天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第7話 東朔也の正体
【天国と地獄~サイコな2人~】の7話では東朔也の正体が明らかになりました。あ~なるほど~そういうことだったのですね
。前回自分であれほど妄想語っておいて何なんですが
、おばさんはこっちの方が好きだなあ
。さすが森下さん、期待を裏切りませんね
。
以下ネタバレです。文中、日高と「彩子」は同じ人物を指していますのであらかじめご承知おきくださいませ。
東朔也
その正体
東朔也の正体は、日高陽斗の双子の兄だったのだそうです。え~ここに来て双子
?とも思わんでもなかったけれど
、そこは「二卵性」だというので許容範囲ですよね
。この事実は、陽斗の父で、福岡在住の満(木場勝己~神谷巌夫@半沢直樹)が明かしてくれました
。
双子が離れ離れになった理由
陽斗は母=茜(徳永えり~若月陽菜@アンサング・シンデレラ)の連れ子だったのだそうです。
東貞夫(浅野和之~笠原部長@義母と娘のブルース)に嫁いだ茜は、朔也と陽斗の双子を授かったそうですが、家柄や価値観の違いから家を出されることになったらしい。茜は奄美大島の田舎の出身で、親もいなければ学歴もなかったのだそうです。茜としてはふたりとも連れて出たかったのだけれど、姑から長男の朔也は渡さないと拒まれて、泣く泣く朔也を置いてきたのだそうです。
乳飲み子を抱えた茜は、たまたま、満の屋台にラーメンを食べに来ました。当時のそのラーメンは、一口で茜が眉を顰めるほどマズかったらしく、可憐な茜に一目ぼれした満は、そのまま帰したら二度と来てもらえないと思い、タダでいいからちょくちょく食べに来て、と声を掛けたのだそうです
。俺も頑張るから
。
満は、茜に美味しいラーメンを食べさせたい一心で修行に励みました。そして茜も毎日のように通ってきたそうです。それで満はますます張り切ったため、いつのまにか客はどんどん増えていきました。満はついに茜にプロポーズします。茜は文字通り福の神だったらしく、その後満の商売はトントン拍子に大きくなったのだそうです
。
そしてバブルが弾けた頃、茜は初めて朔也のことを打ち明けました。東の家はもともと裕福だったらしく、朔也を手放したことは確かに寂しいけれど、朔也自身は豊かに暮らしていると思っていたのだそうですが、貞夫はバブルが弾けた時に「四方」という男に負債を押し付けられて散々な目に遭ったらしいのです。
それを聞いた茜は満に、貞夫を援助して朔也を引き取りたいと頼みました。満も快諾し、ふたりで貞夫を訪ねたそうですが、貞夫はプライドを傷つけられたらしく、二人を罵倒して追い返してしまったのだそう。でも、その様子を朔也が見ていたのだそうです。
歩道橋での再会
朔也は陽斗に手紙を書きました。小学校の近くの歩道橋で会いたいと言ってきた手紙の差出人はこの朔也だったのです
。その頃陽斗は抜けた歯を集めるのに夢中でした。ちょうど上の奥歯が歩道橋の上で抜けたらしいのにどこかに落ちてしまったのを捜していた時、朔也がやってきたのだそうです
。
さすがは双子、その時朔也も陽斗と同じ歯が抜けました。朔也はこれを陽斗にあげたそうです。陽斗は大喜びでした。その直後、陽斗の歯は結局、朔也がガムと一緒に踏んづけていたことが分かり、ふたりは一緒に大笑いしたのだそう。朔也はこっそりその歯をはがして、そっとポケットにしまいました
。
手紙の主が朔也だと察して後をつけてきていた茜は、たまらなくなって朔也に声を掛けました。朔也君?おばちゃんはね、あなたのお母さんなのよ。
茜は朔也を引き取りたい旨を伝えましたが、朔也は、貞夫が東京に出てやり直すことにしたと答えました。その前に、一回会ってみたかっただけだから。弟がどんなヤツなのかって。
それでも茜は黙っていられませんでした。朔也は、だいぶ前から小さくなっただろう靴を、踵を踏んづけてなんとか履いていたからです。
靴を買いに行かないと、と茜が言うと、朔也はもう帰らなくてはならないのだと断りました。それで茜は万札と連絡先を書いたメモを渡します。これで靴を買って。そしてこれ、何かあったらすぐに電話して。
朔也はメモを受け取り、金は貞夫が嫌がるからいらないと返しました。弟、可愛くてよかった。
それが、茜が朔也と会った最後だったそうです。
右手のホクロ
一方で陽斗も、その時会った心優しい「歯の子」を忘れられずにいました。手紙をくれたのはあの子なのかな
、「手にホクロ」があるんだよ、などと語っていたそうです。
現在の名は?
