天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第6話 40代で身長約170cmのおじさんはズバリ?
森下佳子氏脚本、綾瀬はるかさん主演の【天国と地獄~サイコな2人~】は6話もまた実に面白かったですね~。あれこれ妄想した後は、それが当たればもちろん嬉しいんですけど、それが外れても=良い意味で裏切られるのもまた楽しいんですよね
。おぉ~そう来たのか、じゃあ次は
?と懲りないのがミステリーオタクのオタクたるゆえんなのです
。
では以下、また懲りずにネタバレ&妄想行きますよ~。またまた寛大なお心でもってしばしお付き合いくださいませ
。
~こんなに暑苦しく語ったのに、まだ足りなかったらしく、性懲りもなく翌日もう1本書きました。よろしかったらこれと併せてご笑納いただけましたら幸いです。一番下にリンクを張っておきました~
~また「予告」の内容が分かりにくかったというご指摘もいただいたので、遅まきながら、ですが、公式サイトの予告の動画を追加しました~
殺人のルール
今回はいくつか「殺人」における一定のルールがあきらかになりましたので、まとめておきます。
時期は新月
九十九の証言により、これまで日高が行ってきた殺人の時期はすべて「新月」の夜だったことが明らかになりました。これで司法取引を持ち掛けられた八雲が裏どりも行って事実だと確認済みです
。
数字で指示
そしてその時は必ず歩道橋の上の壁に数字が指定されていたことも判明します。その数字は、以前の「殺人リスト」に掲載されていた犯人の名前に含まれている数字です。リストはこちらに明記してあります。

天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第4話 殺人リスト
森下佳子氏脚本、綾瀬はるかさん主演の【天国と地獄~サイコな2人~】は4話もまた新たな謎が見え隠れして実に面白かったですね~。最初はコメディ、次はミステリー、そして今回はヒューマンドラマか?な要素が毎回ふんだんに盛り込まれていて、実に贅沢なドラマに仕上がっていますよね。も~そのどれをとっても楽しいですし。以下早速ネタバレです。先日来、頭はすっかりミステリーモードに突入したため、特に後半にははた迷惑な...
またこれまであの歩道橋の壁に描かれた数字は、田所(2)、四方(4)の双方とも、陸が「消してほしいとの依頼」を受けて消していたのだそうです。そして3件目もまた陸に依頼が来ましたが、これについては後述しますね。
マニュアル
望月がロッカーの中に隠していた「暗闇の清掃人Φ」という漫画が、この殺人のマニュアルになっているようです。具体的に誰を殺すのかは「殺人リスト」に書かれていますが、その動機や方法についてはこの「マニュアル」に従っているようなのです。
この漫画の主人公はφ(ファイ)という清掃会社に勤務する青年だそうで、φは「ミスターX」からの指令を受けて「法では裁けない悪い奴らを殺していく」のですが、そのミスターXからの指令が「数字」で示されるのだそうです。
これには陸が気づきました。ちなみに陸は今回日高の指示を受け、師匠や仲間の力を借りて「付箋が挟まったコインロッカー」を探し出して、この漫画を手に入れています
。
ミスターXの正体は?
これについては2方向から同じ人物=東朔也が浮上しました。1つは河原が突き止め、そしてもう1つは意外なところから日高に情報が寄せられます。
くうしゅうごう=φ
河原が戸田一希を調べたところ、戸田はあくまでも一ノ瀬の情報を売っただけだと主張しました。戸田はこれを売った相手が犯人だったら自分も捕まると怖くなって、嘘の供述をしただけなのだそうです。その相手は「φ」(くうしゅうごう)というニックネームを使っていました。ここで支払いが生じたことから、河原は新田に頼んで銀行に照会してもらいます。それでようやくφが「十和田元」(田口浩正~支倉隆司@危険なビーナス)だと突き止めました
。
ところがその十和田元(昭和42年生まれの50代)は既に亡くなっていたことが明らかになります。警察の調べによると、十和田はアパートで自殺し、死後3カ月で発見されたのだそうですが、亡くなった時期は明らかではありません。十和田は親と疎遠だったため、不動産屋は「特殊清掃の業者」に片づけを頼んだのだそう。その清掃業者の中にいたのが「東朔也」だそうで、彼は十和田の遺品にあった「漫画」を持ち帰ったのだそうです。
奄美大島
日高のもとに奄美大島の宿のおじさんから連絡が入りました。おじさんの宿に訪れたリピーターが言うには、以前「日高」が宿に泊まった時、彼は「日高」ではなく「東朔也」と名乗っていたそうなのです。
第3(4)の殺人
さて話をいったん「新月の殺人」に戻しましょう。八巻からこの話を聞いた日高は、その日が新月だと知ると即、第3の事件を止めようと奔走しました
。過去の事件を入れると第4になりますかね。
一方の望月はコロナ禍を利用し、熱があるから自宅待機をすると言って、日高にも自宅にいるよう伝えました。でも新月の秘密を知った八巻がこれを嘘だと見抜いたのです。
指令は「9」
次のターゲットは「9」の久米でした。その久米の家こそ、前回望月が見ていたオレンジ色の屋根の家だったようなのです。
でもですね、その時点ではまだ「歩道橋の数字」は描かれていませんでした。そこに「9」が描かれたのは、日高が八巻と歩道橋を見張っていた時のことなのです。
