二月の勝者 ネタバレと感想 第9話 受験勉強で「生き方」を学ぶ
柳楽優弥さん主演の【二月の勝者-絶対合格の教室】は9話も面白かったですね〜。黒木や佐倉が教えているのは、確かに受験のための勉強かもしれないけれど、それはまさに「生き方」そのものです。そしてそれはきっと教える側も同様で、子供を教えることでたくさん学んでいるのですね👍。本当に素晴らしい💕。以下早速ネタバレです。
最後の追い込み
11月中旬になって、統合判テストが行われました。その結果は志望校選択の重要な判断材料となりますが、この時点ではまだ「伸び悩み」が多くみられるそうです。でも実はここからが本番でした。これまで「基礎固めをコツコツ」やってきた生徒は、最後の追い込みで急激に伸びるのだそうです🎶。だからここで大事なのは「これまでの努力を信じ、最後まで諦めないこと」なのだそう。講師たちの仕事はまさにそれを生徒たちに教えることなのです🌸。
また黒木は、志望校を決めるにあたっては、秋の面談時とは異なり「現実的な学校名」を記入させるよう念押ししました。私立中学の試験は2月1日からスタートするそうで、その「本番」に向けて慣れされるために、1月に入試を行う学校の受験をさせる=前受受験を勧めるようにも言い渡します。それも各人の実力に見合った学校をアドバイスしなければなりません。
黒木はその上いつもこの時期に配布される「必勝マニュアル」を自らの手で改定していました。それは従来の3倍分ほど分厚かったそうです😵。そこには毎日の過ごし方や健康管理について事細かに指示されていたほか、両親に対しては子供が不安に思うことなどを例に挙げた注意事項もびっしり書かれていた上、過去の受験生たちの体験談なども掲載されていたそうです💝。
具体的な戦略
都内の私立中学のうち、御三家などの超難関校は1日だけの一発勝負、都立と国立の中高一貫校は3日のみ、他の多くの学校は
1日から5日の間に行われるそうです。中には午前と午後の両方に試験があり、同じ学校を複数回受けることも可能だそうです。合格を確実にするために、どのタイミングでどの学校を受けるのか、パズルのように日程を組み合わせるテクニックが求められるらしい。これまでに登場した子どもたちの例をいくつか挙げてみますね🤗:
前田花恋
偏差値68の前田は、一貫して、偏差値70の桜蔭が第一志望で、他は首都圏難関校を受ける予定です。黒木が以前「花恋は女王になれる所でしか輝けない」と称えたように、彼女は「落ちることを全くイメージせずにここまで突っ走って来た成功例👑」と言えるでしょう。前受も含めて、千葉・埼玉・東京のトップ総取りを目指すそうです👍。
島津 順
偏差値68の島津の第一志望はモチロン開成です。第二志望はやはり授業料の安い国立大を選んだのだそう。本人の実力は問題ありませんが、家庭の問題が尾を引くことのないよう祈りたいところです😢。
上杉海斗
上杉は、本人の強い希望で、第一志望は「開成」です。橘は、今の上杉なら可能性がないわけじゃないと応援します。過去に上杉ぐらいの学力で開成に合格した例が数件あったそうです。中学受験は受験当日まで学力が伸びるとのことで、皆で本人の意思を全力で後押しすることになりました。
上杉自身もこれを機に母親と直接対決したそうです。上杉の母はいつも双子のすることを「本人たちの意思を無視」して決めてきたそうなのですが、上杉は断固として闘いました。この母親は、海斗はスポーツ、陸斗は勉強、と決めつけていたそうですが、本当は陸斗は「空手」を続けたかったのだそう。
いつになったら自分でやりたいことを自分で決められるの?僕は桜花に通って自分のための受験したいって思うようになれた。だから頑張れた。最初からできないって決め付けてほしくない!!💢
これで母親は折れてくれたらしく、黒木はそんな海斗を全力でサポートすると約束しました🌹。
直江樹里
天才との呼び声高い直江の第一志望はもちろん「二葉女子学院」です。それでも合格判定は60%ですが、第2、第3志望はいずれも80%を超えているそうです👍。
柴田まるみ
その直江とともに二葉女子学院を目指しているのが柴田です。柴田の合格判定率は30%とD判定で、現段階ではかなり厳しい状況ですが💦、黒木はこの「チャレンジ」を高く評価しました。このまま走らせましょう!抑えの学校は安全圏だそうです👌。
加藤 匠
RクラスからAクラスへ移った鉄道マニアの加藤が、第1、第2、第3志望ともにすべて80%のA判定です😲。佐倉は大いに感動しましたが、黒木は一方上を目指すよう(上方修正)指示します。加藤が最初に「こういう学校へ行きたい!😍」と目を輝かせた「海堂中学」です。志望校全てにA判定を叩き出している今なら、もっと上の学校へチャレンジさせる良い機会だ👍。黒木はそう言って、まずは海堂中の過去問をやらせてみるよう指示しました。その反応次第でまた検討しましょう。
三浦佑星
サッカーにしか興味のなかった三浦も今では偏差値55です。RからAに移ってからの半年間で10ポイントも偏差値を伸ばしてきました👍。志望校はすべてサッカー強豪校で、第一志望の園学院は5回も受験できるそうですが、黒木は、念の為もう少し下の併願も組んでおくよう指示しました。
