半沢直樹2 ネタバレと感想 第5話 悪徳政治家に倍返し!
~半沢直樹のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます🌹: 池井戸潤氏原作ドラマ あらすじ一覧~
堺雅人さん主演の【半沢直樹2】は2部に入ってますます面白くなってきましたね~。半沢直樹という人間に惚れこんだ面々が協力してくれる様子がまた実に感動的です
。
今回は2部に登場する主要な登場人物をまとめてみました。キャラによってはずばりネタバレしておりますので、ドラマをご覧になっていない方は「④半沢の再建案」からご覧いただく方が良いかもしれません
。
帝国航空
経営陣
神谷巌夫(木場勝己~潮卓@グランメゾン東京):
社長。長年日本の航空産業を支えてきた自社に誇りを抱いているが、そのプライドと責任感が邪魔をして赤字体質にメスを入れられないでいる
山久登(石黒賢~佐々井宗一郎@ディア・ペイシェント):
財務部長。帝国航空の金の流れを把握すべき立場にありながら、社長同様「伝統」に甘えて殿様商売を続けていたが、半沢に取引先の不正を指摘されて危機意識を抱く
永田宏(山西惇~角田六郎@相棒):
東京中央銀行伊勢志摩支店からの出向組。伊勢志摩支店にいた際、地元代議士をしていた兄・永田栄一に対する献金の疑いをかけられたため、当時同支店の支店長だった紀本が永田を出向させることで事態を収拾したそう。公私混同の体質は銀行役員になってますます悪化し、銀行時代の地元の会社と結託して暴利をむさぼっていた「バンカーの面汚し」。己の不正が発覚するのを恐れ、半沢の計画を邪魔する
社員
木滝英雄(鈴木壮麻):
パイロット歴35年、通算フライト時間1万5000時間を数える「グレートキャプテン」。OBにも顔が利き、神谷社長さえ口出しできない存在だが、「伝統」に縛られるあまり、顧客ファーストの精神を忘れていると半沢に指摘される。最初は腹を立てたものの、半沢の公正無私な姿勢に共感して協力を申し出る。
グレートキャプテンが何だ!たとえ職を失っても私はお前(永田)を逃がさん!
にはしびれましたね。
開発投資銀行(開投銀)
谷川幸代(西田尚美~加賀谷雅子@先に生まれただけの僕):
帝国航空のメインバンクで2500億もの融資をした政府系の金融機関の担当。別名鉄の女として恐れられ、政府からも一目置かれている。帝国航空の再建には「不穏分子」の排除が不可欠だと考えているが?
抵抗勢力
進政党
箕部啓治(柄本明~唐沢@盤上の向日葵):
幹事長。的場首相に土下座までして白井議員を国交大臣に大抜擢した重鎮。「地盤」での人気取りと地元業者との癒着のため、帝国航空に98もの赤字路線を押し付けた張本人か?
白井亜希子(江口のりこ):
国土交通大臣。キー局のアナウンサーを辞して政界に進出した当選2期目の国会議員。帝国航空再建のための諮問機関、「タスクフォース」を立ち上げる
的場一郎(大鷹明良~篠崎社長@これは経費で落ちません!):
内閣総理大臣。支持率回復のために内閣改造を図る
タスクフォース
乃原正太(筒井道隆~片岡信正@そろばん侍):
白井から全権を委任されたタスクフォースのリーダーで弁護士。素人の銀行は引っ込んでいろとすごむが、半沢からはキッパリ債権放棄を拒否される
とこれらを踏まえて半沢の活躍を振り返りましょう。
半沢の再建案
開投銀とのタッグ
半沢は、自行よりも多額の債権放棄を要求されている開投銀を味方に引き入れることにしました。そうすれば、タスクフォースがどんなに強硬に債権放棄を迫ってきても、正当な主張として断固拒否できる、と訴えます。が、それにはまず、帝国航空が自力での再建が可能であること=死に体でないことを確かねばなりません。
自力復活の可能性
半沢は部下の田島春(入江甚儀~星野信輝@ノーサイド・ゲーム)とともに2週間かけて帝国航空の内部を調査して回りました。どこへ行っても「挨拶」が徹底しているのを見て、帝国航空では各部署の教育が行き届き、従業員は皆自分達の仕事や「伝統」にプライドを持ってる、と確信します。そしてその伝統が彼らの可能性を阻害していることも見抜きました。
半沢は、自分の流儀に則って、まずは一番強い相手=会社で最も発言力のあるグレートキャプテンを攻略しに行きます。
どんなに素晴らしい伝統も、それに縛られて生きる力を失えば未来へ引き継ぐことはできません!
