剣樹抄〜光圀公と俺〜ネタバレと感想 第2話 明暦の放火犯

山本耕史さん主演の時代劇、【剣樹抄〜光圀公と俺〜】の2話は「明暦の放火犯」です。おぉ〜あのサイコパスは片腕(隻腕)だったのですね。以下簡単なネタバレです剣樹抄のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

手がかり

巳助が氷ノ介の似顔絵を描きました👍。早速これを元に捜索が始まります。それからすぐに氷ノ介を見たという大工が見つかりました。氷ノ介は「怪しい浪人」と話していたらしく、その浪人の似顔絵も描かせます。ふたりがいた場所は丹前風呂の紀伊国屋でした。この紀伊國屋は江戸で一番人気の風呂屋なのだそうです。特に「勝山」という女将が評判らしい。

紀伊國屋

当時は、家に風呂があるのは大名ぐらいなもので、武士も町人も皆風呂屋に通っていたそうです。しかも丹前風呂というのは湯船に浸からずに、湯女に汗を流してもらうのですね。女将の勝山(三村里江〜青池透子@MIU404)は、確かに評判通りの人物でした。一度見た顔や聞いた名前は決して忘れず、皆に気配りする様子を見れば、人気が出るのも当然です。光圀は中山とともに風呂へ行く傍ら、拾人衆を紀伊國屋で働かせました。風呂屋の奉公人には子供も多いのだそうです。

勝山の働きぶりに感心した光圀は、その勝山が「渡辺の絵」を見て、すぐに名前が浮かばなかったと聞いて不審に思います🤔。渡辺は常連客なのに、名を言い淀むのはおかしい😠。光圀はすぐに風呂屋ではなく勝山自身を見張るよう命じました。渡辺は必ず会いに来る。

良い人間

渡辺(駿河太郎〜宮原三郎@ハコヅメ〜たたかう!交番女子~)は氷ノ介の一味でした。それなのに氷ノ介に黙ってある商人の蔵から2千両を盗み出し、隠し持っていたのだそうです👿。でも氷ノ介はこれを見破っていて、2日後に氷ノ介のもとへ持ってくるよう渡辺を脅しました。渡辺はその後姿をくらませます。渡辺には鎌田という仲間がいたらしいのですが、渡辺はその鎌田をも裏切って金を持ち逃げしたのだそうです。鎌田は早速勝山を脅しにやってきました。あいつの居所を言え!!😡

かねてから密かに勝山に憧れていた了助は、棒を掴んで鎌田に殴りかかろうとします💢。が、なにせ風呂場なもので足を滑らせて転んでしまいました😨。勝山は、ひどく頭を打った了助を心配して家に連れ帰ります。しばらくして目覚めた了助は「お務めだから」と答えますが、勝山には通じず、浪人の相手までは奉公人の仕事ではないと笑われました😅。

そして勝山は、人に甘えるのが下手らしい了助の気持ちは、自分と同じだから分かると理解を示す一方で、人生には人に甘えていい時が何度かある、と教えます。懸命に生きてれば神様みたいに優しい誰かが手を差し伸べてくれることがあるものだ。その手を離しちゃいけないよ。勝山は了助に「一切放下一切却来」という言葉を教えます。何もかも諦めて、自分から逃げられないと悟った時に、私という花が咲く。了助は、勝山の咲かせる花はきっと優しくて綺麗な花だと語りました。勝山は了助はきっといい男になると笑いますが、了助は「いい人間になりたい」と答えます。

了助はその夜、勝山に添い寝してもらいました。そして夜中に、風呂桶に隠された手紙を見つけますが、どうしても報告することができませんでした💦。光圀は、そんな了助の逡巡を見抜いたかのように、拾人衆を辞めても構わないと声をかけます。了助が、拾人衆を続けると悪い人間になりそうだと語ったからです。お前がよい人間になることの方が大事じゃ🌸。

了助は勝山の言葉を思い出します。光圀こそ「神様みたいに優しい誰か」なのではないか?光圀の手こそ、決して離してはいけない手なのではないか😨?了助は光圀の元へ走りました。風呂桶の底が二重になっていて文をやりとりしていた!俺、言えなくて・・・字も読めなくて・・・。ごめんなさい😭。

光圀は了助を讃えました。よく話してくれた!

