今度生まれたら ネタバレと感想 第2話 主人公が魅力に欠ける

内館牧子さん原作のドラマ、【今度生まれたら】の2話を視聴しました。うーん、1話を見た時も感じたことですが、この主人公っていまいち魅力に欠けませんか😔。まあそこ(=潔くない)を描こうとしているんだろうけど、個人的には共感するところがほとんどなくて、続きを見ようかどうしようか思案中です💦。以下あっさりネタバレです。

未練たらたら

人気弁護士

夏江は姪のミキ(須藤理彩〜橘すみれ@真犯人フラグ)に勧められ、姉の信子とともに、70歳の人気弁護士=高梨公子(風吹ジュン〜國村真@大豆田とわ子と三人の元夫)の講演会に出かけて行きました。高梨は「老後の生き方」について語ったのですが、夏江はそんなことはありきたりで「耳だこ👿」だと絡みます。夫の和幸が彼女の本を読んで誉めていたのも面白くなくて「万人受けすることしか言わない」だの「年寄りのガス抜きだ」などと批判していました。

口では「平凡が一番」などと言いながら、平凡に趣味を持てという言葉に反発するのは大いに矛盾しているのに、夏江はその矛盾に気づきません🐒。自分は決して「平凡」でなどいたくないのですが、それを認めたら惨めになるから認めたくもないのです😔。年を取ってから何かをしても「自分で自分のお守り」をしているような気がして虚しい。余生を楽しめるのは、それまでに充実した仕事をしてきた人間の特権で、自分達のように大した刺激や満足を得てこなかった人間には縁遠い話だ、とぼやきます。

夏江の言葉にハラハラしていた司会者が気の毒に思えたのはおばさんだけでございましょうか😓。でも高梨は、この「喧嘩」を最後まで受けて立ちました👍。あなたは生きることに対して絶望しているように見える。絶望こそ「人生の無駄」だ。楽しんで生きるには「動く」しかない。これは耳タコでも真実だ。

ハラハラしていたのは信子も同様でした。信子は夏江とのやりとりが終わった直後、長びかせて申し訳ないと詫びながら、我が身の不幸を人のせいにしてはいけないと痛感した、と礼を言います。たとえつまらない人生だったとしても、自分なりに工夫すれば、それなりに豊かに暮らせたかもしれないのにしなかっただけ👌。これからは趣味に邁進して頑張りたい。

信子は夏江に、夏江は、千葉大に行けたのにいけなかったことを70になった今も火が出るほど悔やんでいる、と言い渡しました。夏江は一念発起し、小野あらため山賀に会いに行くことにします。私は趣味なんかに生きたくない。彼に会って仕事を頼むわ😤!信子は、くれぐれもゴリ押しだけはするなと言い含めました。

その頃高梨はこう思っていたそうです。男にぶら下がって暮らしてきたのを棚に上げて、今更社会から求められようなんて虫がいい😤。(🤣)

ちなみに、その男=和幸は順調にいけば重役になれたかもしれないところが「あんなこと(=事故?)をしでかして」会社を辞めたのだそうです。もし和幸が重役になっていれば、見栄っ張りな夏江のことですから、何の不満もなかったような気がしちゃう😥。その和幸のことですら「ずっとやりたかった翻訳をするために会社を辞めた」とか言ってましたからね〜いやはや😵。

昔の後輩

夏江は早速、山賀に電話をしました。山賀は喜んで、自分がデザインしたレストランに招待してくれます。夏江は精一杯おしゃれをして「憧れの先輩」のイメージを壊さぬよう振る舞いました。山賀も懐かしそうに応対します。その上、夏江のような「緑の指」を持つ人が会社にいてくれたらなあ、などと言いました。夏江はすっかり舞い上がります。そんなふうに言われると嬉しいなあ😍。

そこへ山賀の妻=佐保子(余貴美子〜森薫@すぐ死ぬんだから)が現れました。佐保子は樹木医の資格を持っているそうですが、これまでは山賀の仕事をサポートすることが多かったそうで、これからはもっと自分の仕事がしたいと主張しているそうです🤗。

山賀は妻の前でも夏江を「特別扱い」してくれましたが、夏江は、ここでもまた見栄を張って、早めに切り上げて帰ることにしました💦。本人曰く「何も持たない自分」を恥ずかしく思ったのだそうです。自分はどこにでもいるありきたりな一般バアサンなのだと認めざるをえなかった😨。

まとめ

主人公の夏江が実に見栄っ張りで、批判精神ばかり旺盛なのが、なんとも見苦しく感じられます😔。おばさんはこう見えてまだ70には程遠いのだけど(そんなに長生きできたら、それだけでスゴい🤗)、あんな70代にはなりたくないなあと思っちゃう😓。むしろ、夏江の姉の信子の方が、見た目は夏江より平凡でおばちゃんおばちゃんしているけど、心はずっと素敵ですよね💕。

夏江は70になったのがショックだというけれど、その70になるまでいったい何してたんですかね🙄。それほど生活に不自由していたわけでもないのに、パートに行くのでさえ見栄を張るぐらいなら、堂々と本当のことが言える何かを始めればよかったのにね。千葉大あたりだったら聴講生も受け入れているだろうし、今からでも勉強しに行くとかね。病気ならともかく、体力は有り余ってそうだし。も〜アタイはそれだけで羨ましいわ😤。

あ〜やだな〜ああ言う文句だらけの人だけにはなりたくない、と思うばかりです。これが現実の知人だったら反面教師にしちゃうとこだけど、フィクションでまで関わりたくない、と思っちまいます💦。救いは信子と高梨かな〜。なんとか面白くなってくれると良いのだけれど😔。

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