韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

ファーストラヴ あらすじと感想 彼女が父を殺した理由

2020/02/23
社会派その他 0
ファーストラヴ 真木よう子 上白石萌香

真木よう子さん主演のスペシャルドラマ、【ファーストラヴ】を視聴しました


ファーストラヴ」と言えば一般的に男女間における「初恋」を指しますし、ここでもいくつか取り上げられていましたが、究極の「ファーストラヴ」とは、生まれて最初に浴びる豊かな親の愛情ではないか~そんなメッセージが伝わってきましたファーストラヴは両親の愛


以下ネタバレのあらすじですドラマ・ファーストラヴのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


主人公の真壁由紀(真木よう子~橘ひかり@ボイス)は公認心理師をしています。出版社から打診を受けた恩師の芝悟(津嘉山正種~北野柊作@同期のサクラ)に勧められて、父親を殺害した女子大生=聖山環菜(上白石萌歌~前畑秀子@いだてん)のルポを書くことになりました。芝はこれは由紀のためにもなると語ります。


由紀は幼いころから自分を見る「父親の目に苦しめられていたようですね。


環菜の弁護人は国選弁護人の庵野迦葉(平岡祐太~牧村稔@ベビーシッター・ギン!)~由紀の夫で結婚式カメラマンの我聞(吉沢悠~澤村田之助@JIN)の弟にあたりますが、迦葉と由紀は大学時代に既に知り合っていて、互いに親から虐待を受けたという共通点から、誰よりも互いをよく知る間柄だったそうです。


当時から女性関係が派手だった迦葉はある時由紀を抱こうとしましたが失敗に終わり、それを由紀から「セッ〇ス依存症だ」となじられたことが破局の原因だったようですね


その後由紀は我聞と知り合って恋に落ち、迦葉とは初対面と言うことにして「義姉」になったらしいです。我聞はふたりを引き合わせた時に既に気づいていたようですけどね


迦葉は由紀に連絡し、世間の同情を引きたいから協力してほしいと頼まれました。そうでないなら出版には反対だ。


由紀は、嘘は書けないから約束はできない、と断ります。


それから由紀は犯行当時の環菜の行動を確認しました。環菜はその日、希望していたアナウンサーの試験の最中に気絶し、父親の那雄人(飯田基祐~田中刑事@シャーロック)が講師をしている美術学校に行って、そこの女子トイレで那雄人の胸を刺したのだそうです


その後はそこから逃げ出して自宅に帰るものの、母親と言い争いになったため、また家を飛び出し、血だらけで近くの川沿いを歩いていたところを通報されて捕まったのだそうです。


逮捕された由紀は動機を聞かれ、自分には分からないからそちらで見つけてほしいと語ったのだとか。父親はアナウンサーになることを反対していたそうですが、それだけで殺すとは思えません


由紀が面会に行くと、環菜は白いレースのワンピースを着用し、裸足にスリッパを履いていました。捕まった時の服は血だらけだったのですから、あれは誰かが差し入れたとしか思えませんが、確かにお姫様みたいで可愛いかったけれど、まだかなり寒そうな時期にあの格好をさせる神経が分かりません


由紀は環菜に出版のことを説明し、環菜の本心を聞かせてほしいと語りますが、環菜は、自分は嘘つきだから、本心などあってないようなものだと答えました。


他人の痛みが分かる、罪悪感のある人間になりたい環菜はサイコパスなのか?!


由紀はそんな環菜がひどく繊細な人間だと悟りましたが、発する言葉は借り物のような気がし、本当の環菜を知りたいと思うようになります。


その後色々話しているうちに、環菜は幼少期のトラウマのために、人から気に入られようとして嘘をついてきたことが分かってきます。そのトラウマが両親です。環菜は那雄人の実の娘ではなかったそうで、何かにつけて「戸籍を抜く」と脅されてきたそうです。また母の昭菜(黒木瞳~おね@軍師官兵衛)はそんな夫の顔色ばかり窺っていたらしい


環菜が言うには、環菜は昭菜が他の男性と付き合ってできた子どもだったそうですが、その男性に産むなと言われたため、学生時代に昭菜と付き合っていた那雄人が、昭菜の子どもなら美人になるはずだから「もったいない」と言って、自分の籍に入れてくれたのだそう


その言葉に違和感を覚えた由紀は、早速迦葉と連れ立って昭菜に会いに行きました。昭菜は、家にいるとマスコミがうるさいからと入院していたそうです。


昭菜は環菜の話を認め、環菜と那雄人の仲は良くなかったが、そんなに嫌なら全寮制の学校へ行くよう勧めたと語りました。それなのにそうしなかったということは、自分で責任をとるしかないじゃないか、と言葉は丁寧でしたが、ヒステリックな甲高い声でそう言い訳します


由紀はこれにも不信感を抱かずにいられません。環菜はまだ子どもなのに?!


