その女、ジルバ ネタバレと感想 第9話 ドミノ倒しに苦笑い

池脇千鶴さん主演のドラマ、【その女、ジルバ】ももう9話なのですね~。来週は最終回ですよ。終わったらしばらく寂しくなりそうですね。今回は新の優しさと強さが身に沁みました

以下ネタバレですその女ジルバが楽しみ( `ー´)ノ

骨密度は40代

スミレの結婚パーティーで倒れたくじらママは、搬送された病院で、あれこれ検査をしたのだそうです。その結果は特に問題なしで、単なる飲みすぎだと分かったらしい。しかもママの骨密度はなんと40代だったのだとか

それでも、倒れた時に腰をひどく打ったため、しばらくは養生が必要になりました。ママはジルバの部屋に泊まり、新とマスターが面倒を見ることになります。新は、新を可愛がってくれた田舎の祖母を思い出し、世話できるのが嬉しかったようですね。

くじらママの告白

くじらママは、ある夜、悪夢にうなされました。新が慌てて駆け付けると、若い頃の苦い思い出を話してくれます。ママはかつて男たちに拉致されて売春をさせられていたそうなのです。そんな生活が死ぬほど嫌になったママは、その家に火をつけて逃げ出したのだそう。そしてそのママをジルバが救ってくれたのそうです

きら子(くじらママ)、つらい過去は忘れて生まれ変わればいい。私は生まれ変わってジルバになった

それからうん十年、ジルバはママに何も聞かなかったそうです。くじらママも誰にも話したことがないのに、新にだけは聞いてもらいたくなったらしい。これは懺悔かしらねと自嘲するママに新は、ママは悪くない!と叫びました。ママは何も悪くない、ママは悪くない、悪くないです。だから苦しまないで

くじらママは、70年間誰かにそう言ってほしかったのかもしれない、と礼を言いました。ありがとう、アララ

一方の新は、この「告白」をことのほか冷静に受け止めていました。新は3.11の震災で「人は傷が大きいほど自分を責め続ける」と悟ったそうです。そして 打ち明け話をした後、またその傷が蘇り、辛くなるものだ、と。ママはもしかしたら過去を知った私を疎ましく思うかもしれない

新はそれでもいいと思ったそうです。覚悟しよう。告白を聞くということはそういうことなんだから

ドミノ倒し

くじらママが倒れた後、まるで「ドミノ倒し」みたいに、ほかのホステス達もあちこち具合が悪くなりました。真知は、ジルバが夢枕に立って嫌な予感がした駆けつけてきて「きら姉の呪いね」と笑います。それから真知はずっと店に残り、チーママとして店を盛り上げてくれました。真知はそれにほかのホステスにも、くじらママが治るまで店に来ないよう言い渡したらしい

真知は毎日店を大いに盛り上げることで「天岩戸作戦」を実行しました。お酒やにぎやかなのが大好きなくじらママなら、騒げば騒ぐほど耐えられなくなって、早く復帰できるだろうと考えたのです。そしてその予測はぴたりと当たりました

乗っ取らないわよ、きら姉。心配しなくても

エリーやひなぎくたちも戻ってきました。ナマコは得意のケーキ、しかもいつになっても良いようにパウンドケーキを用意して待っていたそうです。くじらママは真知の勝ちだと声を掛けました

バングルの秘密

以前新がナマコから聞いたジルバのバングルですが、宝石箱の中に隠したのは真知だったそうです。ナマコはジルバの夫に遠慮してこれを棺に入れませんでしたが、真知は、幸吉に何かあった時には、ジルバと幸吉の骨を分骨し、あのバングルとともにブラジルにあるジルバの実家の墓に葬ってほしいと頼まれていたのだそうです

アララ、暴いていいのよ。死者の残した形あるものは暴かれる。生きてる者は手を汚すの。そうでないと死者の心残りを遂げてあげられないでしょ

感想

これまたなんとも含蓄のある言葉でしたよね。昭和の激動の時代を生き抜いた人々は実に魅力的ですね。いつまでもお元気で長生きしていただきたいです

来週はいよいよ最終回です。どうやらこのコロナ禍がオールドジャックアンドローズを襲うようですが?

これは原作も面白そうです
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