かぶき者慶次 ネタバレと感想 9話「俺は三成の子」10話「新九郎の決意」
【かぶき者慶次】の9話は「俺は三成の子」、10話は「新九郎の決」です。こちらも毎週楽しく見ていたのですが、なかなかまとめる時間がなくて今日になってしまいました💦。以下2話分のあっさりネタバレです。
覚悟の別れ
天徳が去り、米沢藩では彼が「徳川の間者」だということで話が落ち着きました。口さがない若者たちは、城下に三成の子がいるのを口実に上杉を潰すつもりだったなんて「三成の子は疫病神」だ、などと言い出します。でも佐乃の誘拐騒ぎで、新九郎がその三成の子に違いないと悟った勝之進は、憤慨する仲間を諌めました。その子とて、好きで三成の子に生まれたわけではない。
新九郎は勝之進に真実と己の正直な気持ちを打ち明けます。いっそ消えてしまおうと思ったが、自分が生かされたのはこれからの世で何かを成すためだと思うことにした。竹がそう教えてくれた🌹。
勝之進は新九郎に、佐乃との縁談は無かったことにしてくれ、と言って去っていきました。賢い勝之進は、父の継之丞が責任を取るつもりだと察していて、自分も一緒に自害するつもりでいたのです😨。
が、これは継之丞が止めました。それで勝之進はせめて介錯しようとするのだけれど、それもままならず😭。代わりに慶次がこの辛い役目を引き受けました。継之丞はあとは頼むと言い遺します。私も一度は貴殿のようにかぶきたかった!
でもこの切腹が明らかになると、安田家は断絶となってしまうのだそうです。それで慶次は、継之丞は病死だったと年寄衆に説明しました。切腹を疑われると、これまでの忠義を盾にくってかかります。私のいうことが信じられぬとおっしゃるのか!?
年寄衆の荒木康綱(大出俊)は慶次の言葉を信じる代わりに、馬廻組から武具を回収するよう命じます。これには勝之進が協力してくれました。が、馬廻組の面々は、こともあろうに、徳川に騙されかけた全ての責任は継之丞の切腹でまかなったはずだと歯向かったため、慶次は、これ以上妥協せぬようなら「謀反」とみなす、と言い渡します。
続けて慶次は「越後」に戻りたい者は、武士を捨てて百姓となり、米沢に残る者は考えを改めるしかないのだと説得します。そしてそのために藩から3千両をふんだくってくれました。彼らは金がないばかりに、越後に帰りたくても帰れなかったことを知っていたからです。
荒木は、自分を「大ふべんもの」(貧乏で不便な生活をしている者という意味らしい)と語る慶次に免じて、これも快く承諾してくれました。(文字は「ふへん」だけど意味は「ふべん=不便」らしい?)
また、これまでは新九郎の畑仕事を馬鹿にしていた若者たちも、新九郎と共に新しい上杉藩を作っていこうと奮起し、ともに新田開作を手伝うと申し出てくれます。もちろん勝之進も同様でした。また勝之進は、佐乃と新九郎の気持ちも察して、縁談を正式に断ってくれます。これには竹が一肌脱いでくれたようです😁。
佐乃の変心
正確に言うと「変心」というよりはずっとそうだったのかもしれませんが、佐乃は、自分が好きなのは勝之進ではなく新九郎だと気づきました。これには竹もいち早く察します👍。
これが韓ドラだったらとんでもない大騒ぎになるところですが(肉親もしくは肉親として同居していた者同士の恋愛は御法度😈)、ここではすんなり受け入れられました🤗。むしろそれが当然の成り行きのように描かれてホッとします。ただ一人迷っていた新九郎もようやく決心がつくようです。
勝之進との縁談を進めようと金沢から出てきた美津も、真実を知って喜んでくれました。また美津は、江戸の芳春院から連絡をもらい、家康と戦うと決めたに違いない夫を応援しにきたのだそうです。いや〜さすがは「女房殿」でござるね。実に頼もしい
。
独立
新九郎は、心機一転、大きく前進するために、慶次に勝負を挑みました。これには見事勝利して「石田」の姓を名乗ることになります。新九郎はその上で、この米沢の地で佐乃と夫婦として暮らす決意をしたのです。でもその一方で、素性を明らかにすることでまた皆に迷惑をかけることになるやもしれぬと憂えていました。
慶次と美津は喜んでふたりを祝福します💐。慶次は、この息子の将来を邪魔する暗雲を振り払うため、駿府に行く(=家康と勝負する)決意をしていたのです。
そこへ、その徳川からの刺客がやってきて、慶次を庇った美津が撃たれました😱。予告を見る限りでは無事だったようですが、これで慶次の怒りがいや増しただろうことは言うまでもありません💢。どうやら家康役は綿引勝彦さんみたいでしたね。
まとめ
も〜和泉局が慶次に敵意を抱いているのは、昔フラれた恨みから、には大笑いでした😂。また、又吉が雫(の遺髪)を家族の墓に埋めてくれたのもよかったです。
楽しんで見てきた「かぶき者慶次」もいよいよ来週が最終回です。最後までたっぷり楽しませていただく所存です🤗。