昭菜はさらに環菜は昔から「嘘つき」だったと言い出しました。都合が悪くなるとよく嘘をついていたというその言い方にも由紀は思うところがあったようです


由紀が自宅で那雄人の画集を眺めていると、我聞は、対象に対する描き手の愛情が感じられないと評しました。まるで観察の対象のようだと語った我聞は「愛」とは理解しようとすることだと続けます。分からないけど分かりたいと思うこと


その後由紀と迦葉は、那雄人の美術学校で、那雄人が自宅で定期的にデッサン会を開いていたと教えられました。環菜はそこでモデルをさせられていたそうです


ふたりは早速当時デッサン会に参加していたという画家の南羽澄人(駿河太郎~湯浅威@半沢直樹)を訪れて、当時のデッサンを見せてもらいました。


全裸の男と薄い洋服を着た環菜が背中合わせで座っている構図を見たふたりは、それが環菜のトラウマだったと確信します。デッサン会に参加していたのは男性だけ、しかもかなりの人数だったそうなのです


南羽はあくまでもこれは芸術で、誰も嫌らしい目で環菜を見たりしなかったと釈明しましたが、実際のところは多少の罪悪感は抱いたようです。それを払拭したのは、環菜にちょっかいを出そうとしたひとりが「環菜は既に男を知っている」と語ったことだったのだそう


幼い頃、海外に買春に出かけていた父から嫌らしい目で見られたというおぞましい体験を持つ由紀は、環菜の気持ちが痛いほどよく分かりました。実際環菜は、そのモデルになるたびにリストカットをしていたのだそうです。


それを見た昭菜はただ一言「気持ち悪い」と言い捨てたため、環菜は「鶏に引っかかれた」というしかなかったのだそう。母親なら、そこまで自分を追い込んでいる娘を哀れに思うはずなのに?


環菜が当時付き合っていたという男性は、心の拠り所をなくした環菜に優しい声をかけてくれたコンビニの店員=小泉裕二(忍成修吾~広告屋@コンフィデンスマンJP)でした。


小泉はまだ少女だった環菜を部屋に連れ込み、自分の性欲を満たすための様々な要求をしたそうです。環菜はそれを「優しさ」と勘違いして我慢していたけれど、周囲から「犯罪」を指摘されそうになった小泉は環菜を言いくるめて別れたのだそう


環菜はそれを「初恋」だったと語りました愛に飢えた可哀想な子どもだったね(;´Д`)


裁判では昭菜が証人として出廷し、環菜が那雄人を刺して帰ってきた時のことやデッサン会について証言します。環菜はお父さんに包丁が刺さっていると語った、デッサン会を虐待と言うが、環菜はバイト代が出ないから嫌だと言って辞めた


それを聞いていた環菜がだと怒り出します。ずっとイイ子にしていたのに!!


由紀は、ようやく環菜が本心を見せたと喜び、あなたの本当の姿を見せてほしいと詰め寄りました。私も同じだった。あなたは大人の期待に応えようとしていただけ


環菜が初めて手首を切ったのは、小泉と出会った直後だったそうです。環菜はちゃんと小泉が自分にしたことの意味を悟っており、それを昭菜に相談しようとしたのに、昭菜はレイプされたわけじゃない、と言って相手にしなかったのだそう


しかも昭菜はこのことで環菜に那雄人へ謝罪までさせたそうです。デッサン会で小泉とのことが知られていたのは那雄人が発信源だったかもしれませんね


腕の傷はあくまで鶏に引っかかれたと主張する環菜に、由紀は、そんな嘘に騙された「ふり」などしない、と断言します


あなたがあなたの感じていることを話さずに、誰が話すの?!誰にも分かってもらえずに何年も刑務所にいるなんて、本当の環菜さんが可哀想でしょ!!本当のことを言いなさい!


