ハヤブサ消防団 最終回 ネタバレと感想 チームの絆が楽しかった

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【ハヤブサ消防団】も夕べが最終回でした💜。以下あっさりネタバレですハヤブサ消防団最終回のネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

住職の事情

まず、すっかり敵側かに思えた江西住職でしたが、さにあらず、最後の最後に来ての苦渋の決断(裏切り)だったのだそうです😭。実際にアビゲイルの企みを知ったのは、太郎たちが上京した時で、卑劣な杉森が「交換条件」を持ち出してきたのだそう👿。それは住職が何とかして取り戻したいと願っていた妹=展子の遺骨でした😨。

展子は前回太郎が突き止めたように、幼い頃に母の倫子が亡くなった後、父親である江西忠男に引き取られました。江西は、母の違う展子を可愛がったそうですが、忠男と妻は展子を虐待していたらしい。展子は、唯一優しくしてくれた江西に懐き、よく「ハヤブサ」の話をしたのだそうです。その時に仲の良かった友達があの映子だったのだそう。

1年後、展子は子供のいない遠い親戚に引き取られて行きました。そこでも虐められた展子は兄の江西を頼って戻ってきたらしいのに、忠男は家に入れようとしなかったため、江西もまた父に逆らえなかったのだとか。

それからの展子は絵に描いたような転落人生を歩むことになりました。盗みや売春をした挙句に不治の病にかかり、病院で知り合った患者に誘われてあるサークルに参加したら、そこでアビゲイル騎士団を創設するメンバーと出会ったのだそう💀。彼らは自分を「アビー」と名乗った展子を「カモ」にしました。水商売をしていた展子は、外国人の仲間からいつしか「アビー」と呼ばれるようになったのだそうです。アビーはもともと「アビゲイル」の愛称なことから、不逞の輩はこの「アビゲイルという名前は使える!そう思ったらしい😔。

展子はアビゲイルの信者となりましたが、いつの間にか自分が「聖母」として祭り上げられたことを知りました。予言ができるとか、特別な能力があるとか「皆を騙すような結果」となったことを、展子は苦しい息の下から、見舞いにやってきた江西に伝えて嘆いたそうです。死んだらハヤブサに帰りたい。展子はそう望みましたが、アビゲイルは展子の遺骨を引き取ってしまい、返してもらえなかったのだそうです。展子は死んでますます「信仰の対象」と化しました。彼女の嘘で固められた生涯が「教本」にまことしやかに描かれました。

その後アビゲイルでの「殺人」が明るみに出て教団は解体に追い込まれました。杉森は皆にこれを「先生の暴走」によるものだと説明していましたが、どうやらそうではなさそうでしたね👎。その「先生」がどれぐらい関与していたのかは不明でしたがが、少なくとも杉森が率先して「逆らう信者を拷問」していたのは間違いなさそうです😤。展子の真意を伝えようとした映子も漏れなく捕まって酷い目に遭わされたらしい😨。

その杉森が、太郎たちの留守を狙い、江西に協力を求めてきました。ハヤブサに「ユートピア」を作りたい。協力してくれれば、展子の遺骨を返そう、と。江西は、それが彼らの悪事に加担することだと百も承知しながら、哀れな展子のために、これを泣く泣く承知したのだそうです。

渾身の説得

真実が分かった今、太郎にできることは立木を説得することでした。アビゲイルでは「皆既日食」の日に儀式を行うことになっており、立木は新しい聖母として「降臨」することになったのです。いや後輪ちゃうからって勘介はホンマにいい味出してたわ〜、誰も勘助に説明しようとすらしないでスルーするのがまた可笑しい😂。

太郎は、展子の一生を描いた脚本=「聖母アビゲイルと呼ばれてーー山原展子の生涯」を書いて立木を呼び出し、展子の真実を伝えました。最初立木は信じようとしませんでしたが、この話をしてくれたのが映子だと知ると態度が変わっていきます。瑛子は、杉森に利用されている立木を気の毒に思って、太郎に話に来てくれたのです。

君は聖母などではない。特別な能力などないことは、君自身が一番分かっているじゃないか!?今日だけは僕とここにいてくれ!

