天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 第9話 見事に騙された
【天国と地獄~サイコな2人~】の9話を視聴しました。いや~やられましたね、すっかり騙されちゃいました。まあまだちょっと腑に落ちないところもあるのですが
、一応まとめてみますね
。
~ごめんなさい、また妄想がムクムク湧いちゃいました。最後に追加してあります~
入れ替わりについて
双子
双子の入れ替わりはなかったそうです。陽斗と朔也は確かに一緒に奄美大島に行こうとしたのだけれど、朔也は行けなかったのだそう。奄美で「兄弟の名乗り」をしようと思って考えていた陽斗は、運命に邪魔された気がして=悔しくて、奄美では「東朔也」と名乗ったのだそうです。
彩子と陽斗
こちらは無事入れ替わりました。陽斗曰く入れ替わった「理由」は(お守りの石が)陽斗の犯罪を止めようとして「ガチガチの正義漢=彩子」を選んで遣わしたらしい。それはでもこれまでも陽斗の言葉=だからあなただったんですか、で明らかでしたよね。そして手錠はその象徴だったんかな
。
再会
コ・アース社で
清掃業者の派遣として働いていた朔也は、偶然トイレで「日高陽斗」が会社を立ち上げたと知ったそうです。それで自らコ・アース社に働きに行ったらしい。でも陽斗は「東朔也」という名前を見ても、それが兄だとは気づかなかったのだそうです。つまり、満と茜はそこまで陽斗に説明してなかったということざんすね
。
それでも、やはり血のせいか、陽斗は朔也が気になって、自社洗剤(バニッシュワンダーのサンプルQ)のモニターを頼んだのだそうです。朔也の方は「自慢の弟=社長」が自ら朔也に声を掛けてくれたと張り切って、丁寧なモニタリングをしたのだそうです。それで陽斗はその後も何度かモニタリングを頼んでいるうちに、ふたりは自然と仲良くなったのだそう。
そのうちに、あの歩道橋の上で飲みなおす機会があり、陽斗は朔也に「歩道橋の彼女」の話をしています。朔也はそれが自分のことだと気付いて、ニコニコ嬉しそうに笑っていましたが
、「知らぬが花だ」とだけ語りました
。
別れ際、陽斗は偶然、咲人の右手のホクロに気づきます。でもその時は何も言わずに別れたそうです。
朔也が飲んだカップを持ち帰った陽斗はDNA鑑定を依頼し、真実に辿り着きました。朔也は何もかも知っていて近づいてきたのではないか~そう悩んだ末、一緒に奄美大島に行こうと朔也を誘ったのだそうです。朔也も迷った末にこれを承諾しました。いつかは兄弟だと気付いてほしい~心のどこかでそう願っていたからです。
ところが、それを二人の父=貞夫に知られてしまいました。当時貞夫は認知症で、朔也がすべて面倒を見ていたのだそうです。でも朔也はそれを陽斗には言わず「妻」と偽っていたらしい。奄美に行く前日、朔也はその妻の具合が悪くなったと言って同行を断ってきたそうですが、実際には「奄美行き」を知って激怒した貞夫に殴られて、もみ合った挙句、貞夫が階段から転落して亡くなったのだそうです
。
陽斗が奄美から帰ってくると、朔也は姿を消していました。陽斗は朔也の隣人から真実を聞いたそうです。ちなみに陽斗がシヤカナローの伝説を知ったのは、奄美へ行く飛行機の中で機内誌を読んだ時だったそうです
。
歩道橋で
ふたりはその後、あの歩道橋で再会しました。朔也は「湯浅」と名乗っており、何もかも新しくやり直そうとしていたところですい臓がんが見つかったのだそうです
。余命あと半年と聞いた陽斗は、自分が金を出すから良い医者を見つけようと促しました。僕たちは兄弟ですよね?
すると朔也はそこで「クウシュウゴウ」になりたいと言い出したのだそうです。「暗闇の清掃人」の漫画を差し出した朔也の心は既に決まっていたようで、あの10名もリストアップしてありました。
でも陽斗は、いくらなんでも人殺しはできないと断ります。すると朔也はブチ切れました
。それがあの「15分」のシーンです。たった15分早く生まれただけで、おれはこんな人生を送ることになったんだ!
それでも陽斗は承服できませんでした。これ以外なら何でもします、話し合いましょう、兄さん。ここで待ってますから!!
殺害
クウシュウゴウからのメッセージ
陽斗は、朔也が置いていった漫画やリストを見て、大体のところは察していました。でもどうせやらないだろうと高をくくっていたのだそうです。そうは言っても、たぶん漫画の通り、新月の夜に歩道橋に来てみたのでしょうね。そこには、案の定「2」が書かれていました
。
陽斗は大いに動揺します。2って誰だ?田所さんか?本当にやるつもりなのか!?
