家庭教師のトラコ 感想とネタバレ 第3話 母は唯一最強の味方?
遊川和彦氏脚本、橋本愛さん主演のドラマ、【家庭教師のトラコ】の3話を視聴しました。今週は上原守です。ここでは彼が「お笑い」になりたかった理由が明らかになりました。以下あっさりネタバレです。
20万の使い道
守の母の里美は、なんとしても守を東大に合格させようとして、授業料を倍払うことにしました。20万を受け取ったトラコは守に、守は何がしたい、否、知りたいのかと尋ねます。次の守の言葉は脚本家のメッセージですよね:
今の時代、学歴とか必要なわけ?いい大学行っても会社で不祥事起こすヤツなんか、ウジャウジャいるし。逆に高卒とかで めちゃくちゃ成功してるヤツもいるし。
これに対して、まだ小学生の高志が既に答えを出していました👍。高校か大学へ入って何かやりたいことを見つけて、それからそのために勉強した方がいいと思うんだ。そうそう、そもそも学校は「可能性や視野」を広げるために行くのですよね🤗。
それはさておき、トラコは、そんなにお笑いになりたいなら(もらった20万を)あげるから「養成所」に入ればいい、と勧めました。でも守はそこまで踏み切る自信がありません。ご立派な経歴の家族から馬鹿にされるのは目に見えていたからです。それでトラコは、既成事実を作れと唆しました。それでも守は踏み切れません。だって母親に内緒っていうのはマズイと思うんですよ💦。
じゃあ母親に話せと言われた守は、頑張って、でも冗談めかしながら里美に夢を打ち明けました。でも里美は、芸能界は厳しい世界だから、守に続けられるはずがないと断言します。なんでも里美もかつてはアイドルを目指して上京してきたのだそうです😵。里美は守が甘ったれていると説教します。勉強さえすればいい大学に入っていい会社に入れるチャンスが目の前に転がっている、それがどんなに幸せなことかわからないの?😤
守は、夫や先妻の子供たちを見返すために守を利用するのはやめてくれ😡!と怒鳴りました。これで決心がついたから、学校を辞めて養成所に行く!と家を飛び出していきます。
でもトラコは、そんな守が一番笑ってほしい相手は里美なのだと見抜きました。だから「ヤラセ」で単独ライブを開き、里美を納得させようと入れ知恵します😈。20万もあればエキストラも50人は用意できるし😎。守は一念発起し、トラコの提案に乗ることにしました。
ライブは、それはそれはひどい出来で、とても笑える代物ではありませんでしたが😓、周りが皆笑っているので、里美もそんなものかと思ったようです。それでも不安だったので、こっそりトラコに意見を求めました。トラコは夫の利明に相談してはどうかと助言します。ステージの動画を見せられた利明と子供たちは守を「恥さらし!」と罵倒しました。利明は、この際だから(金で)イギリスに留学させると言い出します。
あまりの言いように、里美は我慢できなくなりました。この子はたくさんの人を幸せにできる力を持っているわ💢!!守は耐えられなくなって、あれはヤラセだったと白状します。「最低な息子は、お父様の言う通り、イギリスへ留学いたします🐒」
トラコの嫌いな3つ目の言葉
守は空港で遭ったトラコに、俺はイギリス留学で箔が付き、帰国したら英語ペラペラで家族みんなを笑顔にしちゃう、俺ってすごくない?とのたまいました。
トラコは(3つ目の)嫌いな言葉を伝えます。それは「すごくない?」なのだそうです。これは、自信のない自分をごまかす言葉なのだそうです。相手に同意を求めて安心したいだけ。そんなの全然すごくない。ここでまた2度目のメッセージです。
日本中の貧しくて大学に行くチャンスもない若者に謝れ!自分がどんだけ恵まれてるのかにも気付かずにいつまでもヘラヘラ言い訳しやがって。自分の生きる道を認めてほしいんだったら、みんながあっと驚くような、ホントにすごいこと考えろよ!!
でも守の心に一番響いたのは里美の言葉でした。トラコが実施した「ヤラセライブのアンケート」で、サクラは皆非難轟々だったのに、里美だけは「がんばってた🌸」と書いてくれたのだそう。アンケートは無記名でしたが、守は母の筆跡を覚えていました。里美は昔から守の持ち物にはすべて「守」と書いておいたからです🤗。
母の応援
守は帰宅すると、家族全員の前で宣言しました。母親は、たとえどんなにダメな子供でもいいところを見つけようとしてくれる。だから俺は頑張って母さんを喜ばせることにした。何をするかは決まっていないが「すごいこと」をするために、勉強をして東大を目指す。もちろんお笑い芸人も諦めない。
そんなの無理だと笑ってくれてもいいが、母を馬鹿にするのだけはやめてほしい。俺の母さんは最高なんだ!!
それでも利明と姉たちはいつも通り守を馬鹿にして立ち去ろうとしました。これを里美が津軽弁で引き止めます。さすがに津軽弁は難しすぎたので要約いたしますね😓。里美がこれまで生きてこられたのはすべて守のおかげだった。これからは守のやりたいようにやらせる!
こうして守は20万の正しい使い方を見つけました。トラコに家庭教師を続けてもらうことです👍。
ほか
知恵
知恵はすっかり勉強が好きになり、将来はおもちゃ屋をやりながら新聞屋にもなる、と張り切っていました。楽しそうにおもちゃを作る父と世界中の悪い奴を懲らしめると仕事をしている母に憧れたからです。でも現実はそんなにあまくありません😈。楽しそうだった父も、上司から電話で仕事を催促され、母親は「忖度」を強要されてカリカリ怒っていました。しかもどうやらリストラ候補に上がるようで?😱
トラコと福田の過去
福田は東大を出た後いったんは官僚になったようでしたね。当時は世の中をよくしたいと考えたかららしいですが、これまたそれほど甘くはなくて、トラコに会ったのをきっかけにあっさり辞めてしまったのだそう。その時トラコは「やろうとしていたこと💀」を福田に明かしたらしい🙄。
またトラコの幼い頃の夢は「恐竜」になることでした。恐竜になって悪い奴らを踏み潰してやる、と語っていたそうです。案外今も似たような夢を抱いているのかも知れませんよね😓。子供を手懐けた後のターゲットは「母親」だというのですが??母親をどう料理するつもりなのでしょうか?トラコ自身は母親に対する恨みが強いらしいのですが??🤔
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