ファーストペンギン! ネタバレと感想 第2話 正しい「女」の使い方
森下佳子氏脚本の【ファーストペンギン!】は2話目も面白かったですね〜👍。まさかあんなふうに「女」を使うとは、風刺も効いていて実に楽しかったです😍。以下早速ネタバレです。
ブラフ
漁協ばかりか漁師たちからもそっぽを向かれた和佳は、ホテルの女将(伊藤かずえ〜野瀬祐子@名もなき毒)の「売れていると聞くとほしくなる」の言葉をヒントに「ブラフ」をかけることにしました。まだ売れてもいない「お魚ボックス」の注文が10箱も入ったとハッタリをかましたのです💦。
イジメ
それでも片岡は耳を貸しませんでした。その上組合長の杉浦は、その女将にまで圧力をかけてきます。女将は和佳に「お魚の仕事」を辞めるよう仄めかしました。給料も多少なら上乗せできると説得します。それで和佳は女将に迷惑をかけられないと、旅館の仕事を辞めることにしました。今は住み込みで働いているのですが、女将は可哀想に思って10日間の猶予を与えてくれます。
杉浦の嫌がらせはまだまだ続きます😈。彼は「統括さん」の弱みを握って彼を脅しながら、こともあろうに和佳にも同じように脅されたのだろうとのたまいました😨。統括さんは、蛇に睨まれたカエルの如く、何も言えなくなってしまいます😔。
この話は農林水産省の溝口の耳にも入りました。地域統括さんが和佳からハニートラップ的な脅迫をされたと漁協に訴えたことになっていたのです😵。和佳はキッパリ否定し、溝口も信じてはくれましたが、地元の了承が得られていないとなると、申請の条件を満たさなくなるため、認定は取り消さざるを得ないのだそうです😱。
その一方で、汐ヶ崎漁港の魚市場で仲買人をしている重森梨花(ファーストサマーウイカ〜切山カズミ@ナンバMG5)は和佳を可哀想に思い、魚を分けてくれました。その時和佳は「まじりの魚=混獲魚」の存在を知ります。漁で本来狙った魚ではない魚がとれた場合、正式な許可が降りてないため「販売ルート」が確立されていないのだそうです。そういう場合は自分たちで食べたり、二束三文で仲買に引き取ってもらったり、それでもどうにもならない時は、廃棄料を支払って処分してもらうしかないのだそう。
和佳は「お魚ボックス」ならその混獲魚も売れる😍!と確信し、新たな資料を作成しました。でも杉浦はもちろん、片岡も見てさえくれません。その上その「ハニートラップ」の濡れ衣まで着せられた和佳は、さすがに参ってしまいます。誰も「お魚ボックス」を望んでいないことが身に染みたのです😭。
翌日和佳は漁港に行きませんでした。毎日きていた和佳の姿が見えないのを心配した片岡に、さんし船団丸の貴重な若手の永沢一希(鈴木伸之〜小野忠@悪女(ワル)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?)は、まるでイジメのようだと指摘します👍。みんなで(いい年をしたおじさんたちが)寄ってたかって1人の女の子をいじめたみたいですよね😤。磯田と山中は「いじめられているのはこっちだ」と反論しましたが、片岡は永沢の言葉が胸に突き刺さりました😨。そもそも和佳をやる気にさせたのは他ならぬ片岡なのです👎。
片岡は早速和佳に電話をしましたが、和佳は電話に出てくれません。そこでホテルにも電話をしたところ、女将から、和佳はもう辞めたと聞かされました。片岡は自分のことは棚に上げて女将を非難します。「女手ひとつで子供抱えて、そんな子、放り出すて!💢」女将はすぐにやり返しました。社長さんだって同じじゃろ?あん子、守ってやれんのは同じじゃろ!あん子は一生懸命やってくれちょっただけやのに。そんな子に何もしてやれんのよ。私らそんな情けない大人なんよ
。
やめたくない
その頃和佳は「先生」を汐ヶ崎へ呼んで、愚痴を聞いてもらっていました。和佳や進が魚を食べられるようになったと聞いた先生は、それはここの魚が新鮮だからだと教えてくれます。既存の流通に乗せる場合は、魚に処置が施されることもあるから。それで和佳は「お魚ボックス」を普及させれば、魚が苦手な子が減るかもしれない、と目を輝かせました😍。先生はそれで、和佳は本当はやめたくないのではないかと察します。
和佳は、自分1人がムキになっていて、誰も望んでいないのだと打ち明けました。先生は、それはまだそういう人に出会っていないだけで、お魚ボックスに救われる人がこの世の中にいるかもしれない、と励まします。こうして和佳は「お魚ボックスを続けたい」と願う自分の気持ちに改めて気づくことができました💕。
「女」を武器に
その頃杉浦は片岡を連れて県庁に乗り込んでいきました😈。県と市の担当者を集めて認定を取り消させようという魂胆です。その上片岡も「被害者」ということにしろと命じてきました。これを聞いていた永沢は早速和佳に報告します。
その和佳は折よく溝口と「女を使う作戦😁」を思いついたところでした。それで和佳は、自分は今東京にいるから、汐ヶ崎に戻るまで永沢にしてほしいことがあると伝えます。それは「テレビ」をつけること🤗。
その作戦とは「女の話は9割がくだらんおしゃべりだ」(😅)と言って突き上げを食らっていた農林水産大臣の安堂孝史(大河内浩〜高田義明@正直不動産)に、国会で「6次産業化プロジェクトの初の認定事業者は女性だった🌹」と言わせることでした😂。女性蔑視発言で顰蹙を買った大臣にとっては汚名挽回となり、和佳にとっては大きな追い風になる一石二鳥の作戦です👍。
この作戦は見事に奏功しました💕。永沢がつけたテレビでこれを知った役所の職員たちは、皆、そそくさと逃げ出します😜。その前には片岡も、改めて和佳の資料を読み、これは三方よしの計画だと皆の理解を得ようとしてくれていました。杉浦はすぐに恫喝しますが、そこにこの大臣の発言です。
そこへ和佳も到着しました。和佳は杉浦に先日の無礼を謝罪した上で、もう一度お魚ボックスを検討してほしいと頼みます。すると、どういうわけか、杉浦もあっさり承諾しました😵。なるほどの。まぁええわ。こうなったらしっかりと儲けてくれっちゃ😁。
暗雲??
こうして「さんしのお魚ボックス」は正式にスタートすることになりました🤗。片岡は全面的に和佳を信頼し、通帳や現金の管理も任せることにします。ところが、どうやらそれが誤解のもとになるようで??いや、誤解でしょ、和佳が詐欺師だなんて!?😨 実はまだ諦めてなかった杉浦の罠ですよね〜きっと😤。
味方
和佳には梨花や女将の他にも味方ができました。進の通っている保育園でできたママ友の山藤そよ(志田未来〜見崎茜@クロスロード)です。この山藤もまためちゃ優しくて良い人で、和佳が忙しいと察すると即、進を預かってくれたり、住まいを世話してくれたりしています🌸。