日本沈没ー希望のひとー最終回 ネタバレと感想 この恐怖を忘れてはいけない
小松左京氏原作の【日本沈没ー希望のひとー】も昨夜が最終回でした。いや〜本当に怖かったですね😨。実に恐ろしかっただけに、最後の天海と田所の会話〜全国民に向けられたメッセージが胸を打ちました。以下早速ネタバレです
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爆破テロ
東山が滞在していた都内のホテルで爆破テロが起きました。これは後に明らかになったたことですが、東山は世良に呼ばれて話をしていたのだそうです。世良は日本沈没を検証する役目を辞退したいと申し出たのだそう。世良は、自分はいつの間にか「学問の使い道」を間違えた、自分の学問は「経済活動を後押しするための都合のいい道具👎」に成り下がっていた、と猛省していたそうです。
本来は政府に意見しなければならない時にも、ただ、政府の決定を追認してきただけだった。その結果、田所のように「地球の悲鳴を聞いて警鐘を鳴らせる学者」になることができなかった。それで今、地球からしっぺ返しを受けている。
そう語った世良の目に「襲いくるドローン」の姿が飛び込んできました😨。世良は迷うことなく東山を庇ったそうです😭。それで東山は、重傷を負いながらもなんとか一命を取り留めましたが、世良は予断を許さない状況が続いた後、ついに力尽きてしまったそうです。
この世良の言葉は、回復した東山から天海と常盤に伝えられました🌹。世良はふたりに、世良のように間違えないでほしいと忠告し、もう一度国のために働く機会をもらえて嬉しいと感謝していたそうです。田所と一緒に研究ができて楽しかったとも語っていたそうです🌸。
それは田所も同じでした。世良の訃報を聞いた田所は「この忙しい時に死ぬなんていい迷惑だ!😤」と口では文句を言っていましたが、大好きなどら焼きも食べずに「盟友の死」を悲しんでいました。誰からも疎まれがちな田所が誰かと「一緒に仕事」ができたのは、これが初めてだったのかもしれませんね😔。
官民一体でこの危機に臨む
東山の重体を受けて、里城がすぐに総理の代行を務めることになりました。それで里城は生島を呼び、移民担当特命大臣への就任を要請します。生島は政治経験がないことを理由に躊躇しましたが、実務は未来推進会議がサポートすると約束しました。ジャパンタウン構想を含めたビジョンをまとめられるのは生島会長しかいません!!
里城は国民と全世界に向けても協力を切望しました。今こそ1つになってこの国難を乗り越えよう。総理襲撃は一部暴徒による凶行であり、日本人は礼節をわきまえた勤勉な民族だ。何卒日本人移民を受け入れてほしい!
未来推進会議では、早速移民の申請方法について発表しました。個人、家族、5人以内のグループ単位を選び、希望国を5つまで選択しますが、決定は抽選になります。これにはまたしてもデモが起きました👿。自分の未来は自分で決める!との声が上がります。また高齢者の中には移民を拒否する人々も大勢いました😔。
一体どうしたら「将来に希望」を持ってもらえるんだ?😨
その後、抽選が始まると、最初は拒否していたオーストラリアを初めとする他の国々からも移民の受け入れに合意してくれました💜。でもそれでもまだまだ6千万人=半分です。天海は「国宝や文化財」を移民交渉の取引材料にすることを提案しました。また経産省では「特許」の譲渡を検討し始めます。小さな町工場での精密な技術、治水やインフラの技術指導に、ブランド米やブランドフルーツ、そして高級和牛の遺伝資源などもリストアップしました。財津は「日本の財産をすべて失うようで悔しい」と嘆きましたが、天海は「失うのではなく世界で生き続ける道が開けるのだ」と励まします。そして「人」という財産が残る!🌹
一方で、天海の母に代表される高齢者は、新しい土地で見知らぬ人々と暮らすことに不安を拭いきれませんでした😥。そこで天海は「皆と一緒ならいいのか?」と提案します。母の気持ちをそのまま会議に持ち込み、何とか皆の了承を得ました。それでこれまでの単位に加え、100名程度を上限とする「地域単位」での申請が可能になります👌。その結果、ようやく移民申請者の総数が1億人を超えました🎉。移民枠ももうじき1億2千万に到達するそうです。
忍び寄る新たな危機
移民輸送も再開にこぎつけ、明日には移民抽選も再開できる〜そう喜んだ矢先、新たな災難が襲ってきました。今度は「感染症💀」です。これより少し前から、4年前にカナダで発生した「ルビー感染症」が、新潟の被災者居住地で発症したとの報告が上がっていました。既に常盤医療が治療薬を開発していたことから、深刻なことにはならないだろうとタカをくくっていたら、この「変異株」が現れます。その株は非常に凶暴化しており、常盤医療のホシクスという薬も効果がなく、次々と死亡例が報告されました😱。その後このルビー感染症は瞬く間に全世界に広まります。原因は「日本人移民」だと考えた各国は即、移民の入国を停止しました。
そこへ田所から新たな報告が届きます。田所はこの少し前に、北極圏から小樽港にシロイルカが漂着したと語り、このままでは世界中が大変なことになると憂えていました。沈没を目前にした日本こそ「環境対策の必要性」を世界に訴えなければならないと力説したばかりだったのですが、今度はスロースリップの発生地点が爆発的に増加したそうです。日本沈没は大幅に早まるかもしれない😤!田所が安全を保証できる期間は4ヶ月しかないそうです。まだ9千万人の国民が残っていると言うのに!?
