イチケイのカラス ネタバレと感想 第8話 これが川添の書記官人生
月9,【イチケイのカラス】は先週がとっても面白かったので、今回はどうかな〜とちょっとハラハラしながら見守っていました。でもそんな心配は杞憂に終わりましたね〜。今回もとっても面白かったです
。特に川添が大活躍でしたよね
。これはどっぷり余談ですが、川添役の中村梅雀さん、先日FMにもお出になって好きな音楽を紹介してくださったんですが、思いっきりおばさんと好みが一緒だったので、それでめっちゃ親近感を抱いていたところなんです
。というわけで、今回はそんな川添に焦点を当てたネタバレです
。
痴漢冤罪
川添は、痴漢に遭って泣いている女性を見つけ、その犯人らしき男を見つけて追いかけました。でも見かけたのは若い女性だけだったので迷っていたところ、自分が痴漢と誤解されてしまったそうです。証拠がなかったので釈放はされましたが、警察は限りなく「黒」だと疑っていたのだそう
。それからというもの、イチケイの仲間はもちろん、検察の二人からも疑いのまなこで見られる川添でした
。ま、半分は冗談なんですけどね。ちなみに、一旦は飛ばされかけた城島も、イチケイの評判があまりにも悪かったため
、逆にイチケイを担当させられることになったらしいです
。
定期実務研修
それは漏れなく、定期実務研修でやってきた「書記官研修生」も同様でした。その前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)が反応に戸惑っていると、駒沢も、もしやっていたら懲戒免職だ、と脅します
。川添はムキになって、本当にやってないんだからね
、と念を押しました。でも言えば言うほど、入間は「やったよ
」とからかいます
。
万引き事件と傷害事件
それはさておき、駒沢は、今坂間が単独で担当している窃盗事件と傷害事件を併合することにしたと説明しました。窃盗事件の被告の潮川恵子(真凛)は保釈中に傷害事件を起こしたのだそうです。その被害者は、最初の窃盗事件の際に恵子が万引きするのを見かけて店に伝えた目撃者でした。しかもその目撃者は恵子の恩師だった山寺史絵(朝加真由美〜渋沢まさ@青天を衝け)という女性だったそうです。その結果、史絵には麻痺が残ってしまったらしい。
一ノ瀬は、保釈申請を認めたのが間違いだったと指摘しました。これを坂間に勧めたのは、恵子と同じように小さな娘を持つ浜谷でした。恵子の夫はドイツに単身赴任で、ひとりで義理の母の介護もしていたそうで、恵子は育児と介護のせいで軽い鬱状態に陥り、服薬していたと聞いたからです。万引きしたのもその「ストレス」が原因だったようですね。
川添は研修生の顔を見て「あ、今、この書記官ポンコツだと思ったでしょ」と心の中を読みました。主任はアレ(痴漢)だし、中堅どころもコレだしって。でも私のアレは冤罪だからね
。そう念を押す川添に、浜谷も「これはミス」と乗っかりました。でも坂間は、決めたのは自分だ、と庇います。
法廷で恵子の話を聞いたところ、恵子は、史絵を傷つけたのはあくまでも「正当防衛」だったと語りました。恵子は史絵が万引きをしているのを目撃して、品物を返すよう促したのだそうです。なのに史絵が襲ってきたため、必死で抵抗しただけなのだとか。そしてそれは一度だけだったはずなのに、史絵の傷は2箇所だったことも分かっています。
川添は心の中で呟きました。え?万引犯が万引犯を止めようとした?えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。被告人が否認。普通の裁判官なら、大変な審理になると眉間にしわが寄る。でも入間みちおはより注意を払い、冤罪が防げるとこういう時は喜ぶ、と分析し、その分析が合っていることを恐る恐る確認しようとしたところ、最初に目に入った坂間もニヤリ
、そして入間はもちろんのこと、駒沢までニッコリ笑みを浮かべていたではありませんか!?
あちゃ〜全員とは?どうかしてるよ。うちの裁判官は。
その後、被告は「クレプトマニア」(窃盗症)という病気だと言うことが判明します。窃盗行為をする時の緊張感と、成功時の満足感が目的で「窃盗のための窃盗」とも呼ばれているのだそうです。
恵子の夫の潮川は裁判が終わったら離婚することに決めました。それを聞いた恵子は頭の中が真っ白になります。そんな恵子の様子に真っ先に気づいたのも川添でした
。Have a break time!少し休憩を取った方がいいと、休廷を提案します。浜谷もまた恵子から事情を聞き出して彼女を落ち着かせました。
ナイスアシスト、川添さん、浜谷さん。
もちろん現場検証も行います。今回川添は「史絵が捨てたであろう盗品」を探すのに、こともあろうに「川さらい」までさせられました。でも見つけた時はめっちゃ嬉しそうでしたね〜。
真相
恵子の話は本当でした。史絵もまたクレプトマニアであり、恵子の万引きを見つける前から何度も万引きを繰り返しては見つからなかったのだそうです。恵子に見つけられて盗んだ物を返しに行こうと説得された際、つい恵子を突き飛ばしたため、恵子はとっさに近くにあった石を掴んで応戦してしまったのだそうです。史絵は恵子を帰した後、もう隠しきれないと観念し、市会議員の夫に助けを求めました。でも夫は電話で妻を罵ります。
自分が何をしたか分かっているのか?こんなことならいっそのこと・・・
史絵は夫が飲み込んだ言葉を察しました。「いっそ死んだ方がよかった」()それで史絵は自分で石を拾い、頭にそれを振り下ろしたのだそうです。目覚めた時、記憶はぼんやりしていたそうですが、裁判が始まった頃にはすべてを思い出していました。でも言えなかった。なぜなら、夫は史絵が覚えていないことを望んでいたからです。そしてすべてを恵子の責任にしようとしました
。
この状況を打破したのは、恵子の6歳の娘=ほたるです。ほたるは史絵の病室を訪れて、恵子のために謝りました。史絵は涙が止まらなかったそうです
。入間からは「教え子の人生がかかっている」と言われました。史絵はついに、恵子は史絵を止めようとしただけだ、と証言します。これが真実です
。
入間は、時には「助け」を求めることも必要だと語りました。勇気を持って「助けて」と言ってみたらどうでしょう?
ナイスアシストアゲイン
川添は、傍聴席に座り込んでいた潮川と恵子に話をさせてくれました。刑務官は規則違反だと反対しますが、川添は、自分が叱られておくから、ととりなしたのです。恵子は早速「助けて」と訴えました。私一人じゃ頑張れない。助けて!
潮川は、自分が恵子に無理をさせていたと反省してくれます。ごめんな。
エピローグ
こうして事件は解決しました。研修生のふたりは「書記官も裁判に参加して良い」との認識を新たにし、川添は、実は「引きが悪い」のではなく「恐ろしく引きが良い」と結論づけます。一周回って逆についてるって感じですよ。
そして痴漢の冤罪も疑いが晴れました。犯人は女性だったそうです。しかも最後には、入間の「でかい甥っ子=道彦」(武井壮)まで登場しました。どちらも「先入観」ですね
。
感想
「イチケイと愉快な仲間たち」を楽しんでいるうちに、もう終盤ですね。これは是非シリーズ化していただきたいですね〜。最後までたっぷり楽しませていただきたいです。

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