蛍草~菜々の剣 あらすじと感想 第2話 父の仇
清原果耶さん主演の時代劇、【蛍草~菜々の剣】の第2話は「父の仇」です。以下ネタバレのあらすじです
。
風早家を訪ねてきた轟は、主人の一之進におもねって籠絡しようとしました。風早家とは先代の頃から因縁があるような口ぶりでしたね。敷居は跨いだことがないが、というのは、いわゆる脇腹だったりするのでしょうか?
はた迷惑なおばさんの妄想はさておき、菜々はあの部屋にいる轟こそが、父の仇なのだと恨みのこもった眼でそちらを睨んでいました
。
そこへ、降って湧いたような話が飛び込んできます。以前道で団子をごちそうした団子兵衛(だんごべえ)こと壇浦五兵衛が、望み通り、鏑木藩の剣術指南役に選ばれたのだそうです。
菜々は早速団子兵衛を訪ね、団子の代金の代わりに剣術を教えてほしいと頼みました。
団子兵衛は、剣は遊びではないと断りますが、菜々はてこでも動きません。団子60本分、ご指南ください!
しかも菜々は、団子兵衛の動きを一度見ただけで、その剣裁きを習得してしまいます。
菜々の類まれなる才能に驚いた団子兵衛は、今度は真剣に、剣術を習いたい理由を尋ねました。菜々は、仇がいるのだとだけ答えます。奉公先が風早家であることも、万が一迷惑をかけるといけないとの配慮から内緒にしています。
こうして団子兵衛はついに剣術を教えてくれることになりました。まずは突きからだ。捨て身にならなければ強い相手は倒せぬ
。
その後、赤村から従兄弟の宗太郎が菜奈を訪ねてきました。背中にはたくさん野菜が入ったかごを担いでいます。なんでも隣村でかどわかし(誘拐)が2件も発生したので、菜々が来るのは危ないと急いでやってきたのだそうです。
宗太郎は菜々のことが好きなんですよね~。本当は菜々に嫁に来てもらって一緒にお百姓をしてほしいみたいですが、それを言い出せないのもまた人の好さからのようで
。
お前がどんなところで働いているかも見たかった、そう言って、お茶も飲まずに帰っていく宗太郎です。
佐知のために、午後には枯れてしまう蛍草を押し花にしてくれる優しい佐知なら、わざわざ野菜を運んでくれた宗太郎にお茶の一杯ぐらいご馳走してあげても文句は言わんだろうに。
その佐知は、菜々の様子から何かを察し、菜々にも家庭を持つ幸せがあってよいのだ、女は命をつないでいくもの、その手は大切な人を守るためにあるのだと言い聞かせました。
そんな佐知が、最近咳が止まらずにいたのがついに喀血してしまいます。おそらくは結核だと思われ、医師は高麗人参を勧めますが、市之進には持ち合わせがありません。
そこで市之進は菜奈を呼び、亡き父が残してくれた「天目茶碗」を質入れしてくれるよう頼みました。本来は50両ほどする品だそうですが、10両あればよいと言い渡します。
菜々が早速質屋の「升屋」に行くと、どくろを背中に描いた半纏を着た店主の舟(濱田マリ)が、菜々を騙そうとしました。せいぜい一分がいいとこだね。
菜々は舟が後ろを向いてニヤリと笑ったのを見てその嘘を見抜き、そんなに安物なら持って帰ってもしょうがない、いっそここで割る!と茶碗を振り上げます。舟は慌てて菜々を止め、渋々、10両用立てることにしました
。
舟は悔し紛れにこういいます。あんたははったりがうまいようだから、女中奉公より商売をしたほうがいいんじゃないかい?
舟はもともと芸者だったのを升屋の亭主に口説かれて後添えに入った後すぐ、旦那に死なれたのだそうです。そんな舟を菜々は背中のどくろに引っ掛けて、「お骨さん」と呼びました
。団子兵衛と言い、菜々のこうしたところがお茶目でまた可愛いですね
。
が、菜々が帰宅すると、家では子どもたちがいなくなったと大騒ぎでした。寝ていたはずの佐知も捜しに行ったようです。
子どもたちは佐知の病が良くなるようにと神社にお参りに行ったはず~菜々は早速神社に駆け付けました
。するとそこには正助ととよが縛り上げられ、佐知が、どうやらかどわかし犯らしい浪人から、必死でふたりを庇おうとしているではありませんか!
ここは早速習った剣術の見せ所です~菜々は手近にあった材木を取り上げ、団子兵衛の言葉を思い出しながら、相手のスキを突きました
。
その見事な動きに浪人はぶっ倒され、佐知は言葉を失います。そして、気を張っていたのがたたったらしく、すぐに気も失ってしまいました
。
奥様っ!!母上っ!!
果たして菜々は佐知を助けることができるのでしょうか?
それ以外では、一之進の後輩の桂木仙之助(高田 翔)も菜々を気に入ったようでした。明るくてなかなか気骨のある青年のようでしたから、菜々には似合いの相手かもしれませんね
。
見どころ満載の「蛍草~菜々の剣」は続きもとっても楽しみですね。
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