小吉の女房2 最終回 あらすじと感想 麟太郎、妻をめとる

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NHKBS時代劇、【小吉の女房2】は昨夜が最終回でした。あ~楽しい時間がまた終わってしまった、と感無量です。シーズン1が終わった時もめちゃ寂しかったですが、あの時はおばば様役の江波杏子さんが亡くなられたこともあり、もう見られないのかと心底残念に思ったものですけれど、今回は「お順と佐久間象山」の伏線も敷かれたことですし、これはシーズン3もありだなと大いに期待しておる次第です

以下、最終回「麟太郎、妻をめとる」のネタバレのあらすじです小吉の女房2のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

縁談

麟太郎

お遊が麟太郎に縁談を持ってきました。夫亡き後、呑気な小吉夫婦に代わって「勝家」を守るのは自分の役目だとの使命感に燃えているようです。思いもよらぬ良い家柄の相手に、お信や小吉も満更ではありませんでした。お信が18歳の小吉と結婚したのは16歳の時でしたが、縁談が決まったのは、なんと5歳の時だったそうです

話を聞いた麟太郎は断ってくれと即答しました。娶るならお民と心に決めていたからです。今はまだ、互いに約束もしないまま、毎月晦日の日に柳橋の第六天で会っていただけでしたが、お民も気持ちは同じだと信じて疑いませんでした。が、その晦日の日に出かけたところ、いつまで経ってもお民が来ません。もしや何かあったのか、と不安になって笹乃屋を訪ねた麟太郎は、女将のお福から思いもよらぬ事実を聞かされます。なんとお民は魚宗の若旦那との結婚が決まったというのです?!

お民

麟太郎はお民に会って直接話を聞こうとしますが、お福は、お民は既に魚宗で花嫁修業をしているから諦めるよう言い渡しました。すっかり気落ちして座り込んでいた麟太郎に、お信が声を掛けます。縁談に乗り気でないのは文吉(お民)のことがあるからなの?

麟太郎はお民の縁談のことを打ち明け、もうフラれたから諦めるしかないと寂しそうに笑いました。お遊の縁談のことはもう少し考えさせてほしいと頼みます。

ところが、このお民の縁談は作り話だったことが判明します。お民の麟太郎への気持ちを知った石川太郎左衛門が、あることないことお民に吹き込んでお民に麟太郎を諦めさせたのです。それでお民は偽の縁談をでっちあげて芸者を辞め、実家の炭屋で働いていました。それをお信が見つけます

お民はお信に、麟太郎には内緒にしてほしいと頼みました。もちろんお信は黙ってなどいません。早速家に帰って小吉に相談しました旦那様!麟太郎には好きな人がいました!。小吉はすぐに、これが太郎左衛門の横やりだと察します。あの野郎っ!!

お信と小吉は麟太郎にはっぱをかけます。騙されたお前が悪い。こんな四十一俵取りの微禄者に嫁に来てくれるだけでありがたい。ご支配には千五百石の大身旗本の娘と縁組すると届ければいい。そう、本所の岡野です。お信も、暮らしのことなら何とかなるものだ、と励ましました。勝家はそうやって生きてきたのですからね

求婚から祝言へ

麟太郎は早速、お民の実家に押しかけて正式に求婚しました。麟太郎の決意が固いと知ったお民は、花柳界にいた垢を落とすまで1年待ってほしいと申し出ます。その時まだお気持ちが変わらなければ・・・。麟太郎は、では1年後に嫁に来てくれ、と言い渡しました。その1年の間に、どうやらお民は岡野家でも花嫁修業をしたようです。多賀はお民をすっかり気に入ってひ孫の嫁入りが見られると喜んでいました。

1年後、新門辰五郎たちが木遣りを歌って祝福する中、お民は岡野家の面々に付き添われて嫁いできます。勝家には、古道具屋の長兵衛が、本所の道具市を代表してお祝いに駆け付けました。銀次や監物もやってきます。だんな!花嫁さんのご到着ですぜ!早く早く!

家の前に来たお信が「末広(扇子)がない」と騒ぎ出すのがまたいかにもうっかりで可笑しかったですね~。小吉も、俺のも預けたじゃないか、と言い出すと、そこはシッカリ者のお順が仏壇に置いてあるのを見つけてきます。式では都甲が高砂を謳ってくれました

その時は「寂しくなるね」と言われて、赤坂など目と鼻の先だと意地を張っていたお順も、いざ、麟太郎とお民が新居へ旅立つ時には、麟太郎に抱き着いて泣き出します。兄上!!麟太郎はお順に、勝家を頼んだぞ、と言って出立しました。

牢払い

蛮社の獄で伝馬町の牢屋に入れられていた高野長英(山口馬木也~朝比奈親徳@麒麟がくる)が牢払いとなりました。近くで火事があったからです。3日以内に戻ってくれば罪一等を減ずるとのことでしたが、この高野に至ってはその限りではありませんでした。鳥居は決して高野を許す気はなく、死ぬまで監禁するつもりだったからです

高野は、かねてより親交の深かった都甲を訪ねますが、そこには既に岡っ引きが張り込んでいたため、同じく都甲を訪ねてお民の縁談についてぼやいていた麟太郎の後を付けてきました。小吉は快く高野を迎え入れ、お信も精一杯のもてなしをします。そこへ都甲も「ビール」を抱えてやってきました。この作り方は高野が救荒二物考の中で伝授したそうです。

その後高野は、牢に戻るつもりはないことを明かしました。麟太郎は、勝家で匿う訳にはいかぬかと言い出しますが、小吉は珍しく、キッパリ断ります。だが、勝手に家を抜け出して遁走しても、俺は目を覚まさない。つまり、夜中にこっそり逃げればよいと促したのです

ちなみにその後鳥居は失脚し、そのコバンザメだった太郎左衛門も漏れなく出世街道から外されたそうです。久々に登場した太郎左衛門の「逞しい妻=お律」はおはぎを頬張りながら、この際、息子に家督を譲って隠居しろと命じていました

感想

今回の高野のエピソードは勝海舟の「氷川清話 (講談社学術文庫)」で触れられていたそうで、時期としてはもう少し後のことだったみたいですね。

あ~本当に楽しいドラマでした。是非是非シーズン3も作っていただきたいです

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