そしてその東朔也こそ、望月が待っていた人物です。朔也は「すい臓がん」を患い、余命も残り僅かでした。久米宅に来るはずだった朔也が来なかったことから、望月は朔也が死んだのではないかとあちこち捜し歩きますが、該当者は見つかりません。
その一方で、陸を通して、朔也が師匠=湯浅ではないかという可能性が急浮上してきます。
陸は彩子から「ミスターX」は、陸が数字を消したかどうかを確認するために歩道橋に来るはずだと言われて、八巻とともに張り込みをしました。「落書き男」から「おじさんの右手にホクロがあった」と教えてもらったので、それを確認することにしたのです
。この八巻と陸がまた似た者同士?で和みましたね~
。強い女性にはああした男性が惹かれるのでしょうか
。
陸はふと「確認に来た」のは湯浅ではないかと思い当たります。その憶測はすぐに打ち消したものの、その後も彩子から「陸に依頼をする理由」を問われると、やっぱり湯浅が怪しく思えてなりません
。なんど打ち消してもやっぱりそう思えてならない陸は、いっそ直接確認しようと湯浅に会いに行きました
。
その湯浅はでも右手に包帯を巻いていました。湯浅曰く火傷だそうですが、その時の映像を見る限りでは「新たな殺人を犯した時の怪我」にも思えます
。その後湯浅はすぐに激痛を訴えて病院に搬送されました。そこには陸が付き添います。
その「新たな殺人」の被害者は、なんと久米の息子だったそうです。そしてその遺体の側には「奥歯」が落ちていました。ニャンコがくわえて?いったあの歯は予告によると「子どもの歯」だったようです
。
それを知った望月は「リストに無い人物を殺すなんて反則だ!」と怒っていました。ちょうど医療ソーシャルワーカーの千田めぐみ(青山麻美)から、「朔也が服用していた薬=トルヒノーム」の線から朔也が無料低額診療制度を利用したらしいこと、そして昨夜救急搬送されたことが知らされ、その病院に駆けつけたところだったのですけどね~。そしてその病院には陸と湯浅がおりましたのです
。
また河原も東を捜し続けていましたが、最後に来てようやく、望月がパソコンで「あづまさくや」を捜していることを知りました。あいつも東さんを捜してるってことか!
「クウシュウゴウ」の意味するところ
例の漫画は十和田が描いていたもののようですね。十和田は主人公の青年を「誰にも気づかれない存在=そんな人はいないよ」だとして「クウシュウゴウ」と名付けたのだそうです。そしてその青年に指示を出す「ミスターX」には「存在感がないのは悲しむべきことではない、人を殺すにはうってつけの特徴」だと言わせたのだそう
。
この漫画を読んだ東は「まるで自分のことのようだ」と言ってその漫画を持ち帰ったのだそうです。
でも同じようにこの漫画を読んだ彩子は大いに憤慨していました。この世に「いるのにいない、なんて人間はいない!」
ほか
十和田の死亡時期
十和田の死亡時期もようやくハッキリいたしました。2018年の11月下旬だそうです。つまり、3年前の事件は十和田が犯人でまず間違いなさそうです。これは河原もほぼ確信していました。
奄美大島
今回陽斗の実家を訪ねた彩子は、その部屋に奄美大島で見た「丸い石」が飾ってあるのを見つけました。妹の優菜は「奄美のお守り」だと教えてくれます。も~呪いじゃなかったとね
。
また、これは予告に遭った通りですが、陽斗は「東朔也」と一緒に奄美大島に行ったようです。顔は違うわけですから、おそらくは陽斗がそこで「東朔也」と名乗ったものと思われまする。
陸がディープキスでメロメロ
マンションで望月と鉢合わせた陸は、思わず力づくでドアを閉めようとしました。望月はヒールを履いた足でこれを食い止めようとしましたが、さすがに痛くて引っ込めてしまったようです。
心優しい陸は望月が心配でドアを開けると、望月はいかにも痛そうに足首を抑えていました。それで陸は「日高さん」と声をかけます。望月も自分たちも同じ人物=東朔也を捜しているようだから、いっそのこと協力してはどうかと提案したのです。
望月はその優しさに感激し、思わず陸の首を引き寄せて情熱的なキスをしました。キスを終えた望月が笑顔で「ご心配ありがとうございます」と語った時、陸は魂を抜かれて恍惚状態でした
。
陸の過去
陸は昔証券マンで、他人の金を右から左に動かしてはわんさか稼いでいたのだそうです。それがある時、ボランティアで被災地に赴いた際、自分が何の役にも立たないことが分かってひどくガッカリしたのだそうです。それで「自分の手で何でもできるヤツになりたい」と思い、何でも屋に転身したのだそう
。
