麒麟がくる あらすじと感想 第10話 ひとりぼっちの若君
長谷川博己さん主演の大河ドラマ、【麒麟がくる】の9話は「ひとりぼっちの若君」です。その若君=竹千代がキリリとして頼もしかったでしたね~。将来の大物ぶりを覗かせていました
。
今川義元が尾張の国境に侵攻してきました。安祥城を任されていた信長の兄(庶子)、信広(佐野泰臣~近沢元成@民王)は今川&松平連合軍の再三再四に渡る猛撃に耐えられず、ついに落城し、人質に取られてしまいます
。
義元は、その信広と竹千代の人質交換を提案してきました。
これを知った道三は、三河を今川に牛耳られてはならぬと、早速光秀を尾張に遣わします。光秀なら、帰蝶に会いに行っても怪しまれないと思ったのだそうです
。
光秀は菊丸を伴って「味噌」を届けに行くという口実を作って出かけました。
案の定、帰蝶はすぐに光秀の来た理由を察します。父上に何か命じられたのか?
そこへ信長が戻ってきました。信長は信秀に、信広と竹千代の人質交換に猛反対してきたところです。
帰蝶は光秀を信長に紹介しました。信長は光秀のことを覚えていて、なぜあの時浜辺にいたのかと尋ねます。
光秀は仕方なく真実を伝えました。あるお方に頼まれて信長の人となりを探りに来たのだ、と。
それは誰かと尋ねられると、帰蝶がしゃしゃり出ました。私でございます。
信長は面白そうに尋ねました。光秀はなんと報告したのだ?
帰蝶が「よく分からない人」と聞いたと答えると、信長は嬉しそうに笑い出します。自分ですら自分がどんな人間か分からないと語りました。
そんな信長が魚獲りを始めたのは母の土田御前が喜んでくれたからだったそうです。でもそれは最初の一度だけで、それ以降は見向きもされなくなったらしい。
母を喜ばせたい一心で続けていた魚獲りは、いつしか、民の喜ぶ顔を見るために変わっていきました。後世の信長の政はすべて民の笑顔を見るためだったのかもしれませんね。
そこへ今度は竹千代が訪ねてきました。竹千代は将棋の道具を持って来たのですが、信長は竹千代を遠ざけようとします。
竹千代は、父の広忠を殺したのは信長だと知っているが、気にする必要はないと説明しました。
広忠が今川と組むために、妻であり、織田と組んだ水野信元の妹でもある於大の方を離縁して岡崎城を追い出したことから、竹千代は広忠を憎んでいたそうなのです。
なるほどね~そもそも竹千代の行動の根底には今川への憎悪があったという解釈ですね。
信長は帰蝶と光秀に退室を命じ、竹千代と将棋を始めました。天井裏では菊丸が様子を伺っています。
信長から、明日また城に来てくれ、鉄砲の話をしようと誘われた光秀は、菊丸が先に帰ったと聞かされて怪訝そうです。
信長は光秀の宿代まで心配してくれたのには感動しましたね~。あ~いいな~やっぱりこの信長は
。
それに比べると、光秀のカラーがまだなかなか打ち出せていないように感じられるのが、唯一もどかしいですね~。今は二十歳前後の青年らしいので、実年齢差を埋めるのがちと難しいのかもしれませんね
。いっそ青年期は別人に演じてもらった方が良かったんじゃないですかね~
。
それ以外では、駒が大道芸人時代に世話になった伊呂波太夫(尾野真千子~お国@令和元年版怪談牡丹燈籠)が登場しました。その結果、駒を助けてくれた武士が、光秀の父=明智光綱だったらしいことが判明しています
。ふたりには浅からぬ縁があったのですね~
。
「麒麟がくる」は来週の放送も楽しみですね。
NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 麒麟がくる 明智光秀とその時代 (NHKシリーズ) [ NHK出版 ]
これを読んでみるのも面白そう
これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです
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