をかけました。その頃、斉藤は札幌での5分間の停車時間を利用して、駅員に「稚内に行きたいが、室蘭までの切符を払い戻してほしい」と頼んでいます。わざと粘ったり、到着時間を確認したりして、駅員に印象付けました。実際は、もう一度、同じ根室行きの電車の別の車両に乗り込んでいます。
一方の磯田は駅員から、斉藤らしい男が一人で函館本線に駆け込んできたとの証言を得ました。これが根室行きだと聞いた磯田は地図を見ながら、もし室蘭に行きたいなら、函館本線ではなく、室蘭本線に乗るはずだ、と推理します。そしてふと「樺太」を思い浮かべました。どうやら彼は、斉藤が今北海道に来たのは「逃したくない連絡船」があったからなのではないかと思ったのだそうです。
駅長らしき男は「月に1便だけ」の船が今日出るはずだと教えてくれました。それが函館から出る「エトロフ行き」です。斉藤が函館に到着したその日が、月に1便しかないエトロフ行きが出る日だったことが、果たして偶然なのだろうか?😲
その後も磯田には様々な情報が寄せられて、右往左往するのですが、彼はこの時に得た直感が忘れられませんでした👿。青函連絡船で函館に到着した時、エトロフ行きの連絡船が出るのは2時間後だった。ヤツはその2時間の間に追っ手が迫ってくると考えて、乗るのをやめたのではないか?🧐
そう考えているところに、ようやく根室本線で斉藤らしき男を見たとの知らせが入りました。が、斉藤は、自分が目撃される可能性を常に頭に入れておいて行動しています。彼の目的地は根室でしたが、そのまま列車には乗り続けず、途中の釧路で降りて、港からトラックに乗せてもらいました。根室に着くと即、船でクナシリに向かうことにします。これもまた定期船は明日だと聞くと、別の船を貸し切ることにしました。
この貸切の船の船長が悪どい男で、最初は承知しておきながら途中でふっかけてきます。斉藤の荷物(電報を打つ機械)を見て彼の目的が尋常ではないと悟ったからです。斉藤は、船長とその連れを殺して口を封じました。操縦は元船乗りだったので問題ありません。遺体は浮かんでこないような処理をして海に捨て、甲板も洗い流しながら、単冠山の近くまで船を操縦してきました。あとは船に火をつけて海に入るだけです。
その頃は磯田も斉藤が船を貸し切ったらしいことを突き止めていました。が、これまでの経緯からして、斉藤はそう簡単に姿を見せないだろうことは分かっています。地図を睨みつけていた磯田は、やはり、エトロフ島だと確信しました。そのエトロフ島を地図で眺めていると、ついに「単冠湾」の文字が目に入ります😨。これはなんと読むんだ?
これが「ひとかっぷ」だと知った杉田の心は浮き立ちました。ひとかっぷならローマ字の頭文字は「H」じゃないのか?!😍
杉田の粘り勝ちでした。しかも、海軍の海防艦が単冠湾を封鎖して、誰も湾に入れないようにしているというではありませんか!が、その「単冠湾」に行くまでがまた一苦労でした😁。エトロフ行きの船は来週までありませんし、近くの沙那まで船で行き、そこから馬で行くしかないのだそうです。
杉田は、ほとんど未経験の乗馬でひどい股ずれを起こし、最後は馬を降りて引っ張りながら、一路、単冠湾を目指して歩きました😂。案の定、途中で海軍に出くわして、止められてしまいます。彼らには杉田が何を言っても無駄でした。憲兵隊だろうが、軍の極秘事項に関わることだろうが、上層部から出された命令は絶対なのです。杉田がそれでも無理やり進もうとすると、部下たちがずらりと取り囲んで銃を向けました。どうしてもというなら、発砲命令を出します!!😤
民子との出会い
一方の斉藤は、凍えるような海から上がって辺りを偵察し、沖合に一隻の軍艦を見つけました。監視を続けるための場所を探してあちこち歩き回り、ようやく手頃な小屋を見つけたところで、宣造に見つかってしまいます。その少し前に、電報の機械はその小屋に隠したところでしたが、もはや体力が持ちませんでした。拳銃を出す力もありません😩。
その小屋はどうやらその辺でも有名な荒くれ者の小屋だったらしく、宣造はむしろ斉藤を庇って隠れさせてくれました。それでも彼を駐在に引き渡そうと試みますが、斉藤は疲労と寒さから気を失ってしまいます。肺炎を起こしかけていたらしいのです。
宣造は斉藤を民子の駅逓に連れて行ってくれました。幸いなことに、民子と宣造は、斉藤を「脱走したタコ」だと思い込みます🤭。斉藤もふたりの話からそれを察し、かつての金森の話を思い出しながら「タコ」を装いました。名前も「金森」と名乗ります。
封鎖のことを聞いて見回りに来た駐在の大塚所長(竜雷太〜花巻健吉@シッコウ!!〜犬と私と執行官〜)にはでも「タコ」とは名乗れなかったため、別の「作り話」をする斉藤を見た民子は、彼は信用できないと思いながらも、その目つきや物腰から、次第に彼に思いを寄せて行きます。極め付けは「アメイジンググレイス」でした。民子も昔この曲を(あの男の家で)聞いたことがあるそうです。またハーモニカの持ち主だった男は、裏切りが発覚する前は斉藤の親友だったそうです。
斉藤がする過去の話を「嘘」と知りつつ、微笑みながら耳を傾ける民子。
そしてその夜、民子はものすごい海鳴りのような轟音で目を覚ましました。ついに軍艦、しかも航空母艦が5隻、単冠湾に集結してきたのです!😱
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