天国と地獄～サイコな２人～ネタバレと感想　最終回予想　双子は最後に入れ替わる？！

日高の嘘を暴く

普段のおばさんだったら、ミステリーの常道的にも「終盤でのアリバイ」は疑ってかかる方なのですが、今回は逆にずっと日高を疑ってきたので、あ～やっぱり彩子や皆さんの印象が正しいのかな～とついつい騙されそうになりました。でも、パチンコ玉がなかったのであれば、もう間違いありません。

サイコパスは日高！です。

以下「嘘」の部分はおばさんの（まだ）妄想です。

田所殺害の隠蔽工作

根拠はパチンコ玉ですね。ご指摘ありがとうございます。でも日高が行ったのはあくまでも「隠蔽工作」であって殺害ではないと思います。

歩道橋で再会し、クウシュウゴウになりたいと言われ、漫画とリストを見せられた、までは本当だけれど、その後朔也を止めた、のは真っ赤な大嘘で、それらを見たサイコパス日高はウッキッキーとワクワクしたのではないでしょうか。口では朔也を止めたかもしれないけれど、早く実行してくれないかなあ、いざとなったら、催促してみよう、と指折り数えて新月の日を待っていたのではありませんか。

もしかしたら、リストは一緒に作ったのかもしれませんね。でもってそこで「役割分担」をしたのかもしれません。殺害するのは朔也、掃除は日高、と。あ～それこそ「サイコパス日高」のイメージにピッタリです。

そして新月の日、ドキドキしながら歩道橋に行ったら、漫画の通り「２」が書かれていたではありませんか。も～日高の喜ぶ顔が目に浮かぶようですわ。それがまさにあのお風呂の恍惚の表情＝次は何番ですかね、な顔ざんすよ。

現場へ行ったら、そこは血の海と化していました。日高はこれまたルンルンとお掃除を始めます。自慢のサンプルQです～っかりきれいにした後は、仕上げに花ならぬ「パチンコ玉」を飾りました。こちらはあらかじめ用意していったのか、それとも部屋で見つけたのかは分かりませんが、日高にしてみれば「仕上げ」がしたかったのでしょうね。美しくなった現場を後に、日高はお散歩して帰ります。ああ、新月ってなんて美しいのかしら、と空を眺めながら。

四方殺し

当然、四方を殺したのも日高ですよね。いくら「芝居」だったとしても、あんなに嬉しそうに人を殴るなんて、サイコパスでしかあり得ませんよ。それにもしあれがフェイクだったら、何でもありになっちまうもの。ここはそういう結論に達して本当にスッキリしました。

久米の息子殺し

これに関しては朔也の証言なので、これもまた朔也が殺したので間違いないと思います。乳歯が現場に落ちていたと聞いた朔也が、ああ、あの時だ、と悔しがっていましたからね。そこは疑いようがないのかと。

日高もまた彩子の姿で駆けつけて、あ～あ、なんで、こんなにひどい有様になっちまったのか、言ってくれれば掃除に来たのに、と悔しがっていたのでしょう。

サイコパスの定義

さて、その「サイコパス」の定義ですが、ご存じの方も多いでしょうが、サイコパス＝シリアルキラーではありません。サイコパスとは、あくまでも「感情を持たない」人間だと定義されています。人を殺すのではなく、人を殺してもなんとも思わない、むしろ快感を覚える人種を指します。その一方で、その判断は常に冷静で、非常に賢い。ですから「殺人者」になるより「成功者」になる例が多いともいわれています。まさに日高がその一人なのではありませんか？

以前彩子から「日高が朔也のために殺人をすると思うか」と意見を聞かれた五木は「自分から積極的には殺さないだろうけれど、それが朔也のためというなら、協力はするかもしれない」と語っていましたよね。まさにこれもサイコパス的行動だと思われます。自分からむざむざ捕まるような罪は犯さないけれど、チャンスがあれば楽しみたい。

サイコパスというのは普段は「賢い善人」の仮面をかぶっていると言われていますが、おばさん個人としては、仮面というより、それも彼らの一面なのかもしれないと考えています。だからこそ「だからあなただったのですか」という自分の罪を認める言葉が出てきたのではないでしょうか。彼らとて、好きでサイコパスになったんじゃないかもしれませんからね。

SDカード

おばさんはずっと、朔也が陽斗（日高）を庇うため、自分がすべての罪をかぶるために、遺書ビデオを残していたのではないかと思っていました。でもそれだけではつまらんので、そのビデオに「陽斗の罪を証明する何か」が映っていたのではないかと今は考えを改めつつあります。もちろん弟思いの朔也はそれに気づいてはいない。そして「遺品」を整理した陸がそれを見つけて彩子に話す。

最後の入れ替わり～どっぷり妄想

日高のスマホにスイッチが入ったのは、当然（爆）、悪霊改め精霊の仕業ですよね。これまでずっと「双子の入れ替わり」についてはこだわってきたので、それがなかったと聞いてちと脱力ムードだったのだけれど、実はそれが最後の最後に行われるのではないか！？と思い当たって、これを書く気になったと言っても過言ではないのです。

だって、今皆奄美大島にいるんでしょう？

太陽になるはずだった星＝朔也が、今こそ、太陽＝陽斗になる時なのではありませんか？朔也の肉体は今仮死状態（亡くなって間もない）で、その魂を、今なら陽斗のそれと入れ替えることができるのでは？そして「だからあなただったんですか」と心のどこかで自分の残忍さを恥じていた日高あらため陽斗は、最後の最後に自分の肉体を朔也に譲るのではないでしょうか？

つまりそこで「陽斗と朔也」が入れ替わる。もしかすると、朔也の肉体も滅ばずに、陽斗の魂が入って罪を償うのかもしれません。

でもって、今のところ彩子は朔也が実行犯で日高は無理やり協力させられたと思い込んでいますから、「日高」の罪には情状酌量が付くのではないでしょうかね。そして満を持して＝最後の最後で陸が「実は日高も犯人だった」という証拠（SDカード）を見つけるんだけど、それを世に出したら、今や日高になった朔也も捕まってしまうので、この証拠は闇に葬ることにした、で終わるんじゃないっすかね。

まとめ

いや～や～っとスッキリしました。当たるも八卦当たらぬも八卦、でござりまするが、最後までお付き合いくださいました皆皆様には心より感謝申し上げます。

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