日本沈没ー希望のひとーネタバレと感想 第8話 誰が悪いかより、今何をすべきか
小松左京氏原作の【日本沈没ー希望のひとー】の8話を視聴しました。いや〜これは考えれば考えるほど本当に切実で深刻な問題で、どこから手をつけるべきか分からなくなっちゃいますよね😭。だからこそ、沈没はともかくとして「大地震」の可能性はあるのだから、今から少しでも対策を練っておくべきだとつくづく思わされました😔。以下ネタバレです。
絶体絶命?
中国が「日本沈没」を明らかにしたことで、日本の株や為替は一夜にして大暴落を起こしました。円の価値は半分に下がったそうです💀。しかもまだまだ止まるところを知りません😱。その上キング大統領は、中国の日本批判とこれに対する世界の同調を恐れ、日本への支援を呼びかけるのは困難だと言ってきました😡。
東山は国連に人道支援を要請したそうですが、里城はその「甘さ」に呆れ果てます💢。本気であてにしているんですか?拒否権を持つ中国を敵に回した時点で、事態は何も動きませんよ!!これまで長年かけて築いてきた中国政府からの信頼も、今回の「裏切り」で失墜した今、もう私の手には負えない!!😤
東山は、ついに、国民に向けて「日本沈没」の可能性を明らかにします。それと同時に諸外国へは移民の受け入れを訴えました。もはやこの時点で「たとえ日本列島が沈没しても、日本政府は全力で国民の皆様を守り抜く」などと言う言葉が非現実的だと言うことは、誰の目にも明らかですよね💦。しかも、国民の預金はもはや紙屑同然になろうとしています。いくら「国内」では使えると言っても、それがいつ消滅するか分からない領土ではまったく話になりません。
無一文同然で放り出された私達は、どうすればいいんですか!?
再交渉
もはや「最後の頼みの綱」は中国しかありません。が、中国は足元を見て、日本企業を5社、そこに常盤医療を入れろと要求してきます。でも常盤の父の統一郎は「絶対に中国にはいかない」と拒みました。統一郎は既に独自に「カナダ」への移転を交渉していたそうです。会社のためにはそれが最善かも知れませんが、それでは他の日本国民を救うことができません。統一郎は、今の日本政府に、すっかり失望していたのです。里城先生にも愛想を尽かされたんだろ!?😠
統一郎は続けます。海外に行ければ良いと言うものではない。その先には一人一人の人生が続いていく。君達はそこまで考えてんのか!?😡
この言葉は天海の心に深く突き刺さりました。そして、いつも常盤とよく言っていた飲み屋に言って話をしているうちにある打開策を思いつきます。そこの「愛ちゃん」(与田祐希)がポロリとこぼした「この街ごとどこかに移動できたらいいのにね🙄」がよいヒントになりました👍。
ジャパンタウン
その頃里城は、ブラジルとインドネシアのツテを使ってなんとか移民交渉を続けていましたが、いかんせん、規模が小さすぎます。やはり中国を何とかせんと😠。そう思っていた矢先、天海がその「中国」の打開策を持ってやってきました。天海は、中国が要求してきた5社に常盤医療も加え、それぞれの移転場所に日本移民を振り分けることで、各地に5つのジャパンタウンを作ってはどうかと提案します。そこをグリーンシティーのような環境都市にするのです👍。
この構想なら、世界各国に「チャイナタウン」を持つ中国には受け入れやすいし、SDGs※を強化して「環境後進国」という国際的な評価を払拭しようとしている中国政府の政策にも合致するはず。それにゆくゆくは税収も見込めるはずだ。
※:持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは人類のすべてが平和と豊かさを実感できる社会づくりをするための「普遍的な目標」のことです
最初は何もない土地を日本人が開拓して作り上げていく。少しずつ他の企業や人が集まってきて、少しずつ街を築いていき、その街でみんなの人生が続いていく。いずれは他国にもジャパンタウンを築き、世界中のジャパンタウン同士がネットでつながる。日本の国土は失われても日本人は世界のあらゆる土地で、十年先、五十年先、百年先と未来をつくっていく。
そうは言っても、これを誰がどう中国に提案するかが問題でした😔。天海は、正面からでは無理だから「別ルート」からこじ開けようと提案します。長年に渡って企業誘致や技術支援で中国の経済発展に寄与した里城ならば、実力者を介して中国に提案してもらうことも可能なのではないか?今の主席に意見できる人物と言ったら、元国家主席の楊錦黎だけです。楊は10年前に病気で引退した後、里城との連絡も途絶えたままだったそうです。もう一度連絡をとっていただけませんか?