環菜はようやく真実を話しました。デッサン会でたくさんの男の人から見られて気持ち悪くて腕を切った、切ればモデルをやらなくていいと言われてまた切った


由紀は、環菜は那雄人を殺したかもしれないが、先に環菜を殺したのは那雄人を初めとするたくさんの大人たちだったと明言しました


これまでよく頑張ったね。嘘なんて必要ない。本当の人生を生きて


そう言って由紀は核心に迫ります。あなたはどうしてお父さんを殺したの?


その時環菜は本当に思い出せないようだったので、由紀は環菜が解離を起こしていたに違いないと考えました。


それで由紀は当時の環菜の足跡をたどって証言を得、環菜に丁寧に話して聞かせたところ、環菜はようやく真実を思い出します


環菜はアナウンサー試験の際、たくさんの視線を浴びたことで「デッサン会」を思い出したのだそうです。それで倒れた後に逃げ出し、衝動的に包丁を買って、またリストカットをしたのだそうです


公園のベンチに座っていたら、子どもが心配して絆創膏をくれたそうで、環菜は、こんな子どもでさえこんなに優しいのに、父親は鬼だったと文句が言いたくて、那雄人の職場に駆け付けたそう


那雄人はいかにも迷惑そうに「人に見られない場所」で洗って来いと命じたため、環菜は女子トイレでまた切ったところに那雄人がやってきて環菜を叱り、果ては、環菜がおかしくなったのは昭菜のせいだと昭菜に電話をかけたのだそうです。


それを見た環菜は、母を心配させまいとしてこれを止めようとした~そこでもみ合いになってふたりは倒れ、那雄人に包丁が刺さってしまったのだそうです。だから環菜は昭菜に「包丁が刺さっている」と言ったのですね。


環菜が昭菜に助けを求めると、昭菜は「殺したのか」と聞きました。環菜はいつも昭菜から「嘘つき」呼ばわりされていたため、自分が今本当のことを言っているのかどうかわからなくなり、たとえ言っても信じてもらえないと思ったのだそう。


実際昭菜は、カメラテストのことを話した環菜に、それぐらいなんだ!と批判したそうです。そんなことぐらいで事件を起こして、これからどうやって生きていけばいいのだ、と詰ったのだそうです


検察側は、幼いころから身を守るために嘘をつき続けたなら、今もまた嘘をついていないと言い切れないと斬り込んできました


環菜は傍聴席にいた由紀を見つめ、キッパリ、こう答えます


私が嘘をつくようになったのは、私のためで、母のためで、家族のためでした。私の嘘と、そんな馬鹿な嘘に騙されたふりをした母の嘘で、家族を守ってきたんです


父は怖かったが殺すつもりは無かった、母に頼らず、自分が強くなるべきだったと語った環菜には8年の実刑判決が出ました。検察の求刑は16年でしたから多少の酌量はあったものの、刺した後に逃げたことが大きかったようですね。


環菜の様子を見ていられずに退室した昭菜の後を追った由紀は、その昭菜の腕にも環菜と同じようにたくさんの傷跡があったことに気づきました。由紀は昭菜に、その傷を気持ち悪いなどと思うな、それは昭菜が懸命に生きてきた証なのだと声をかけます。昭菜もその美貌のためにまた誰からも本当には愛されずに生きてきたということでしょうか


環菜は、父を殺したのは事実だと語って、控訴をしませんでした。いつも誰かに愛してほしかったけれど、今は自分で自分が好きになりたいと手紙に書いてきたそうです。私の心に向き合ってくれてありがとうございました


生まれてから最初に受け取るべき、まるで神様が与えるような無償の愛を受け取れず、本当の愛情に飢えていた環菜が、ようやくそんな自分と向き合う決意をしたのですね。自分を愛せるようになって初めて、人を愛することができると、由紀の姿から学んだようです


由紀は環菜について書いた「ファーストラヴ」の出版を断りました。なぜなら心理師として、解離性障害だった環菜の証言をすべて事実だと言ってはいけないのに、由紀はそう信じたかったからだそうです。


迦葉もまた、かつて由紀を抱けなかったのは、由紀に迦葉を虐待した母と同じ痣があったからだと教えられました。あなたは私が怖かったのよ。


我聞の優しさを誰よりもよく知る迦葉は、今なら心から由紀を祝福できることでしょう。本物の「神様」に出会えた由紀を由紀の笑顔がまた優しかった( *´艸`)



ファーストラヴ (文春文庫) [ 島本 理生 ]


これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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