コントが始まる ネタバレと感想 第3話 奇跡の水

菅田将暉さん主演の【コントが始まる】は3話もめっちゃ面白かったですね~このドラマ、ホンマに好き。以下早速ネタバレです

奇跡の水

今回のお題は「奇跡の水」です。兄思いの「弟」(春斗)は「マルチ商法」にハマってしまった(潤平)が「奇跡の水」を売るのを何とかして止めようとしている、という内容です。瞬太は潤平を唆す詐欺師の役を演じていました。ひと口飲めば大地が踊り、ふた口飲めば天使が笑う。

これはマクベスの十八番らしく、里穂子は暇さえあればこの「奇跡の水」を見ていたそうです。今回はそんな里穂子の過去が明らかになりました

真面目な人

その1里穂子

里穂子はかつて一流企業に勤めていたそうです。真面目な性格の里穂子は、仕事のみならず、恋人のためにも一生懸命尽くしていました。が、ある時その恋人は突然、他の女性と結婚してしまったそうです。そう、里穂子は体よく利用されていたのです。その後、職場でも同じことが起きました。これまた体よく責任を押し付けられた里穂子は、トラブルが収まるまで耐えた後、会社を辞めたそうです

それからというもの、里穂子はマンションの一室で死んだように過ごしていました。いくら連絡をしてもつながらないと心配した里穂子の母は、つぐみに見てくるよう頼んだそうです。つぐみが里穂子の部屋に来た時、里穂子は廃人同様でした。つぐみはまず里穂子を風呂に入れ、栄養豊富な食事をさせて、散歩にも連れ出したそうです

そうして徐々に回復した里穂子は、今のファミレスでバイトを始めたそうです。が、今度はそこで「マクベス」に夢中になったのをみたつぐみは、また心配していたそうです。何せ里穂子は、つぐみが飼っている3匹の熱帯魚に彼ら3人の名前を付けて呼んでいたからです。つぐみは寒気が止まらなかったのだそうです。そんな訳で、マクベスが解散すると聞いた里穂子の落ち込みようは容易に想像がつきます

真面目な人ほど簡単に転げ落ちちゃうからね。助けを求めて手を伸ばせばいいのに。周りを巻き添えにしちゃいけないって我慢しちゃうからね

その2俊春

俊春(毎熊克哉~山辺晃人@半径5メートル)は春斗のです。この俊春こそ「奇跡の水」に登場した「兄」のモデルでした。真面目な俊春は、ずっと順風満帆な人生を送ってきました。春斗のコントを誰よりも応援してくれたのもこの俊春で、こともあろうに、自分の結婚式にも「マクベス」を呼んでくれたのだそうです。案の定コントはスベりまくりでしたが、俊春は、ひとりで大笑いしてくれたのだとか

そんな「完璧な兄」がある時マルチ商法に引っかかりました。春斗に水を送り付けて来ては「飲めば運気があがる」と本気で説明したそうです。春斗は兄を心配し、必死で止めようとしましたが、兄の思い込みは留まるところを知らず、よ~やく気づいた頃には、すべてを失っていたそうです。仕事も家族も、そして親友もすべて

俊春もまた里穂子同様「周りに助けを求めないが故の強さ」が、知らず知らずのうちに「孤独」を招いてしまったようです。春斗は、そんな俊春を追い込んだのは、その優秀さに期待という重圧をかけ、その頼もしさに安心しきっていた俺たち家族の責任でもあった、と痛感したのだそうです

マクベスの解散について家族に話そうと帰省した春斗は、久しぶりに&ドア越しに俊春に話しかけました。俊春は、トイレに行く以外はほとんど部屋から出てこず、お風呂も夜中にこっそりシャワーを浴びるだけなのだそうです。兄ちゃん、解散すんの兄ちゃんのせいじゃねえから