つまり望月はミスターXの指示より前にターゲットを知っていたということになりますね。それは、以前望月がこの家を見張っていたことからも明らかです。しかもそこで「PTP」を拾い、時間がない、とつぶやいていたところを見ると、ミスターXも現場を下見に来ていた、つまり「余命短いのはミスターX」なのではないでしょうか。
そのミスターXとおぼしき人物~指令を出したのは「池袋の西口のガード下にいた40代ぐらいのおじさん」のようです。そのおじさんから金をもらって歩道橋の上に「9」を描くよう頼まれた185cmほどの青年(上杉柊平~KEN@24ジャパン)曰く、おじさんの身長は彼より15cmほど小さかったらしい。
日高はこの「9」と陸からの「殺人リスト」の情報から、次のターゲットは「9=久米」だと察しました。
一方の望月は「明日(新月の夜)こそ会えますかね」とにんまり独り言ちていました。そして、目指すターゲットの家に「清掃業者」を名乗って入り込み、内側からドアを開け、夜中に忍び込みます。家の近くには日高も八巻と張り込んでいましたが、ここは望月が一枚うわてでした。
殺害は未遂に終わる
ところが、この「張り込み」が「ミスターX」の行動を阻止します。いかにもおじさんらしいフードを被った人影が、日高と八巻に気づいて引き返していったのです
。
そして望月もまた、防護服を着て今にも久米を殺害しようとしていたにも関わらず「おじさん」が来なかったために殺害を断念したようなのです。映像では望月がしっかり久米の首を絞めていたようなのですが、翌朝の久米は無事でした
。
日高の追跡を免れた望月は署に行き、「東朔也」が死亡したかどうかを確認しようとしています。つまりは、望月が待っていた「ミスターXは東朔也」ということになりそうですよね。ホンマかいな。
新たな殺人
こうして第3の殺人は回避されましたが、また新たな殺人が行われたようです。予告では望月が「まだ生きているのか」と憎々しげにつぶやいていました。それはきっとこれを受けてのこと=約束の時間に東が現れなかったから死んだと思ったのに、やっぱり生きて人を殺していた、ということですよね
。
掃除の依頼
前述したとおり、殺害は行われなくても「9」の字が描かれたことで、陸に掃除の依頼が来ました。それで陸は日高に連絡し、これまでの2件もすべて陸に依頼が来ていたのだと教えます。順当に考えればその依頼主は「ミスターX」ということになりそうですよね。望月の可能性もありますが、おばさんの記憶が確かならば、確か2件目の依頼の時、これから四方を殺しに行こうとしていた望月は、陸が部屋にいなかったので「これはラッキーだ」とつぶやいていたので違うでしょう
。

天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第3話 ゆとりはちまきにハラハラ
森下佳子氏脚本、綾瀬はるかさん主演の【天国と地獄~サイコな2人~】は、今回はコメディ要素に加えて、なんだかわけのわからないミステリー要素も加わって、より一層盛り上がりましたね。も~あのゆとりはちまきにはハラハラさせられっぱなしでした。でも何気に可愛くて憎めません。以下早速ネタバレです。日高と望月の表記は前回と同様にしてあります。...
まとめ(どっぷり妄想)
これらを踏まえると、最初に「サイコパス」が入っていたのは十和田元なんだけど、十和田が死んだ後、肉体を失ったサイコは、偶然「マニュアル」を手に入れた東の中に入った。清掃業者としてコ・アースと関わりのあった東が日高に出会い、そこでも入れ替わりが行われた、ということでしょうか
。
サイコは、普段は「東朔也」の中に潜んでいて、新月の時だけ日高の身体に入り込んで殺人を行っていたということなのかもしれません。それがその後、日高と望月が入れ替わったために、その(入り込む)対象が望月になった、と。
予告によると、どうやら五木がこの東の名前を覚えていたようで「日高が一緒に奄美に行くと言っていた人物」のようでした。東の中に入り込んだサイコパスが「日高」の身体を手に入れたくて、彼を奄美に誘ったのでしょうか。それとも既に入れ替わりはあの歩道橋で行われていて、その「謎」を解くために、日高が東を奄美に誘ったのかしらん。
そしてその「東」こそ、身長170cmで40代、余命いくばくもない師匠=迫田なんじゃないんですかね~。この「サイコ」が中に入ると余命が短くなるとかいうルール、ありませんか? 陸に掃除を依頼したのも迫田なら納得がいきます。ただ「お前何やってんの?」と声掛けてましたけどね
。
なにはともあれ、彩子の勘通り、本物の日高はサイコパスではない可能性が高まってきましたが、それでもおばさんは、ちと納得が行きません。たとえそうだとしても「本物の日高にもサイコパス的要素があった
」としか思えないんですよね~どうしても
。その真逆が「正義感の塊の彩子
」だから
。そうでなきゃ「だからあなただったんですか」という言葉は出てこないと思うざんすよ
。
それとも、日高にもかつて今の彩子のように「サイコから脅された事」があったけれど、日高には「自分を犠牲にしても犯罪を止める勇気はなかった」ということかもしれませんね
。
もっと大胆に言うなら、「望月彩子はこの連続殺人を止めるために選ばれた人間」だったのかもしれません。
ほか
望月の口ぶり(会えますかね)だと、東とは「会わずに入れ替わっている」らしいのが気になっています。そもそもヤツが「張り込みを見て帰った」なら、そう望月に電話しません? 電話できないのはヤツが人間じゃないからじゃないの?