そんな陸を湯浅は大いに評価していました。てめえの手動かして、汗水流してるヤツが、ちゃんと報われなきゃいけねえ。
まとめ
さすがにここまでくると、東朔也=湯浅で間違いないような気がしますよね~。陽斗は清掃会社で働いている朔也に遭遇し、そのホクロから彼の正体を知った。話を聞くうちに大いに同情し、双子の兄とともに殺人を行った
。
その動機は「復讐」なのでしょうが、そうだとしても「猟奇殺人」にする意味はまだ不明ですよね。少なくとも朔也は、あくまでも幼い頃の印象ですが、とても「サイコパス」には思えません
。でも陽斗は~「抜けた歯へのこだわり」からして、もしかしたらサイコパス的要素があったのかな
、とも推察されます。それとも、あの漫画が元凶なのかしらね
。
また、これまたもしかしたら、朔也はまだ「陽斗と彩子の入れ替わりを知らない」のかもしれませんよね。もしそうだとすると、望月が、朔也は「美しい女性になった自分」を見てどう思うか、を楽しみにしていた(会えますかね)とも解釈できるかな~ちと苦しいな。その場合、四方を殺したのは陽斗(望月)の単独行動となりまするが
。
それと「入れ替わりの秘密」もまだ解けていませんよね。むふふ、やっぱりあるんでない?奄美の呪いが・・。あ、もう止めておきまするね
。
来週はついに「日高」に緊急手配がかかるようです。いや~これまたハラハラさせられまするね~楽しみ。
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推理を諦めつつあります
こんさん、こんばんは
まさかの双子展開!新たな情報が多すぎて私の貧弱なCPUでは処理が追い付かず、もはや推理は諦め、単純に頭を空っぽにして推移を楽しもうかな、と思い始めています(笑)
朔也とハルトが双子…。新月と太陽ですね。最初の頃に出てきたシヤカナロー(でしたっけ?)の花の伝説はこれまで日高と望月のことを言っているのかと思っていましたが、この兄弟のことかも知れませんね。となると、赤ん坊の内に二人は入れ替わった(魂ではなく)可能性すら考えてしまいます。
つまり、「長男をよこせ」という姑に反発して一卵性ではないとはいえ生まれたばかりの赤ん坊の区別は母親以外では難しいだろうからと意地悪で次男を長男と偽って置いていったとか?その入れ替わりのせいで幸福になるはずだった次男が不幸に、逆に長男が幸せになったとか。それが次男(サクヤとして育てられた方)の心を捻じ曲げたとか。そしてそれを大人になって知って・・・。ちょっと妄想がすぎますか?
双子の母は年の離れた父と結ばれたとありましたが、それならその実父がハルトが高校時代に世話をしていた例の爺さんかも知れませんね。あっでも実父はサクヤと歩道橋での出来事以降すぐに東京に行ったんでしたね。
母親がサクヤを置いて離れるとき、彼の右手のひらにはほくろがありました(赤ん坊にほくろあるんですね)。第5話だったかな?陸とサシで宅飲みしたとき、湯浅の右手のひらにほくろがありました。なので本当はサクヤなのかハルトなのか分かりませんが、母が実父に残した赤ん坊=湯浅、は間違いなさそうです。
そして湯浅も歩道橋に現れた小学生のサクヤもとってもいい奴で、サイコパスには見えません。これは本当にこんさんのおっしゃってた通り、新月の日だけ特別に邪悪な魂が生まれてサクヤに殺人をさせているのかも知れませんね。まあ、まだ彼が殺人実行者とは限りませんが。
邪悪な魂の存在を認めると、「生きてたのかよ」という日高の憎々し気な言い回しもわかる気がしますし(あくまで邪悪な魂に対して)。
今後のキーマンは必ずまた登場するだろう(過去の話かもしれませんが)実父、そして十和田でしょうかね。次週予告では「もう、こうするしかない」的なことを日高が誰かに話しかけていました。これは望月と体を再度入れ替えて元に戻ろうということなのでしょう。ふたり元に戻ってセクハラと協力して事件を解決してもらいたいものです。
そういえば、サクヤは弟に会いたがっていたようですが、母には会いたくなかったのでしょうか?弟の邂逅のあと、出てきた母親に対して余り感情めいたものを感じなかったのですが。
湯浅が倒れた時落としたSDカードはなんでしょうか?前回歩道橋で見つけた隠しカメラの映像が入っているんでしょうかね?でもそんな映像、後生大事に持ち歩かないか。
ちなみにYUASA KAZUO と AZUMA SAKUYA は似たようなアルファベットを使ってます。実際にはO/M/Aの3文字余っちゃいますけど近いと言えば近いですよね。
いずれにせよ、多くの謎・疑問に対して残り3話できっちりすっきりさせてくれることを期待します。