俊春は先日、マクベスが解散すると知ってスゴイ勢いで出てきて、解散するのは自分のせいだ、自分がシッカリしていないからだと大暴れしたばかりだったのだそうです。たまには湯船に漬かったら?親父と母さんだけじゃ、お湯もったいないから

マンションに戻った春斗に瞬太は、たとえ俊春が電話に出なくてもかけ続けようと促しました。着信履歴は「心配してるよ」ってメッセージなんだよ

俊春は、その電話に出ようとしますが、やっぱり出られませんでした。それでも俊春はその後、湯船につかって風呂に入り、カーテンを開け、外に出て、春斗に電話をします。俺が再婚する時、また披露宴でコントをやってくれという俊春に春斗は再婚の予定があんのか?と尋ねます。俊春はマクベスが売れるより先だ、と憎まれ口を叩きました

お前は好きなことやれ。両親をおとなしくさせるのは長男の役目だ

俊春もまた「奇跡の水」を見ていました。その中で使われていた『どんなに俺を説得しても無駄だ』というセリフを口にします。あのコントもスベってたな。身内をいじるなら、もうちょっとウケてくれなきゃ困る。春斗も負けずに言い返します。わざとに決まってんだろ。だって兄ちゃん、俺たちがスベるの見て笑うの好きなんだろ?ああ、最高に笑える

タコ焼きパーティー

つぐみと瞬太はつぐみの家でタコパ=タコ焼きパーティーをすることにしました。里穂子は勝手に連れてきて、と慌てますが、そこに春斗と潤平もやってきます。ここで里穂子は話の流れから過去を告白することになるのですが、それは既に上で語ったので、ここでは「潤平の足」についてまとめまするね

潤平は足が臭いので、いつも美奈子から、部屋に入る前は必ず足を洗えと命じられているそうです。それで潤平はここでもお風呂場を使わせてもらおうとしました。でも里穂子は、足が臭いよりお風呂場を見られる方が嫌だと断ります。潤平は、それなら一旦家に戻ってシャワーを浴びてから来る、と答えました。それで里穂子も仕方なく了承します

潤平はしばらくするとお風呂場から出てきました。首にはタオルを掛けています。春斗たちは、足を洗ったタオルを首に掛けんな、と批判しました汚いだろ?。でも潤平は洗った足を拭いたタオルだから汚くないと主張します。しかもタオルは自分で洗って返す、と譲りません。潤平はああ見えて「結構めんどくさい人間」なのです。

ちなみに、過去を告白して泣いた里穂子は、このタオルでその涙を拭きました。一部始終を見守っていたつぐみは母に電話をし、里穂子はもう大丈夫だと伝えます

潤平の逡巡

潤平は、春斗からマクベスの解散を撤回するかもしれないと聞かされて悩みに悩んでいました。美奈子も続けても良いと言ってくれた上に、両親までもが好きにしてよいと言ったからです。なんでも潤平の姉・弓子の夫=光洋が、実家の酒屋を継いでくれることになったのだそうです。どうやら光洋は早期退職が決まったらしい

でも潤平は納得できません。母親からは、これまで散々渋ってきたのに、話がまとまりかけた途端に口を出すなと叱られましたが、それでも潤平は筋が違うと感じたようです。それで潤平は、久しぶりに恩師の真壁に電話をし、相談に乗ってもらうことにしました。今、俺、完全に人生の岐路に立たされてんだわ

エピローグ

これらすべてを踏まえて、再度コントが展開されます奇跡の水( `ー´)ノ。奇跡の水に洗脳された兄を救おうとした弟は「奇跡のブレスレット」でその兄を救おうとしました。が、兄は相変わらずです。どんなに俺を説得しても無駄だ。春斗は天を仰いで叫びました。

あぁ~兄貴!頼むよ!早く足洗ってくれよ~!

感想

美穂子がこのコントを好きな理由が分かりますよね。なんとかして兄をまっとうにしようという弟の健気さがひしひしと伝わってきます。しかもオチが「臭い足」だったのには大笑いでした。来週の放送もめちゃ楽しみです

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