それと、昔の「ラブレター」はどうなりますかね?まあ、優菜と五木は「ノートを破いてラブレターを書くなどありえない」と否定していましたけどね。
またこれはおばさんが勝手に死んだと思い込んでいただけですが、日高たちの両親、少なくとも父親は生きていたようです。来週の予告に出ていた木場勝己さんがそうみたいです
。
感想
次々と新しい人物が出てきてはそれに翻弄されまくっている気がしますね~。でもほんの少しずつではありますが、真相に近づいている気もしますよね
。いずれにしても来週の放送が待ち遠しいですね
。
追加
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天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第6話で「妄想スイッチ」が入りました
【天国と地獄~サイコな2人~】の6話については、昨日長々と、おおよそ4時間もかけながら1本まとめたというのに、また、妄想がムクムクと湧いて来ちゃいました。面白いミステリーに当たるといっつもこうなの。今回は、コメントをお寄せくださったnobさんにお答えしているうちに、やっと自分の考えがまとまった、というべきでしょうか。昨日はね、正直なところ、事象をまとめるだけで精いっぱいだったざんすよ。 とはいえ、...
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- 天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第4話 殺人リスト
ちょっとみえてきましたね
こんばんは。まずは自分の思ったことを先に書いてから管理人さんの感想を読ませてもらいますね。長くなりそうなので忘れないうちに書いちゃいたいのです。
第6話は色々進展がありました。陸の活躍で①指令者=ミスターX、②殺人実行者=空集合、という図式が判明し、日高(面倒なので私の文では魂を優先します)はそのどちらでもないということでしょう。
それは「会えますかね、明日こそは」と日高が言ったことから導かれます。日高が現場で会えるのは被害者か殺人実行者しか考えられず、被害者でないのは明白ですからそれは実行者に他なりません。実行者と会いたくても会う術がないので日高は殺人指令がされる歩道橋を新月の夜に訪れ、リストと照らし合わせてターゲットを特定し、現場に向かう。過去2つの事件では現場に向かったものの殺人には間に合わず、証拠隠滅が理由なのかは分かりませんが後始末をして現場を立ち去る、そんなところでしょうか?
気になるのは今回何故か歩道橋に指令が書かれる前から日高は警備会社社長をターゲットと知り、事前に妻に近づくなどしています。実行者は望月・八巻の張り込みに気づいて殺人を諦めて帰ったような描写がありましたが、つまり「9」は警備会社社長であったことは間違いないのでしょう。何故今回は日高は事前にターゲットを知ることができたのでしょう?これはいずれ明らかになると思います。
日高が夫妻にクロロホルムっぽいものを嗅がせたのは殺人実行者との面会を邪魔させたくなかったからと思われます。
また新しい名前が出てきましたね。東朔也。「朔」は新月の意味ですからかなり重要な人物と言って間違いないでしょう。3か月前に自殺したという十和田も、写真を見る限り田口何某という私でも知っている程度に知られた俳優なのでこのまま免許証の写真だけの出演で終わることは考えられません。生きているか、はたまた回想シーンで出てくるのでしょう。
因みに空集合はΦ(ファイ)とは厳密にいえば違います。第1話で最初にこのマークを見たとき私は咄嗟に空集合だと思ったのですが、ファイ説で突き進んでいったので空集合のことをすっかり頭から外してしまいましたがやっぱりあれはファイではなく空集合だったようですね。空集合は要素を持たないのですが、このことから想起されるのはφ(空集合)=男と言う集合にも入れなければ女という集合にも入れない、すなわちトランスジェンダー、そしてそれが=実行犯なのかなあと。
そして日高が空集合に会いたいのは、日高の前回の入れ替わりの相手が空集合=殺人実行者なのではないかと。管理人さんが言うように、第1話、もしくは第1話とは言わなくても早い段階で登場しているのが犯人であるべき、なら五木・富樫・優菜、そして湯浅辺りでしょうか?前の3人は日高が顔も居場所も知っているしいつでも会えたはずなので残る湯浅が怪しい、ということになりますね。まあ、そんなに簡単に答えは見つからないだろうとは思いますが、ファンタジーですし。
それでは管理人さんの考察を拝見させていただきます。