かぶき者慶次 最終回 ネタバレと感想 大ふへん者

【かぶき者慶次】も最終回を見終わっています。最後まで、優しくて温かくて良いドラマでしたね〜💕。特に、最近あまり(テレビでは)お見かけしない田畑智子さんや西内まりやさん、そして「小吉の女房」を(連ドラの)最後にお亡くなりになった江波杏子さんの演技を堪能することができたのも、とっても嬉しかったです

以下、最終回のネタバレのあらすじですかぶき者慶次のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

大ふへん者

家族を徳川の刺客に狙われた慶次は、彼を庇って怪我をした美津への煎じ薬を作り、自分は「大ふへんもの」ののぼり旗を立てて、一路、駿府へと向かいました。秀忠が将軍を継いでも尚、実質的な権限を握っていた家康(綿引勝彦〜加藤清正@黄金の日日)に会うためです。

この煎じ薬が、あの女傑の美津を持ってしてもひどく苦くて飲みづらいらしく、新九郎が美津のために山ほどその薬草を採ってきたのを見た美津は、思わず、「余計なことを😔」とため息をついていたのがまた可笑しかったですね🤭。新九郎は慶次から、くれぐれも美津を頼むと言い含められたのだそうです。

新九郎や佐乃たちが「大ふへん者=大不便者」とはどう言う意味かと悩んでいると、美津が説明してくれました。おそらくは「融通の利かない不器用な者」という意味だろう。その旗を持って出かけるところが、かぶき者のかぶき者たる所以なのだそうです。でもたぶん慶次は、こうした格好で皆の注目を浴びることで、刺客からの攻撃を最小限に防ごうとしたのですよね。

そんな慶次の噂を笑っていた和泉局も、慶次が江戸ではなく駿府に向かったと聞いて顔色を変えました😨。大御所様に命乞いをするつもりか!?💢

天下のかぶき者

慶次の目的は、でも(自分の)命乞いなどではありませんでした。石田三成の子の新九郎に石田家の再興を許してもらうためです。本来は新九郎が行くべきところなれど、新九郎では見つかり次第殺されてしまいかねません。

慶次は家康が余興を楽しんでいるところに紛れ込み、持参した朱槍を突き出しました👊。家康は慶次を覚えていたそうです。久しぶりだな😏。

慶次はことの次第を説明し、新九郎の守り刀を見せて、石田家の再興を許してほしいと頭を下げました。でも家康は、三成を大悪人と呼び、戦に勝ったものが正義だとのたまいます。一方の慶次は、子供に罪はない、人の子の命を奪うことが正義か!と反論しました。そのような正義は「太平の世」を築くのに何の役にも立ちませぬっ!!あなたの目指す世は太平ではなかったのか?

それでも承知しないというなら命をもらうと進み出る慶次を、家康の家臣たちが取り囲みました😱。己を偽っては生きていけぬと語る慶次に家康は、不器用な男だ、と微笑みます。慶次は「はい、大ふへん者でございます」と答えました。

そのようなことを言われるのは「大御所」としては腹立たしいことなのだろうけど、目の上にまた目を描いた、実に滑稽な顔で言われては、怒るに怒れないところも「かぶき者慶次」の狙いだったかもしれません😁。血生臭い話にはユーモアを交えてその場を和やかにしてしまうのも、彼の魅力だったのかもしれませんね🌹。

案の定、家康は笑いが止まりません😂。家康は、豊臣家はいずれ滅ぶから、三成の子などに用はない、と言い渡しました。ただし、米沢の地より出ずることまかりならん!慶次は、その言葉に偽りはないか、と念を押しました。家康は、まことの「漢」(おとこ)相手に、つまらぬ偽りなど言わぬ、と断言します

天下人から「漢」(おとこ)と言われた慶次は感激してはは〜っと頭を下げました。まんまとしてやられた家康はニヤリと笑います。さすがは天下のかぶき者よ😏。も〜白髪頭をポニーテールにして赤いリボンまで付けているのですから、これが笑わずにいられますかいな🤣。

女たらし

思惑が外れた和泉局が、鬼のような形相でしゃしゃりでます。覚えておいでか?😈

女たらしの慶次は「はい、お菊殿💜」と答えました。美しき女子のことは忘れません🤗。でも和泉局は(もう)騙されず、慶次を米沢に返してはならぬと家康に訴えました。慶次はそんな和泉局に「年を重ねてますます美しくなった💐」と世辞を言います。でもあの顔で言われてもねえええ😅。

米沢へ

慶次はその夜、和泉局にくっついてきた天徳和尚と一局手合わせをしました。相変わらずの欲深坊主の言い分には反吐が出そうなので割愛しますが、慶次はこう言って聞かせます。

人の幸せとは、その土地その土地の身内や仲間と共に生きる暮らしの中にあるのではないか。生きるだけ生きたら、あとは死ぬだけ。

さすがの和尚もこの慶次の言葉には胸を打たれたようでしたね👍。

一方の米沢でも大騒ぎになっていました。江戸留守居役から「三成の子」についての文が届いたのです。荒木は血相を変えて新九郎を捕まえに行きました。でも勝之進をはじめとする「仲間」がこぞって新九郎を庇います。我らは新九郎を守ります!北川も駆けつけてくれました。

そこへ美津と佐乃が白装束に身を包んで出てきます😨。主人の留守にこのような振る舞い、私が許しません!美津は、どうしても我が子を連れて行くというなら、美津と佐乃を斬ってからにしろ、と言い放ちました。ふたりは庭に出て正座すると、着物が肌けぬよう、紐で膝を縛ります。女性が自害するときの作法です。心配してその前に座り込む新九郎の前で、ふたりは懐剣を抜きました😭。

と、そこに「大ふへんもの」ののぼりが飛んできます。慶次が間に合ったのです🎉。前田慶次利益(とします)、ただいま戻りました!!待ってました!

慶次は荒木に家康からの御内書を渡しました。荒木がその内容に驚いていると、慶次は上杉景勝からの書状も取り出します。この辺が実に抜かりない😁。これで荒木はもう何も言えなくなりました。最後は「美津は慶次以上にかぶき者だ」と言って帰っていきます😂。

新時代

こうして新九郎は改めて「石田新九郎」を名乗り、米沢藩への出仕が許されました。佐乃とも所帯を持ち、近くで暮らすことにします。無苦庵には美津が残りました。料理上手な父を持った「新妻」は、新九郎にも同じことを求めます。新九郎は頑張って料理に挑戦しましたがさっぱりダメで、母代わりの竹に引っ越してきてほしいと泣きつきました。竹は笑って、それではいつまで経っても上手になれないと断ります。それでも新九郎は諦めず、無苦庵には美津がいるではないかと粘っています🤣。

また勝之進には、安部一左衛門の娘の知佳が紹介されました。知佳はでも以前から勝之進を見初めていて、すでに何度か恋文を送っていたそうです🤗。

慶次は、雪夜から、もう情報収集のためにここに来る必要がなくなった、と嫌味を言われますが、毎日会わないと気が済まないなどとのたまったため🐒、美津と自分のどちらが好きなのか💢、と詰め寄られていました😂。そこはお茶を濁してきますが、美津からも、これからは今までのような贅沢はできない、と釘を刺されます。それでも慶次は十分幸せそうでした🌸。

【TVドラマ・ノベライズ】かぶき者 慶次 一 (宝島社文庫)
これはノベライズ本も面白そう♪
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