手を尽くそう!😠
9千万人を移送するには最低でも3ヶ月かかるため、最低でも1ヶ月以内には移民を再開しなければなりません。東山はもう寝てなどいられなくなりました💢。医師や周囲の反対を押し切って復帰します🎶。あらゆる主要な製薬会社に対し、変異株感染者の治療方法を早急に見つけだすよう懇願しました。今はそれしか手がありません🙏!!
その後、一筋の光明が差し込みます。ロシアでの感染症患者は、日本人移民と接触していなかったと言うのです。つまりルビー感染症はロシアで独自に発生したということ😲。似たような例が次々に報告されてきたのと同時に、田所がある仮説を持ち込みました。知り合いの環境学者によると、ルビー菌は温暖化によって北極圏の永久凍土から溶け出した可能性が高いそうです。恐ろしいことだ。温暖化は日本を沈没させるだけでなく世界中に新たな病原菌をまき散らす!😨
その後も暗中模索で手がかりすらつかめずにいましたが、ついに「朗報」がもたらされます。ジクナ病という病を患っていた患者が使うハタ製薬のペミビルという治療薬と常盤のホシクスを複合投与したら、変異株に感染しても重症化しなかったという報告が上がってきたのです❣️。それと時を同じくして、田所の知人の環境学者が、ルビー感染症はグリーンランドの永久凍土から溶け出した最近によるものだの論文を発表しました👍。
これを受けて世界環境会議が臨時開催されると知った天海は早速田所に連絡し、知人の博士を紹介してほしいと頼みます。この世界環境会議で日本が発言できるよう働きかけてもらおうと考えたのです。時を同じくして、2つの薬の併合投与は重症化を阻止するという事実が明らかになりました。
世界を救え!
常盤は父に薬の増産を急がせようとしますが、天海はもっと広い視野に立っています。常盤とハタの治療薬の製造方法を世界に公開しようと言い出しました。このままでは薬の生産が追いつかなくなる。日本だけじゃなく世界中の人々を救う薬だ。特許を公開して世界の門をこじ開けよう!
東山は世界環境会議に出席し「あらゆる日本人の想い🌸」を代弁しました:
日本沈没も感染症も、すべては「地球温暖化」が招いた全世界の問題だ。我々日本人は生きることを諦めないし、世界中の人々にも生き続けてほしいと願っている。それを叶えるために国が一丸となって取り組み、2つの薬を併合すれば変異株に打ち勝つという事実を発見した。その2つの製薬会社は増産を続けているが、それでは間に合わないことから、この2企業は製造特許を放棄して、製造方法をすべて公開すると申し出てくれた👍!世界各国の製薬会社に治療薬を生産してもらって世界中の人々の命を救うために💜。我々がこの決断に至ったのは「命より大事なものはない」と気付いたから。それこそが本当に尊いものだとあらためて気付かされたから。
その上で東山は世界中に訴えました。どうか日本人の命にも、救いの手を差し伸べてほしい。我々には一刻の猶予もない!オンライン会議に出席した人々から拍手が湧き起こりました。常盤の会長も胸を熱くし、日本を離れても「命に寄り添った企業であり続ける」との誓いを新たにします
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危機一髪
ルビー感染症に罹患し、一時は重体に陥った茜もなんとか回復し、オーストラリアに出発しました。残念ながら、香織の恋人は同じルビー感染症で亡くなったそうです。母と一緒に行こうとしていた天海はその母にふられたため💦、椎名と一緒に行くことにしました💕。言いたくても言い出せず、自分は「おひとりさまだ😅」と笑っていた椎名の嬉しそうな顔がまだ目に焼き付いています😍。ふたりは中国に行くことになったそうです。
が、北海道にはまだ300万人の「移民拒否者」が残っていました。天海と常盤はここで未来推進会議の解散を宣言し、二人以外のメンバーはすぐに移民先へ行くよう促します。それぞれの国でジャパンタウンの建設に尽力してほしい!そしてふたりは北海道で残った人々の説得にあたることにしました。その頃椎名は「ラストメディアジャパン」として日本の最後の姿を報道する活動に参加していました。すでに北海道へ出発し、田所に大いにこき使われています😂。
その田所が「電磁気異常」について指摘しました。これは大地震の前兆だそうです。イワシの群れも石狩川を遡上していたとの話も聞いたそうです。そう言いながら、データを凝視していた田所は血相を変え、すぐに天海に電話をしました。関東沖のスロースリップが異常な加速を見せている。急げ!沈没開始の前兆かもしれんぞ!!