再建案草案
半沢は経営陣に再建案の草案を提出しました。
- 経営陣の待遇の大幅削減
- 社員の人員整理
- 現場業務の縦割りの排除
- パイロットの待遇見直し
- OB(年金)や取引先へのコスト削減
予想通り難色を示す経営陣たちに、半沢は臆せず斬り込みます。
タスクフォースは帝国航空を死に体だと判断し、経営陣に退陣を迫るはず。それが嫌なら「生き延びる意思表示」をしなければならない。
皆さんに生きる意思があるのなら、私は全身全霊でお支えいたします!!
半沢は皆が平等に痛みを感じることで、各部署間に立ちはだかっていた壁(縦割り)に風穴があくはずだと主張しました。コスト意識も出てくるはず。新たな意見交換によって生み出される知恵や工夫は、帝国航空の財産となり、世界と渡り合うための武器となるはずです。自らの待遇にメスを入れ、帝国航空を変えていくという姿勢を内外に示せば、必ずこの会社は復活します!
神谷社長、操縦桿を握っているのはあなたです!!
ようやく神谷がその気になったところで「不穏分子」が邪魔してきます。上層部の改革案を省いた他の再建案が社員全員にメールで送られたのです
。
不穏分子を探せ!
半沢は早速、瀬名に協力を求めました。このメールは「捨てアドレス」を使って送られてきたそうですが、そのプロバイダーがスパイラルだったのそうです
。瀬名は、くれぐれも他言無用だと釘を刺した上で、発信先の住所・契約者名を明かしてくれました。それが、永田がバンカーをしていた伊勢志摩にある丸岡商工の丸岡耕二であり、丸岡は永田の手引きで帝国航空の取引を始めた結果、今では年に9千万もの取引があったそうです
。
山久と帳簿を調べた半沢は、永田の不正を暴く決定的な証拠をつかむため、丸岡の習慣を利用することにしました。丸岡は上京するたびに帝国航空のハイヤーを使っており、その代金も請求していたそうで、それならきっと永田もこれに同乗したことがあるのではないかと考えたようですね
。とはいえ山久からは、ドライブレコーダーなどの開示は個人情報の問題からできないと断られたため、同様にこのハイヤーを使っている木滝なら運転手と懇意にしているだろうと、再び木滝に協力を仰ぎます
。
木滝は断ろうとしますが、半沢に本心を見透かされてしまいました。あなたは騙されたふりをして変革を避けようとしているのでは?あなたは安泰かもしれないが、部下はどうなる?
木滝が意気に感じてくれたことは言うまでもありません。
ドライブレコーダーの映像には、永田が丸岡と「例のメール」について話している姿がシッカリ映っていました。しかも丸岡は、直接半沢に脅されて、架空請求について洗いざらいしゃべらされたのです。
この際全部吐け!吐け~っ!!
全て永田さんです。永田さんに言われてメールも私が送りました!
いや~実に気持ちが良かった。
まとめ
半沢がメールを送った犯人を突き止めるために伊勢志摩に飛んだ際、住民たちが「遠すぎる飛行場」に不満を抱いていたのがまた実に象徴的でしたね
。喜んでいるのは利権を得た業者と政治家だけでやんすね
。
また前回も後で書き足しましたが、「紀本」の名前が出るたびに動揺を隠せない智美が気になりますよね。また予告では半沢が森山に頭を下げていたようですし(ヤバい頼み事でしょうか
)、「不穏分子」はどうやら永田だけではなかったようで?
果たして「とんでもない裏切り者」とは誰なのか?来週の放送もめちゃ楽しみですね。
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