浅井 紫
以前「園芸」に興味があると語っていた浅井の第一志望は判定20%以下の湧泉女子です。第二志望は50%なため、黒木は第1と第2を入れ替えるよう提案しました。1日目に手堅い学校で自信をつけてから2日目にチャレンジした方が結果が良くなると期待できるからです。これには両親も賛成し、80%判定の学校を1日目にしようと本人に勧めたところ、浅井はあっさり了承しました。そもそも、志望校に「行きたくない学校」は入れていないのだそうです。そしてそのどこかに入学しても、それから「将来の夢」を考えたいと思っているのだそうです。
佐倉のチャレンジ
また講師である佐倉も「チャレンジ」が試されました😈。偏差値37の今川理衣沙(渡邉心結〜野上碧@イチケイのカラス)の進路です💦。今川は、その母親が「あとで伸びるタイプだから」と主張し、吉祥寺女子という偏差値62の学校を勧めて譲らなかったのです😨。自宅でも吉祥寺女子の過去問をやらせていたそうです。それで賢い今川はこの答えを丸暗記し、高い得点を取るようになりました。つまりは「カンニング」です😱。
佐倉は頭を抱えますが、黒木からは「しっかり突き放されて👊」しまいます😔。今回森が平松と結婚することになって落ち込んでいた木村が代わりに自分にも覚えがあると打ち明けてくれました。今川は母親の喜ぶ顔が見たかったのではないか。ここで本人や母親に「カンニング」を指摘するのは良作とは言えませんが、このままでは「全落ち👻」の可能性が濃厚です。何か自信をつけさせてやるきっかけがあればいいんですけどね。
それで佐倉は、1月に試験のある学校のうち、今川が実力で合格できそうな学校を探すことにしました。自信をなくしている今川には「成功体験
」が何よりの特効薬になるんじゃないかと思ったそうです。経験豊富な桂はすぐにいくつか候補を挙げてくれました。地方にも「東京で受験」できるところがあるそうですし、吉祥寺女子よりも後に試験があって「併願」できる学校もあるそうです。佐倉は思わず泣きそうでした。ありがとうございます!!😭
佐倉は早速今川に声をかけました。ちょうど算数の小テストが終わったばかりだったので、その出来が良かった、と褒めます。今川は5問中2問しかあってなかった、と落ち込みましたが、佐倉は「苦手だった問題」が完璧にできていた、と評価しました。頑張ってるわね。今川は、そんなことを言ってくれるのは佐倉だけだと答えました。それで佐倉はここぞとばかりに「別の学校の過去問」を勧めてみます😎。第一志望対策にもなるから、ねっ?私が責任持つわ😏。
翌日佐倉は早速、桂が勧めてくれた泰知の過去問を今川に解かせました。自己採点した今川はあまりにも良い出来に驚きます😨。これ、本当に合ってる?採点、間違ってない??佐倉は「間違っていない」と断言し「合格ラインを超えている👍」と励ましました。当然だよ、今まで頑張ってきたんだから。今川は早速、泰知を「本命」にしました😁。母の希望もあるので「併願」にしたそうです。
"学び"とは?
黒木は、佐倉のやり方は間違ってなかった、と評価しました👍。受験するのも勉強するのも親ではなく本人だ。合格するために必要なのも「本人の意思」。そしてそれは受験に限ったことではなく、人生の岐路に立つ時、本人の意志なくして新たな一歩を歩み出すことはできない。
佐倉はかつて自分が犯した「選択ミス」を思い出します😨。いつも寄り添ってきたつもりだけれど、うまくいかなかった。だから黒木先生はすごいという佐倉に、黒木もまた己の過去を打ち明けます。黒木はかつてルトワックにいた頃、生徒たちを1つでも偏差値の高い学校に送り込むことが子供達の幸せだと信じて疑わなかったそうです。ところがそうやって無理させた結果、難関中学になんとか合格したものの、結局は授業についていけず不登校となり、それが原因でその子の家族はバラバラになってしまったのだそう😢。
私は、合格後のその生徒の人生のことを想像できていなかった。子供にとって良かれと思ったことがその子の人生をつぶしてしまった。一時は教壇に立つのも怖かったが、それでも「この仕事の本質とは何か、学びとはなんなのか」を知りたいと考えている。それを今、スターフィッシュや桜花で探している。
エピローグ
特訓は大晦日まで続き、それは正月早々にも行われるそうです。黒木は講師たちを激励する一方で、ここで一緒に年越しするのは本意ではないと皆を突き放しました😎。最後まで残っていた佐倉は、冷蔵庫に天ぷらそばがあるので、よかったら温めて食べるようにと伝えます。黒木は礼を言い「良いお年を」と声をかけました。佐倉は「はい」と答えます。佐倉も今年は実家に帰らずひとりで年越しするそうです🌸。
まとめ
こうしてあらすじをまとめていても、もはや子供達が他人とは思えなくなっているおばさんです🤗。体調を万全に整えて、ぜひみんな希望する学校に合格してほしい、と願わずにいられません🙏。最終回が待ち遠しいです💕。
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