家庭教師のトラコ 感想とネタバレ 第2話 大切なのは考えること、逃げずに立ち向かうこと
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遊川和彦氏脚本、橋本愛さん主演のドラマ、【家庭教師のトラコ】を視聴しました。相変わらずメッセージ性の強い作品ですね。個人的にそのメッセージは嫌じゃないけど、それをどうやって「合格率100%」につなげていくのか(いかないのか💦)、ヒジョーに興味深いです🤔。以下ネタバレです。
イジメられたらどうするか
高志が、店のレジから5千円を抜き取ったのは、同級生からカツアゲされていたからでした。それを知ったトラコは、高志と一緒にその同級生に会いに行き、彼らに金の使い道を尋ねます。彼らがゲームの課金にすると悟ると、決して渡しちゃいけない!と豪語しました。金をドブに捨てるようなものだ!😡
そう言いながら、トラコは、皆を置き去りにして帰ってしまいました。こういう問題は「当事者同士」で解決するべきだからだそうです👍。
結局、高志は脅迫に屈して5千円を渡してきました💦。トラコは、懸命に働いている智代を眺めながら、あの角煮定食をいくつ作れば5千円の売り上げになるんだろうな🤔、と問いかけます。25食か。(😨)
高志は、金は近いうちに返すから、母には黙っていてほしいと頼みました。それでトラコはその代わりに「宿題」を出します。あの5千円は、本当はどう使われればよかったのか?
それからしばらくしてトラコが答えを尋ねると、高志は「生活費や仕入れ」と答えました。トラコは、そんな当たり前の答えはまったく面白くない、とダメ出しします。頭がいいなら、普通のヤツが考えないような答えを出さないと。結局高志は不満げに、罪悪感も手伝って、母に返すのが正解なんだろう、と答えます。トラコはそれでも80点だと言い渡しました😁。
八つ当たり
でも高志は、やっぱり母にはいえなくて、その代わりに、家庭教師などいらない💢、と怒り出します。その上トラコはパワハラみたいなことばかり言って、勉強など教えてくれない、と告げ口しました。トラコは、いともあっさり、別にやめても構わない、と去っていきます。
智代は高志に、本当にパワハラを受けたのか、と尋ねました。高志は、これまた罪悪感から、己の正当性を主張します。勝手に家庭教師なんて雇うからだ。私立に行かせるのも父さんに負けたくないからだろう?そもそも、たとえ受かっても、私立に通う金などあるのか?😤
高志の暴言は止まるところを知りません。智代のオヤジギャグがくだらない。客に媚び売るのも気に入らない。もったいない、もったいない、と言うのも恥ずかしい。勉強なんて好きでしているわけじゃない。他に得意なことがないからやってるだけだ。それに最悪、この「汚い店」を継げばいいんだ。
智代は高志をビンタしました👊。私のことを悪く言うのは構わない。でもこの店を悪く言うのは許さない!!😡
高志はついに本音を吐露します。俺はクラスの奴らから「角煮定食」って呼ばれてるんだ。もううんざりなんだ!!この店も、母さんも!
智代は、そんなことなら出て行けばいい💢、と怒鳴りました。父さんのとこへ行けばいい!!高志はそうするといい、去り際に、レジから5千円取ったと白状します。智代はまだ気づいてなかったそうです。というより、誰のことも疑いたくなかったのですよね、きっと😢。
こうして父・満男の元へ行った高志を、トラコが追いかけてきました😈。なんとトラコは満男に家庭教師の営業をかけたのだそうです😓。トラコは引き続き、高志に5千円の使い道について問いただしました。でも高志は答えが出せません😔。
トラコの提案
逃げる
その夜、高志は満男に「イジメ」について相談しました。またカツアゲされたらどうすればいい?祖母の潤子は、相手にしなければいいと教えたので、マザコンの満男も無視しろと同調しました。どうせ中学に行ったらもう会わないのだからと言われた高志は、じゃあ卒業までは我慢するしかないのか、と尋ねます。困った満男に意見を求められたトラコは「転校すればいい」と答えました。
考える
トラコは翌日、転校届を持って学校に乗り込みます。ついでに担任に「カツアゲ」のことも知らせてきました。でもそのおかげでいじめはますますエスカレートします。トラコは、文句を言う高志に、イジメられずに済むよう努力をしろと伝えました。
敵が来たらアメリカに守ってくださいって頼むどっかの国みたいなこと言うなよ。敵対する相手と覚悟決めて向き合え。外交努力をしろ!
高志は、トラコは弱いから助けてくれないのだと思い込みますが、そうではないことがすぐに証明されます。トラコは、近くでカツアゲしていた子供たちを、すぐにボコボコにして見せたのです。彼らは自分より弱い人間を痛めつけたいだけ。バカだから暴力使うしか能がない。もしこちらが殴られても、相手から目を逸らさずに「本気」を伝えればいい。多勢に無勢の時は武器で威嚇する手もある。あらかじめ保険を打っておく手もある(=助けを呼んでおく)。
母として
高志の担任から電話をもらった智代は慌てて満男の家にやってきました。智代は高志に辛い道から逃げてほしくないと訴えます。そういう智代も、毎日、顔は笑っていても心で泣いていたらしいのですが、それでもすべては高志のためと心に決めて、懸命に努力していたのだそうです。笑う角にはきっと福が来ると信じていたから🌹。
トラコは高志に結論を迫ります。でも高志は開き直って反論しました😈。イジメられているのは俺が悪いんじゃない。責めるならいじめる奴らを責めろよ。俺はまだ子供なんだから、しょうがないだろ?😤
トラコの嫌いな言葉
トラコには嫌いな言葉が3つあるそうです。「わかんない」と「しょうがない」(今回は2つしか明かされませんでした🤔)。「しょうがない」は頭で分かっているのに何もしようとしないから「分かんない」よりずっとタチが悪い。お前は頭がいいのだから、どうすれば良いのか考えろ。お前は勇気がないだけだろ!😤
勇気を出して
高志は勇気を振り絞り、カツアゲの同級生に金を返してもらいにいきました。殴ってもいじめてもいい、でもあの5千円だけは母さんに返さなくちゃいけない!!😡
高志は取り戻した金でバラの花束を買ってきました🌹。いつだって自分のことは後回しで高志のために頑張ってくれていた母のために、今自分ができることはなんだろうと考えた時、照れ臭くて母の日にカーネーションを買えなかったことを思い出したのだそうです。智代は泣きながら「もったいない」と笑いました。
高志は、きっとそう言うだろうと思ったけれど、これからは自分のためにも金を使ってほしい、と伝えます。そして、この家に戻ってきて良いかと尋ね、今回のことで、自分がいかに愚かなのかが分かったから、これからもトラコに家庭教師をしてほしいと告げました。これが5千円の正しい使い方かな。
知恵と守
一方では「分かんない」が口癖だった知恵は、今では「なぜ?どうして?」を知りたがるようになりました👍。また守はどうやら勉強よりも「お笑い」に興味があるらしい。こちらは来週のテーマになるようです。
トラコの秘密?
どうやらトラコと福田は同じ施設で育ったようでしたね。でもって福田は、最近トラコが「本当の狙い」を叶えるために焦っている気がすると心配していました。果たしてトラコの目的は何なのでしょうか?🤔
まとめ
子どもには未知の可能性があるから、分からない、仕方ない、と諦めずに「考える力」を養うようにすれば(ある程度の)夢は叶うということなのかな。良いですね〜外交努力👍。安易に戦いを選ぶのではなく、もっともっと知恵を絞って、戦いを回避する方法を模索していただきたいものですね。
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