田所の家に駆けつけた陽斗は、その田所が惨殺されていた様子を目にしました。そしてそこには「掃除用具が一式」置いてあったそうです。そう、朔也は陽斗に選択を迫っていたのです。共犯になるのか、それとも通報するのか。おまえの好きにしろ
。
陽斗に選択の余地はありませんでした。朔也が揃えて行った服を着てゴム手袋をし、かつてモニタリングを頼んだサンプルQで、懸命に掃除を始めます
。ひたすら兄を救いたい一心で掃除をしていたら、力が入りすぎてゴム手が破けてしまったため、仕方なく、母から贈られた皮手袋をはめたのだそう。
また陽斗は、これを神奈川の事件と同一犯だと思わせようとしたようですね。それで捜査が混乱すれば、そのうちに朔也は死んでしまうし、陽斗に捜査の手が及ぶことはないと踏んだらしいです。
陽斗の誤算
ところが、彩子が「日高陽斗」に目を付けた。そしてお守りの石は(たぶん)陽斗にこれ以上罪を犯させまいと、彩子と陽斗を入れ替えた
。それで陽斗は、彩子に「犯人は日高」と思わせるため、それと同時に「日高陽斗」が捕まらないようにと、あれこれ細工をしたのだそうです
。
でも朔也は犯行を繰り返したため、今度こそ先回りして捕まえようとしたが、リストに無い人間が殺されてしまったのだそう。
リストに無い人物を殺した理由
そんなわけで、朔也は陽斗が彩子と入れ替わったことを知りませんでした。久米の家の前で張っていたのは「日高と八巻」だったのですが、「日高陽斗」の姿を見た朔也は、てっきり、陽斗が朔也を警察に通報したのだと思ったのだそうです
。
でもそれならそれでいい~そう思って、朔也は今度こそひとりで久米の息子を殺したのだそうです。
朔也の誤算
朔也は、陽斗の乳歯を「大切に」持ち歩いていたそうです。それをうっかり殺害現場に落としてきたのは、決して陽斗を巻き込むためではなく、途中で激痛が走ったために薬を飲もうとして、乳歯を落としてしまったらしい。そこでまたあのMicroSDも落として(&回収した?)ましたね。
逃避行
メインの2組
元の姿に戻った彩子は、陽斗の無実を確信し、陽斗とともに奄美大島に行くことにしました。陸と朔也がそこに向かうと聞いたからです。そこで彩子は陽斗から、陸は朔也から、ほぼ同時に同じことを聞かされていました。そして4人はついに奄美大島行きのフェリーで遭遇します。
彩子は朔也を見るなり殴りつけました。
あんたはクウシュウゴウなんかじゃないんだからね!ちゃんといるんだからね!あんたのこと好きで、心配して、そうやって守ってやろうっていう人間が!あんたのためなら、犯罪者にでもなってやるっていう人が!いるのにいないとか、寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ!こんなに思ってくれる人を叩き落とせるなんて、あんたは正真正銘のサイコパスだから!
陸は慌てて止めながらも、そんな彩子を見たのは初めてだと感動しました。彩子はこれまで怒鳴ることは多かったけれど、それはすべて「自分のため」だったそうです。彩子ちゃんは基本、自分のことだけ。若干、サイコパス風味ですよ
。
陸から彩子が刑事だと聞いた朔也は、必死で陽斗を庇おうとします。
悪いのは俺で、こいつは何も悪くないんだよ。何とかできないか?俺はどういう殺され方されてもいいから、こいつだけは(助けてくれ)。
ゆとる八巻
彩子は自分たちが奄美へ行く間、八巻に、日高のクレジットカードを使いながら北へ行って、捜査の目をくらませるよう命じました。初めは嫌がっていた八巻も、仙台へ行き、ずんだパンケーキを買って食べていた頃には、もうす~っかり「おとりサイコー!」と喜んでいます
。なんならこのまま北海道まで行きますよ
。
もちろん彩子はその魂胆を鋭く見抜き、「ゆとってんじゃねえ!」と叱り飛ばしました(
)。
逮捕
その後、残念ながら朔也は、陸の懸命の蘇生措置むなしく、フェリーの中で息を引き取りました。海岸には、彩子のマンションを違法捜査して「奄美の半券」を見つけた河原が押しかけてきています
。
日高は彩子に手錠をかけるよう促しました。彩子は絶対に助けるから、と言いながらその通りにします。
でも河原はそんなに甘くはありませんでした。彩子を「犯人隠匿および証拠隠滅の容疑」で逮捕します
。
エピローグ
その頃八巻は、たぶん、日高のクレジットカードを使ったのは八巻だとバレるのも時間の問題だと覚悟し、上司に彩子のことを話そうとしていました。そしてほぼ時を同じくして「日高のスマホ」に(勝手に)電源が入ります
。
感想