苦界にても咲く花

渡辺は勝山ことお勝の実の兄でした。ふたりは武家の生まれでしたが、渡辺家が取り潰しになって以降は一家が離散したのだそうです。渡辺は賭け事に手を出して借金をしましたが、まだ12歳だったお勝はどんなに辛くても悪事には手を染めずに歯を食いしばってきたのだそうです😢。私は私を捨てても私でいたい〜お勝はそう言って2千両を受け取ろうとせず、吉原に行くと語りました。渡辺は、それでは亡き両親に顔向けができぬと嘆きますが、お勝は、もうお勝を本当の名で呼んでくれるのは兄しかおらぬから、逃げて生きてほしい、と訴えます。

そのお勝の願い虚しく、そこへ現れた氷ノ介がお勝を狙って投げた短剣が、これを庇った渡辺の胸に突き刺さりました😱。兄上っ!!

そこへ光圀が現れます。加勢しようとする了助を一喝し、氷ノ介のような奴を決して許さぬ💢!と斬りかかりました。が氷ノ介は妖術を使って逃げてしまいます😡。

役人に捕まったお勝は、少しだけ、と言って、ポツンと座り込んでいた了助に近づいていきました。了助は、勝山はいい人間だと思うと豪語します。お勝は「いい女」とはよく言われたけど「いい人間」と言われたのは初めてだと礼を言いました💜。ありがとう。そのお勝が去った後に落ちていた紙には「金はいらぬ。苦界に手も咲く花あり」と書かれていたそうです🌺。

親子の確執

冒頭では徳川頼房(中村育二〜田所与六@蛍草~菜々の剣)が水戸から江戸の藩邸に戻ってきた時の様子が描かれました。光圀は、必ずや氷ノ介を捕まえると報告しますが、頼房は、それは光圀の仕事ではないと叱責します。出過ぎた真似をするな!拾人衆は公方様をお助けする隠密じゃ!でも光圀は、江戸の町を守ることが公方様を守ることだと反論します💢。

なんでも頼房は、長男の頼重ではなく、光圀を水戸家の後継にしたのだそうです。頼重は体が弱かったそうで、讃岐高松藩の当主になったのだそう。まだ幼かった光圀は、兄の方がずっと世継ぎにふさわしいのにとひどく憤慨したそうです😡。その兄の頼重とは今でも親しくしているらしく、そのうちに上京するとの手紙が届いたそうです。頼重は手紙の中で、父と仲良くしているか、短気を起こしていないか、と心配していたらしい。父上といさかいは起こさぬと兄に誓うたことを忘れるでないぞ😁。

光圀がどう返事をしたものかと迷っているうちに、また兄から手紙が届きました。光圀は「歌」を送ろうとしていたらしいのですが、頼重もまた青梅を送ってきて、これを元に歌を詠んでくれと促してきたのだそうです。泰は「いろは48文字は時に何ものにも勝る宝となりますね」と微笑みました。そして光圀はその「宝」を了助に教えます。幾度も書き連ねるうちにうまくなる。励め🌹。

剣樹抄 (文春文庫)
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COMMENTS

こん
ちくわさんへ
2021/11/15 (Mon) 12:07

拍手コメントをありがとうございます♪

ちくわさん、こんにちは〜(^^)/。

そうですよね〜アタイも今回初めて知りました(笑。勝山の言葉もよかったですよね。

また泰姫も可愛いですよね〜。光圀と仲睦まじい様子を見ているだけでほのぼのします🤗。続きもとっても楽しみですね♪。こん

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