その天海は常盤たち「最後のメンバー」とともにヘリに乗り込んでいたところでした。このヘリが走り出すと同時に、また海から地面が沈没していく様子が、本当にリアルで恐ろしかったですね😱。早く早くっ!!椎名や田所、そして東山や里城が「この瞬間💀」を目撃しています。とうとうこの時が😨!?椎名は祈りながら、何度も天海に連絡を取ろうとしましたが、なかなか連絡が取れません。それがようやく繋がった時は心の底からホッといたしました💕。天海です。聞こえてます!
田所はその無事を喜び、関東平野は田所の予測よりもはるかに速いスピードで沈んでいると伝えました。この文だと、中部北陸近畿ももうそんなにもたないぞ。北海道ももってせいぜい1週間だ。
これを聞いた天海は「1週間の避難計画」を口にしますが、里城が大声で反対しました👍。1週間ではダメだ!田所博士も1週間の安全を保証したわけではない。今この瞬間も沈没は続いてるんだ!!避難を拒否する国民のために、避難に携わる職員、自衛隊員、空港関係者を巻き添えにしてもいいと言うのか?何かを優先させれば何かを諦めなければならない。そのギリギリのところで決断を下さなければならないのが今の状況だ😤!いや〜これぞ"政治家"ですよね😍。避難に費やせるのはせいぜい3日だ💢!東山も同意見です。
奇跡
そしてついに「その時」がやってきました。天海に電話をした田所は「スピーカーにしろ!」と怒鳴り「フォッサマグナの崩壊」を伝えます。日本列島が真っ二つに裂けたのです😱。この勢いだと一気に日本全土がやられるかもしれん💢!!こうして皆が避難しようとしたその時です。「奇跡」が起きました。沈没の勢いが激しすぎたために、耐えきれないほどの負荷がプレートにかかり、青森でプレートが切れたのだそうです😲。プレートが遮断された結果、関東海底からの影響も遮断されたために、日本沈没が止まりました。日本は残った!!
天海は椎名とともに中国行きを決意します。そこで最初のジャパンタウンを作るのです。一緒に行こう💐。常盤は東山とともに北海道にとどまって政府を構え、世界中に散った日本人を支えていくことになりました。お前と総理なら絶対できる!😏
最後は田所と天海が海を眺めながら「おにぎり」を食べていました🌸。天海が、田所のおかげで多くの国民が救われたと礼を言うと、田所は、天海が田所を信じてくれたからだと語ります。皆が暴論だと切り捨てようとしたのに、君だけは真剣に向き合ってくれた。天海は「怖かったから」と打ち明けます。田所は「もっとも〜っと恐れた方がいい😤」と力説しました。人間はこの地球があるからこそ生きていられる。それなのに皆そのことを忘れてしまっている。止められるのは今しかないぞ!それができなければ、地球は間違いなく終わる!!そのカウントダウンはもう始まっている。
天海は分かっていると答えます。その未来は僕ら一人一人の手にかかっている🌹。
拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
本当に良い最終回でしたね〜。アメリカでまた竜巻が発生したと聞いて思わず、ああやっぱり地球が怒ってるんだわ、と思っちまいましたよ。コロナも地球からの警告なのかもしれませんものね。ほんとになんとかせなあかんですね( `ー´)ノ。こん