おカネの切れ目が恋のはじまり 最終回ネタバレと感想 出演者とスタッフに感謝!
【おカネの切れ目が恋のはじまり】の最終回を視聴しました。以下、カネ恋、最終回のネタバレです
。
さりげない別れ
あの夜、慶太と玲子はそれぞれに眠れぬ夜を過ごしました。翌朝、玲子が朝食を食べていると、ひかりが慶太に会いにやってきます。玲子はてっきり、慶太はまだ寝ているのだろう=その方が気まずくなくていい
、と考えていたらしいのですが、なんと慶太は既に6時過ぎごろに出かけてしまったのだそうです。
ちょっと行ってきま~す!
ゴロゴロピッカーンは運命?
職場でも失敗ばかりしていた玲子は、プ~ン、プ~ンとまとわりつく猿彦に、思い切って気持ちを打ち明けてみました。
あなたのご主人は一体何を考えてるんでしょうか?
そこで玲子は慶太の言葉を思い出します。結婚は運命。稲妻みたいにゴロゴロピッカーンって打たれてするものでしょ。
ゴロゴロピッカーンの後にキスをした慶太はもしや???
自分の妄想に焦った玲子は、慌ててご飯の支度を始めました。その夜はサチが出かけて留守だったのです。サチが用意していったカレーを温めた玲子は、ぬか漬けを出そうとして甕をとりだしました。するとそこにはギッシリと現金書留の封筒が入っていたではありませんか?
田中三郎
差出人の名は田中三郎。住所は静岡県伊豆市山田らしく、10年前から毎月5万円が送られてきてたようです。玲子はすぐにそれが父だと察しました。ちょうどそこへ早乙女がやってきて事情を聴き、一緒に玲子の父親を捜しに行こうかと申し出ますが、玲子は、10年前に一緒にいてくれただけで十分だと断ります
。
翌日玲子はひとりで伊豆に出かけることにしました。相変わらず慶太は戻ってこなかったため、猿彦に留守番を頼みますが、猿彦は、まるで慶太のようにプーン、ピュイーンと離れません。
猿彦さん、あなた少しご主人と似ているところがありますよね。
玲子はようやく、猿彦が(慶太の代わりに)玲子に付いていくと主張していることに気づきました。それなら、と猿彦を抱き上げて歩き出したところに、今度はガッキーがやってきます。ガッキーも玲子が心配でならなかったのですね。
結局玲子はそのガッキーとも一緒に電車に乗り込みました。そこで玲子はガッキーに、男性が女性にキスをするのはどんな時かと尋ねます。ガッキーはドギマギしながら「とても好きな時だ」と答えました。が、その直後に、慶太は猿みたいに本能で生きているから、誰にでもすぐに手を出しちゃう、などと余計なことを付け加えます。
玲子は「大変参考になった」と語ると、いきなり、駅弁のイカ飯を買いに行くと言い出しました。ガッキーは時間が無いと止めようとしますが、玲子は、足には自信があるから大丈夫だと出かけていきます。玲子は400円のイカ飯を二つ買い、100円玉を1枚ずつ財布から取りだしているうちに電車は発車してしまいました
。
ガッキーさん、良い旅を。
玲子は、そのまま伊豆へ行くのが少し怖くなっていたのだそうです。ホームのベンチに座ってイカ飯を食べた玲子はすっかり満足し、贅沢な慶太にもこの美味しさは分かるはずだと残った1つをお土産にすることにしました。
それからようやく目指す土地に到着した玲子は「田中三郎」を尋ねて歩きましたが、誰も知りませんでした。父の本名は桃田保男(石丸幹二~峰岸剛志@グランメゾン東京)だそうですが、それを知る人もおりません。
玲子が諦めてアジの干物でも買って帰ろうとしていたところに「桃ちゃん」という声が耳に飛び込んできました。玲子はピピンとひらめきます
。もしや父では?