立木は映子に、太郎がアビゲイルと同じぐらい大切になってしまった、と相談したことがあるのだそうです。「作家」の話をした時ですね。

太郎は、聖母なんかより、本当の展子の人生の方がずっと立派ではないか?と訴えました。何度も何度も困難を乗り越えて最後まで必死に生きた。皆ただの人間だ。だからこそ毎日必死に生きている。自分がもし何かに導かれてハヤブサに来たのだとしたら、弱い自分を、どこまでも温かい消防団の皆や、同じように苦しんできた君に会わせるためだったのではないか?

太郎は、すぐに全てを捨てろとは言わないが、儀式にだけは出ないでほしいと懇願しました。でも立木はこれを拒みます。彼女はここで真相を明らかにする決意をしたのです👍。儀式のための山には行かず、役場の放送室を借りてすべてを打ち明けました。ハヤブサで放火や殺人などの痛ましい事件が起きたのは、ここを「ユートピア」にするためのアビゲイルの策略だった。私は全てを知りながら黙っていた。私は聖母などではない!!

真実を知った「信者たち」はちりぢりに散っていきました。警察も、実際は以前から真鍋をマークしていたそうで、その真鍋と杉森を逮捕します。この真鍋は、浩喜のみならず徳田も殺したらしく、最後に「鉄槌」をくだそうと(たぶん)立木を殺しに来たのを太郎が庇って撃たれました😱。

そこへ、あとは警察に任せようと語った中山田に対し、太郎と共に「ハヤブサは自分たち分団が守る!と誓った消防団の仲間が駆けつけてきます消防団の絆が素敵だった。賢作は、狩で鍛えたライフルの腕を披露しようとしました。省吾の仇討ちだ😡!でも最後の最後で宮原に止められてしまいます。こうした場合に「殉死」するのは得てしてカルト教徒の「名誉」となりかねず、後の宣伝に使われかねませんからね。殺してもこいつが喜ぶだけだ!😤

太郎から「人を救いたいのではなく、人を支配したいだけだ」との本性を指摘されても開き直っていた杉森は、最後に図々しくもケイチャンを食べ終えて連行されながら、この世に迷いがある限り、アビゲイルは滅びない!と豪語します💀。またすぐに次の聖母が現れる!!😎

エピローグ

1年後、太郎はすっかり回復し、また「翠色の鍵」という新作を書き上げてベストセラー作家の仲間入りをしていました🎉。中山田も絶口調で「重箱の隅」をほじくっています😂。立木はどうやら実刑宣告を受けたらしく、刑務所に服役して太郎と文通していました🌹。

ハヤブサでは従来通りの静かで穏やかな日常が戻ってきた一方で、中山田のいる東京では新たな聖母(ちゃんみな)が登場しています😱。アビーと呼んでください😈。彼女は「翠色の鍵」を手にしていたので、教団はまだ太郎(ハヤブサ)を諦めていないのかもしれません😨。

まとめ

これはこれでなかなか面白かったですが、この内容ならあと10話ぐらい追加しても十分楽しめそうだったのが、唯一、勿体無い気がしたおばさんです💦。ミステリーの割には楽しいシーンが多かったのも(短期間で)登場人物への愛着が湧いて、味わい深くなりましたよね💕。最後はサンカクの賀来も分団に「出戻り」したそうですし(それが「もう一人」🙄?)、こ〜れは続編あっても良さそうではありませんこと?😁

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みちる
2023/09/16 (Sat) 12:26

No title

こんさん、こんにちは。
住職は妹の遺骨を取り戻したかっただけ、ということにホッとしました。彩に太郎の気持ちが届いてよかったし、賢作もカッコよかったのですが、やはり駆け足で終わらせた感が強く……もっとじっくり描いてほしかったです。続編も「あり」ですよね。
中山田、ベストセラー作家になった太郎に「僕が育てた……とまでは言いませんが」と言ってましたが、本人以外にはきっと言っていると思う(笑)。
太郎の家になぜ展子の写真があったのか気になるので、原作を読んでみようと思います。

こん
みちるさんへ
2023/09/16 (Sat) 15:16

原作も面白そうですね( *´艸`)

みちるさん、こんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ。

>もっとじっくり描いてほしかった

やっぱりそれに尽きますよね〜。
せっかくの良い題材が勿体無かったですよね^^;。

も〜中山田も大好きでした( *´艸`)。
ぜひ続編作ってほしいですね。

>原作を読んでみようと思います

どうやら原作とは大分異なるそうなので(池井戸作品はいつもそう・汗)、
私も時間があったら読んでみたいと思っています(^ー^)。こん