双子が入れ替わったとばかり思い込んでいたので、てっきり「悪霊」の仕業だと思っていたのが見事に外れてしまいました
。でも、ふふふふふ、最後のスイッチでまたしても「悪霊あらため精霊
」の仕業か
!?と色めき立ったおばさんです
。
それとですね、日高の罪についてですが、以前の四方殺しはフェイクだったとしても(でもそこもハッキリさせてほしい)&「会えますかね」は兄を思っての言葉だとしても、あのお風呂の中で「次は誰かな」的なことを言って微笑んでいたのは、やっぱりおかしいですよ
。やっぱりね、日高の心の中にも、この「ゲーム」を楽しむ気持ちがなかったとは言い切れないんでない
?だからこそ、お守りは彩子を遣わしたのだとおばさんは確信してます
。
また「サイコパス的だった彩子」が日高に対してあれほど感情移入したのは「入れ替わり」を体験したからなのか、それとも恋愛感情が生まれたのか、も気になるところですね。陸も彩子の本心が気になっていたみたいですよね。
それに日高も「女性と付き合ったことはあった」とはいえ、あれだけの地位と財力があって性格も良いらしいのに、いまだに独身でいるのはゲイだったからというより、(財産に群がる?)女性に興味がなかったからなのかもしれませんよね。つまりはバイ(=どっちでもOK)で、今は彩子という人間に興味があるんでない?
さ~て八巻は信じてもらえたのかな。来週の最終回が楽しみですね
。
追加です

天国と地獄~サイコな2人~ネタバレと感想 最終回予想 双子は最後に入れ替わる?!
先日「サイコな2人」の9話を見た時、あ~これで最終回は「彩子と陽斗」の入れ替わりを周囲にどう納得させるのかだけだ、とニンマリしつつ、どうしても「四方殺しは日高」の線が諦められなくて、そこだけ悶々としておりました。それにアメリカで容疑を掛けられた理由もまだハッキリしてませんしね。 そこへ本日(正確には昨夜)、お二方から鋭いご指摘をいただきました。なんとですね、陽斗の回想に遭った「田所の遺体(口)」...
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うーーーん
こんばんは。
第9話は上っ面だけ観れば、殆どの真相が明らかになった感じで、最終回は日高を何とか助けようと彩子が奮闘する展開っぽい感じですね。
しかしそんな単純な展開なのでしょうか?第9話を見てからは逆に私はこれまでの日高いい奴説に確信を持てなくなりました。過去のサクヤとの経緯は殆ど日高の独白の形で行われます。それが真実である保証はないですね。
例の歩道橋で待っているというサクヤの手紙を日高は彩子への説明の中で、サクヤに対して結局誰か分からなかったけど女の子からもらったと信じていた的な話をしました。もし本当に日高がそう思っていたのなら、何故殺人の証拠と一緒にあの手紙を段ボールに入れていたのでしょう?それはどう考えてもおかしい。
また、日高の説明を再現シーンとしたものなので何とも言い難いですが、日高が現場に着いた時、田所の口にはパチンコ玉が入っていたようには見えませんでした。日高の説明の再現シーンではそこにバニッシュワンダーや防護服が置いてありましたがパチンコ玉はありませんでした。殺人を止めに行った、或いは殺人なんかしないだろうと思いながら念のために現場に確認に行った日高がパチンコ玉を持参するとは考えにくいです。
彩子はサクヤに対して「サイコパス」と言い放ちましたが、サクヤはとてもサイコパスとは思えません。登場人物の中でサイコパスと言える人がいるとしたら、兄思いの為に兄の尻拭いをしていたかのように見せかけて実は殺人を主体的に行っていた、或いは殺人の指令を出していた場合の日高しか考えられません。しかし彼は歩道橋の数字「4」を発見した際に意外そうにしていたのでこれは矛盾しています。
その他ポンコツと言われる割に頻繁に鋭さを発揮する八巻を筆頭に五木、陸らにも怪しさは感じられます。正直、誰が悪の根源であってもおかしくないなと思わせる展開だし、どんな結末であっても恐らく私の納得いかないものになりそうです。十和田はあのままもう出てこないのでしょうか?
私にはあの漫画は主人公を、サクヤをイメージして日高が作ったのではないかとすら思えます(その場合、3年前にサクヤが清掃業を生業にしていてその存在を日高が知っていないといけませんし久米の警備会社での事件はその前ということになっちゃいますが)。
カギはあのSDカードを誰が回収し、その中身が何かということでしょうか?
正直、私には何が何だか分かりません。後は日曜の最終回を待つのみです。