これが見事に奏功しました🎉。楊錦黎は、40年前に里城が日本の企業団を中国に連れてきてくれたことを覚えていて、その時の恩義を返したいと言ってくれたのです💕。彼はふたりに「移住後中国人になれるか」と問い、天海は「日本人としての誇り」は簡単には捨てられないと答えましたが、楊錦黎はそれも十分理解してくれました👌。彼は責任を持ってふたりの熱意を劉国家主席に伝えると約束してくれます🌹。
そしてその劉国家主席もまた快諾してくれました。中国が公式に1千万の移民の受け入れを表明すると、アメリカもまた世界への日本支援を呼びかけてくれます。これで移民政策が一気に進み出しました🎶。ところが・・・😨。
国民の反応
移民政策が進む中、国民の反応は様々でした。移民に同意した人々も、移民先は選べません。また「誰と」移民するかも、個人と家族の選択肢だけでは不十分です。それに重病人や受刑者はどうするのか。最悪、国民全員分の枠が用意できない場合は「優先順位」をどうするのか💦。
そんな中、移住を望まない人々もいました😢。天海の母などがその一人です。今さらこの年で言葉の通じない国へ行って苦労するのは嫌だ、それなら文字通りここに骨を埋めよう、周囲も皆そう語っているそうです😭。
実質上ひとりになった椎名も、先のことを考えると不安で胸が押しつぶされそうでした。天海の前で思わず号泣してしまいますが、ジャパンタウン構想には大いに励まされたそうです💜。それで、せめて自分にできることをしようと、世界中の人々や企業に頼みこんで、日本への動画メッセージを贈ってもらったそうです。がんばれ、日本。一緒に生きていこう!💕
天海は感激して「大きな希望」をもらったと伝えました。
一方では「東山総理がCOMSを導入した責任💀」を問う声が上がりました。今、田所に協力している世良教授に対しても「謝罪しろ!👿」とデモを起こします。数は多くないのですが、これがまたしつこくて、ついには二人を狙って都内のホテルで爆破テロを起こしたようです😱。
感想
最近の風潮として、何かことが起きた時「○○が悪い!」と皆で寄ってたかって叩く傾向がありますよね。責任の所在を明らかにすることは確かに大事なことではあるんだけど、でもそれが喫緊の課題であればあるほど、本当に大切なのは「今何をすべきか」ではないのでしょうか。たとえ過去に間違いを犯したとしても、今まさに国益のために奮闘している人を非難しているあなたはいったい何ができるのか、と言いたくなります。もし何もできないのなら、今しなくてはいけないことは、頑張ってくれる人の足を引っ張るのではなく、まさに椎名がそうしたように、彼らに「協力・応援」することなのではないでしょうか😠。あそこでテロを起こしても何もならないどころか、事態をますます悪化させるだけだと言うことがどうして分からないのか、呆れを通り越してすっかり悲しくなりました😭。
来週はいよいよ最終回です💐。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
本当に、いざとなったら自分はどうするのか、と考えると、かなりしんどいですよね。卑近なところでは、我が家は近くに大きな川があって、2〜3年前に大雨が降った際、避難を余儀なくされたのですが、やはり父は行かないと頑張って、説得するのが大変でした^^;。近くへ逃げるのですらそうなのに、外国なんて言ったら。そういう自分も体力的に自信がないです(苦笑。
2時間スペシャルでどんな結末が待っているのか、楽しみでもあり不安でもありますね。こん