麒麟がくる あらすじと感想 第2話 道三の罠 蝮の道三がええね~!
長谷川博己さん主演の大河ドラマ、【麒麟がくる】の2話は「道三の罠」です。いや~本木雅弘さん演じる「蝮の道三」が凄みがあっていいですね~
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美濃に戻った光秀が目にしたのは、尾張の織田信秀の大軍でした。が、道三は、信秀が集めたのは烏合の衆だ、問題は数ではないと明言します。
敵を知り己を知れば百戦殆からず
また光秀には、貸した旅費の半分を返すよう命じました。それが嫌なら、敵の侍大将の首を2つ取って来い!
大金を返す当てもない光秀は、必死で侍大将を探しました。光秀がそれから「侍大将!」と何度連呼したか数えそうになりましたわ
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こうして光秀には檄を飛ばした一方で、道三は一転、門を閉めて籠城すると言い出します。
光秀はもとより、地元の有力者の稲葉良道(村田雄浩~葦田部長@同期のサクラ)や道三の嫡男、高政(伊藤英明~田辺祐吉@天皇の料理番)が反対しても聞きません。高政は、自分は嫡男とはいえ側室の息子だから父には軽んじられているとぼやきます。
斎藤勢がさっさと籠城した上、酒まで飲みだしたと間者から報告を受けた信秀は気勢が削がれ、決戦は明日に延期することにしました。
その隙を道三が突いてきます。彼らが飲んでいたのは酒ではなく水だったのです
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斎藤勢はあっという間に大軍を蹴散らし、見事な勝利を収めました
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大勝利に湧く陣営で、ただ一人、光秀だけは複雑な心中を吐露しています。ひたすら借金のために「侍大将」を探して殺そうとしたものの、その侍大将が叔父の光安にうり二つだったからです。
結局は首を取ったのでしょうが、それで光秀は、初めて、敵も血の通った人間だということに気づいたようですね。この侍大将にも、光秀と同じように甥や家族がいるにちがいない。
人はなぜ争わねばならぬのか。
しかも、光秀は金を返すのが嫌さに殺生をしようとしていたのです。
この出来事が彼の人生に大きな影響を与えるだろうことは想像に難くありません。娘の珠が「ガラシャ」で有名なキリシタンになったのも光秀の人となりが関わっていたに違いありません
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また他にも大きな見どころがありました。なんとなんと、道三が、娘婿で守護職の土岐頼純(矢野聖人~井手孝雄@リーガル・ハイ)を毒殺してしまったのです!?
道三は、今回の信秀の襲撃も、この頼純の手引きがあったものと確信していたようですね。
ちなみに、この頼純の父、頼武は弟の頼芸(尾美としのり~梅原尊@集団左遷!!)と激しく対立していたそうで、頼武亡き後は、頼芸が守護職を継いだものの、その後織田信秀が室町幕府に働きかけたり、六角定頼が仲介に入ったりしたことで、道三と頼芸、そして頼純の3者で和解が成立したのだそうです。頼芸は隠退し、頼純は守護職となりましたが、道三は娘の帰蝶を頼純に嫁がせたらしい。
元々土岐家と織田家のつながりは深かったのですが、今回の裏切りにはさすがの道三も看過できず、娘婿を毒殺するに至ったようですね。
いくら、政略結婚の相手とは言え、父親に夫を殺された帰蝶の心中はいかばかりだったでしょうか。
おばさんの帰蝶=濃姫のイメージでは、むしろ率先して濃姫が夫を手に欠けそうですが、今回の帰蝶はめちゃ優しそうですものね~
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予告では、土岐頼芸が高政を唆しそうな気配でしたが?
「麒麟がくる」はなかなか面白くなりそうで、続きもとっても楽しみですね。
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