その女、ジルバ ネタバレと感想 第3話 元ヤンリーダーが職場愛を語る

池脇千鶴さん主演のドラマ、【その女、ジルバ】は3話も実に面白かったですね~。池脇さんに江口さん、それに真飛さんの友情がめちゃ楽しいです。以下早速ネタバレですその女、ジルバのネタバレ感想行きますよ~(^^)/

浜田の職場愛

グループリーダーの浜田は、新と前園、そして「以下同文」こと村木を呼び出して()、こんこんと説教しました

あんたがホストに溺れてることはよく分かった。でもそれ駄目だからあんた、狙われてるから。この男あんたをはめようとしてるから。連日のホスト三昧を理由に笛吹さんをリストラしようと。だから!あんたが週2回、6時前から11時まで通い詰めてる。浮き浮き浮かれながら目当ての男のためにスロースロー。クイッククイック。ダンス練習までしてる。店の名はオールドジャックアンドローズ。ホームページすらない秘密クラブ

新はあまりのことに呆気に取られています。ええ??

またこれで前園がまた新を陥れようとしていると聞いた村木も参戦してきました前園、お前何考えてんのっ!

ホントひどい男だよ。自分の都合で元カノをリストラなんて。ホストクラブに行って何が悪いの?

新はやっと口を挟みました

あのう。ホストクラブじゃないですから。ジャックアンドローズは。(あんまり普通じゃない)バーです

前園たちは皆で声をそろえて責め立てますなんだと?。バー?嘘を言うな!言うに事欠いて!

新は、本当だ、今そこでバイトをしている、と答えると、前園は「皿洗い?」、村木は「掃除係?」と尋ねました。新はホステスだと答えます。

えええええ~っ!?

前園は変なことを想像し()、自分を安売りしてはいけない、もっと自分を大切にしろなどと言い出しました。新は、心配するような店じゃない、今度みんな(除く前園)で遊びに来ないか、と誘います。楽しいし元気も出るし。お姉さま方も素敵だし

浜田は新を怒鳴りつけました。バカか、あんたは!のんきに副業なんかしてたらホントにこの男にリストラされるよ。いいの?それでも。今会社を首になったらこの先どうやって生きていくの?そういうことちゃんと考えたことあるの?甘すぎる!

ここから浜田は職場への愛を語りだしました

だいたい出向組は文句ばっか言って、社員でいることのありがたさを分かってない。ここで働いてる人のほとんどが派遣かバイト。通勤手当。休業手当。家賃補助。結婚出産慶弔見舞金。ボーナスに退職金。その他もろもろ。あんたたちが当たり前にもらえるお金ももらえないんだよ。毎月給料もらえることに少しは感謝しろ。考えが甘過ぎる恵まれてんの、分かってる?

そして前園にも簡単にリストラなどするな、と注意します。一人一人の生活のことちゃんと考えてくださいよ。私はもうこれ以上こっから誰かを追い出すのは嫌だから。断固阻止するから

村木と新には、自分で「姥捨て」などというな、と言い含めました。ここは立派な職場だから

新はそんな風に心配してくれた浜田に感謝し、ジャックアンドローズに通い始めてから、とても前向きになれたのだと語りました。40にもなって恥ずかしいけど。ホント一度遊びに来てください。きっといいこと起こりますから。そういうお店だから

見学

村木と浜田は早速、ジャックアンドローズにやってきました。JUZOはふたりがてっきりホステス希望だと思ったらしく、マスターにそう知らせます。マスターは早速ふたりを「お嬢ちゃん」呼ばわりしました。そこへ新がドレス姿で現れます

大胆。そのドレス。それかつら?

その後ふたりは帰ろうとしますが、ナマコに引き留められました。ナマコはふたりの「下の名前」を尋ねます。村木は「みか」と答えましたが、浜田はなかなか口にしませんでした。・・・スミレ。村木改めみかが驚くと、浜田改めスミレが噛みつきます

似合わないとか言わないで。子供のときから100万回言われてるから

翌日は3人とも二日酔いでした。新はみかが作ってきたシジミのお味噌汁をもらうと、早速スミレにお裾分けします。3人はいつも屋上でお昼ご飯を食べているのですが、新はみかと二人で、そしてスミレはその後ろの方にひとりで座っているのですよね

エリーの過去

一方で今回はエリーの過去が明らかになります。

エリーは現在、高齢者ばかりが住む団地に住んでいるそうです。エリーが40代の頃はまだ若い子がいっぱいいたのだけれど、今は一人暮らしのお年寄りばかりとなり、理事会で助け合っているのだそうです。みかは思わず、そんな団地があるならいいな、と食いつきました。

そこへ、エリーが20代に結婚しようと思った相手=春彦(大石吾朗~管理人@サイレーン)が引っ越してきたのだそうです。しかも春彦は詐欺師だったらしい

エリーの実家は戦後成金で、エリーが18の頃からお見合いをさせられていたそうです。それなのになかなか良い相手が見つからず、気づけば「適齢期を過ぎた25のおばさん」になっていたのだそう。その頃に現れたのが春彦でした。エリーはすぐに夢中になって結婚を決めましたが、その直前になって春彦は金を無心し始めたのだとか

うぶなエリーは何も気づかず、どんどん貢ぎ、挙句に実家を抵当に入れて破産してしまったのだそうですなんてこった(-_-;)

それなのにエリーは、また、春彦に再会して心が揺れていました。でもくじらママは見抜きます。春彦は、図々しくもジャックアンドローズにエリーを訪ねてきたのですが、エリーに言い寄っているその様子を見たくじらママは、もう二度と来るな!と釘を刺しましたうちの大切なエリーに近づくな!

またエリーも本当は気づいていました。春彦が、エリーの実家の姓=花富屋敷を使っていたからです。エリーは両親にすまなくてこの姓を捨てたのに、この男は新たな詐欺に利用しようとこのきらびやかな姓を名乗っていたのだそう

エリーの決断

エリーは一人でいたくないと言って新の家で飲んでいました。そこでこの話をした後にぎっくり腰になって動けなくなります。しかも熱まで出たらしい。新は結局エリーを3日泊めて介抱したそうです。

お店のエリーさんとは別人みたいに老け込んじゃってさ。ずっと泣いて寝てた

みかはエリーに同情します。やっと忘れた初恋を思い出して、40年経ってまた失恋したみたいなもんだもんね。

新とみかは20年後の自分を思い浮かべました。他人事じゃないよね

そこへスミレがやってきます。なんと「ヨレヨレ詐欺」「じじい」が捕まったというのです。そう、エリーが春彦、本名・高木昭夫を通報したのだそうです

マスターは、エリーのダンスのパートナーの浅山を連れてくるよう、新にLINEで連絡しました。ジャックアンドローズでは、エリーの「7回目の生還」を祝ってケーキが焼かれ、皆でエリーを祝福します。おかえり。エリー。おめでとう!

スミレとみかもオシャレしてやってきました。スミレはエリーのために湿布を買ってきたそうです

エピローグ

そのスミレにみかはこれまでの態度を謝罪しました。するとスミレは、みかは国立大卒の元エリートなんだから、やる気を無くすのも無理はない、と語ります。私みたいなヤンキー上がりとは違うし。でも私は自力でここの社員になって嬉しかった

感想

地味な仕事の毎日をただ否定するんじゃなくて、その仕事にも感謝してプライドを持とうという姿勢がまた実に気持ちが良かった。これに加えて楽しみもできたら、人生、もう言うことなしです。来週の放送もめちゃ楽しみです

これは原作も面白そうです
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その女ジルバ