幼い頃に家族3人で撮った写真を見せると、間違いないと言われました。桃田は市場食堂の「朝潮丸」で働いているそうです。
そこへガッキーがやってきました。玲子は父との過去について語りだします。
玲子が倹約家になった理由
昔の玲子は、慶太と同じぐらい金遣いが荒かったそうです。というのも、幼い頃にテニスの才能があると言われたかららしく、それを知った桃田は、玲子のためならなんでもしてやりたくて、会社の金を横領してしまったのだそうです
。
当時経理をしていた桃田はそれが発覚して逮捕されてしまいました。サチは家や家財道具をすべて売却し、それでも借金を返せなかったので、親戚一同に頭を下げてお金を借りて、ようやく完済したのだそうです。その後桃田は離婚届を置いて姿を消してしまったため、ふたりは玲子の祖母が暮らしていた今の家に移り住んだらしい。
玲子は、自分のせいで父が罪を犯した、自分が父の人生を壊したと深く反省したそうです。だから会いたいけど会いたくない。
これを聞いたガッキーは、無理して会うことはないと諭しました。今日は桃田の住む町まで来ただけで十分だ、と慰めます。
でも猿彦は納得しませんでした。ぷ~ん、プイプ~ン、と騒ぐ猿彦を見た玲子は、またしても「お節介な慶太」を思い出します
。
玲子は意を決して桃田に会いに行きました。お父さんっ!!
桃田もまた、玲子にすまなく思っていたそうです。守ってやらなきゃいけなかったのに、お前の夢を、人生を潰してしまった!!
玲子は、かつて父に買ってもらった猿のおもちゃを取り出し、これだけで十分嬉しかったのだと伝えました。私はこのおもちゃの会社に就職したよ。そして今は経理部で働いています。今は幸せ。お金はたくさんないけど、毎日結構幸せ。
ふたりをじっと見守っていたガッキーも加勢します。こんなに幸せにお金を使う人見たことないです!!
またテニスもめちゃめちゃ楽しそうにやっていた、と教えました。玲子が今でもテニスを続けていたと知った桃田は嬉しそうでしたね~。
玲子は、自分はもう大丈夫だと語り、これからは桃田自身の人生を生きてほしいと促しました。猿彦もプ~ンと訴えます。玲子は危うく父に「猿渡さん」と紹介するところでした
。
慶太の父の本心
その頃慶太の両親は、玲子の家に慶太を迎えに来ていました。そこでふたりは慶太を待っている間に、慶太の「宝物」を目にします。富彦はそこで、慶太は「人を笑顔にする才能を生まれたときから持ってた」と語りました。本人に言うと調子に乗るから言わないけれど、そんな慶太の良さを生かすためには、会社を継がせないほうがいいと考えていたそうです
。
あいつはあいつのままでいい。
菜々子も、ママはいつだって慶ちゃんの一番のファンだからね、と語り掛けました。
そこへ玲子が戻ってきます。玲子は、迷惑をかけたとすまながる富彦に、慶太はサチを笑顔にしてくれた、と教えました。富彦は、慶太は玲子が好きなのだと伝えます。君に懐いている。
玲子が、何もかも噛み合わないが、と答えると、富彦も菜々子とはまったく噛み合わないと語ります。だけど、彼女がいると楽しい。
あいつにもそういう誰かがそばにいてくれたらと思う。
その後玲子は、慶太の豆皿を見つけました。サチは、慶太がひかりに教わって手作りしたのだと教えてくれます。前のはいくら探しても見つからなかったから、そのお詫びだって言ってたわ。
玲子はそんな慶太が恋しくてしかたなくなり、慶太との出会いを思い出していました。私は、ほころびを繕っているうちに猿渡さんのことを・・・
。
最後には慶太が戻ってきたような気配も感じられましたが、玲子の寂しそうな表情を見る限りでは、そうではなかったのでしょう。
そして「春馬くん、ずっと大好きだよ。キャスト・スタッフ一同」とのテロップが流れました。
感想
当初の意図は違ったはずなのは百も承知ですが、でもこの最終回を見たら、なんだかこのドラマ全体が三浦春馬さんを追悼するために作られたみたいに思えました。彼があんなに明るく笑っていたのも、底抜けにマヌケなんだけど、マヌケだからこその「あふれんばかりの優しさ」で皆を笑顔にしてくれたことも、今となっては、彼の短い生涯を惜しむための設定だったのではないか、などと思わずにはいられませんでした
。
共演者やスタッフの皆さんが悲しみをこらえてこの第4話をこんな風にまとめてくださったことに心から感謝したいです。本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした
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: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編
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