ハヤブサ消防団 ネタバレと感想 第7話 ハヤブサがアビゲイルに乗っ取られた?
~「ハヤブサ消防団」のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます🌹: 池井戸潤氏原作ドラマ あらすじ一覧
【ハヤブサ消防団】の7話を視聴しました。これはまたなんとも痛ましかったですね。彼はきっと「村のため」だと信じていたのだろうに😭。以下ずばりネタバレです。
"共犯者"の正体
共犯者は、呉服屋だけど骨董品が趣味のExTuber、徳田省吾でした。太郎は、庭に放火された時に逃げていった軽トラのエンジン音に特徴があったのを思い出し、消防団員全員のそれを確かめたのだそうです。また徳田のトラックには「いつでも放火できるよう」にベンジンが積んであったのだとか👿。
太郎は東京に来る前に、徳田と勘介を除いた消防団全員にこのことを打ち明けていました。勘介だけは、そんな話を聞いたら平静ではいられないと、賢作が話すのを止めたのだそうです。
その甲斐あって、消防団員たちは皆、太郎のサイン会に便乗してやってきた東京を、思う存分楽しみました💜。ほとんど人が来ないサイン会にも、自腹で小説を購入してサインをもらいに来てくれます🤗。
太郎がこの話を切り出したのは、その夜、皆で洒落たレストランで夕食を取っていた時のことでした。勘介などは「サンカク」もいいけどここの料理も美味い!と感動し、出てくる皿ごとに「お代わりしたい!😍」とはしゃいでいましたが、太郎の顔はどんどん曇っていきます。警察に届ける前に、本人から直接話を聞きたいと心に決めていたからです。それも徳田を信じていたからこそ、です。
が、徳田は、太郎の推理を聞いても特に悪びれもせず、淡々と聞き役に徹していました👻。が、我々視聴者には、徳田の回想シーンとしてその犯行が明らかにされます😨。留守宅に忍び込んだ徳田は、コンセントにベンジンをかけて次々に放火していました。浩喜は、放火をして出てきた徳田を目撃したために、真鍋に殺されたのだそうです💀。徳田は浩喜を(助けるために)説得して黙らせようとしたけれど、浩喜はそれを拒否したことから、口封じをされたのです。側にいた徳田は、あまりの恐ろしさに腰を抜かしてしまったそうです。
殺すつもりはなかったのだろう?消防団員のお前がどうしてそんなことをしたんだ!?
声を荒げる宮原に対し、勘介は涙を堪えるのに必死です😭。皆、徳田が犯人だと知りながら東京に来たのも、東京に来たがっていた徳田のためであり、これが最後の団体行動になるだろうと覚悟を決めたからなのです。
それでも徳田はうすら笑いを浮かべ、辛気臭い話はやめようと言って、昔話を始めました。徳田は昔、東京で仕事をしたことがあったのだそうです。それでもうまくいかず、父親の後を継ぐという口実に乗っかって、ハヤブサに戻ってきたのだけれど、このまま年老いて死んでいくのは悔しかったらしい。もう一花咲かせたい、もっと何かあるはずだ、そう考えていた時に、どうやら「アビゲイルの教え」に出会ったらしい😱。
でも徳田はそこまで話さず、ハヤブサに帰ったら全てを話すから〜そう言ってレストランを後にしました。東京に来れて楽しかった。ありがとうな😁。
が、そんな時はやってきませんでした。なんと徳田は最後に謎めいた動画(王様の耳はロバの耳!と何度も叫んだ)を残して亡くなってしまったのです。これが自殺か他殺かは不明で解剖の結果待ちですが、賢作は警察に「放火」のことも話したそうです。
最も徳田を責めていた宮原が、最も大声で嘆きました。なんで東京なんかに来ちまったんだっ!省吾を返せやっ!!
団員たちは、中山田が持ってきた弔いの花束を徳田の遺体が発見されたという現場に供えました💐。太郎は、これまでの徳田の姿が全て嘘だったとは思えないと語り、皆もそれに同意します。宮原は、徳田は今でもハヤブサ分団の一員だ、と断言し、皆で黙祷を捧げました。戻りましょう。戻りたいです、ハヤブサに。
ハヤブサでは・・・
一方、その頃ハヤブサでは、大勢の若者たちが押しかけてきていました😨。どうやら皆(元)アビゲイル騎士団の信者たちらしいのですが(皆その証らしい布を巻いていた)、村の人々は誰もその事実に気づいていません。
もちろん、立木と野々山映子(展子?)も共犯なのは明らかですし、寺でその「野々山」の寄進の札を外した住職もまた何か知ってるに違いありませんよね。寄進の札を外すということは「離檀」を意味するそうですからね。言葉を変えれば、これまでは(仏教の)檀家だったけれど、これからは檀家じゃなくなる=他の宗教の信徒とみなすということなのではないでしょうか
。
またアビゲイル騎士団の弁護士だった杉森登は、太郎のサイン会にやってきて、そのうちハヤブサで会うことになる、と仄めかしました。今にして思えば、太郎たちが東京へ行く時を狙って、アビゲイルが皆でハヤブサに押しかけてきたのかもしれません😤。
ハヤブサに戻ってきた太郎たちが立ち寄ったサンカクも、若者たちで満席でした。その客の一人が、料理が美味しくて良い店だから「サンカク」じゃなくて「マル」に変えたらどうかと言ったので、勘介は「マル」だなんてダサい、と言い返した時の、皆の反応がまた恐ろしかったですね〜
。あの冗談の通じない一種独特の生真面目さ🐵は、新興宗教に特有の反応ですよね
。ちなみに太郎はここであの「布」に気づき、彼らがアビゲイルの信徒だと察していました👍。
まとめ
衰退の一途を辿るばかりのハヤブサは、これ以上過疎化が進んだら限界集落になってしまう。俺の一生はこれで終わってしまうのか😭〜そんな徳田のモヤモヤにつけ込んだのが、真鍋であり、アビゲイル騎士団あらため聖母アビゲイル教団なのではないでしょうか。教団がハヤブサにその活動拠点を構えれば、ハヤブサの今後は安泰だ😍、徳田の最後のあの自信ありげな様子はそんな「まやかしの未来」を信じ込まされた結果に違いありません。
これからはええことばっかりや!俺らにもハヤブサにも明るい未来が待ってるんや!!
これが徳田の最後の言葉だとすると、到底、自殺とは思えませんが、それも洗脳されちまったら違うのでしょうか😔。
また徳田は、以前太郎から「山原展子の写真」を見せられた時、大いに驚いたのだそうです。そしてひとりで密かに「やはり縁がある!皆、導かれている!!😍」と狂喜していたそうです。どうやら山原展子は教祖的立場にあるようでしたね。あの写真の飾り方と言い、教団の新しい名前といい、彼女こそが「聖母」なのかもしれません。
それと、徳田は亡くなる前に時間指定で動画をアップしていたそうです。そこで彼は「この動画は森の中の穴代わりだ」と語っていました。つまり「皆のいるところで言ってはならないことでも動画でなら言える」ということでしょうから、もしかしたら、これまでも「教団の秘密👿」についてアップしていたかもしれませんよね😲。も〜皆ちゃんと見てた?中ちゃん、早く確認してみて!!
一方の立木は、ハヤブサの町おこしドラマを杉森に見てもらい、彼から拍手をもらってとても嬉しそうにしていました。これもまたすっかり洗脳された表情〜まるで「初めて他人から褒めてもらえた少女」のような顔でしたよね。あの時の感動が消えてないんでしょうね〜😓。
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こんさん、こんにちは。
おっちゃんたちの中から放火犯が出ちゃってショックです。「王様の耳は~」が意味するところが気になります。フォロワーは、ほぼ消防団員のメンバーらしいので、仲間に伝えたいメッセージがこめられているのでしょうけれど。
住職も何か知っていますよね。袈裟を着ているのでわかりにくいけれど、スーツの後ろ姿のシルエットが住職っぽく見えてきました。
それにしても泊まりがけの旅行から帰ってきたら村じゅう新興宗教の人だらけだったシーンは怖かったです。中山田三浦義村と消防団善児がゴルフや釣りで一緒に遊んでたころは、あんなにほのぼのしてたのに(笑)。