教場II　前編　ネタバレと感想　今年はなかなかミステリアスだ

懐かしの198期

今回メインで登場するのは200期なのですが、その仮入校期間の指導員として宮坂（工藤阿須加）が登場しました。宮坂は、２年前の自分によく似た不器用な生徒＝漆原透介を特に気に掛けていたそうです。宮坂が入校式を終えた漆原に「全然ダメだった俺でさえ卒業できたのだから、お前もガンバレ」と声を掛けているのを見た風間は、あの生徒が気になるのか、と宮坂に声を掛けました。

宮坂は、あらためて風間に指導員を任せてくれたことに対する礼を言い、よかったら一緒に写真を撮ってくれないか、と声を掛けるのですが、風間はすげなく立ち去っていきます。でも宮坂は諦めず、その姿をカメラで追い、風間がドアを開けようとしたところに、自分の顔も入れてなんとか「ツーショット」を撮りました。小っちゃな風間の姿と大きな顔の宮坂の写真は、198期全員に送られたそうです。

その皆が、まさかこんな理由で集まってこようとは。

なんとなんと宮坂は、信号機が故障したため交通整理をしている最中、車にはねられて死亡したそうです。その時宮坂が通してやったのが、漆原だったらしいです。監視カメラの映像によると、どうやら「早く行け、頑張れよ」と声を掛けていたようでしたね。漆原と事故の因果関係は今一つよく分かりませんでしたが、漆原は自分のせいで宮坂が事故に遭ったと、ほぼ錯乱状態だったらしいです。

それが亡くなったと知って、学校を辞めたいと風間に申し出ましたが、風間はキッパリ拒絶しました。

200期

漆原透介

その漆原透介（矢本悠馬～中森＠ゆとりですがなにか）は遅刻の常習犯でした。そうした性格を直そうと親が無理矢理入校させたらしいです。行動も鈍く、いつも皆に迷惑ばかりかけていたのが宮坂の目に留まったのですね。

鳥羽暢照

鳥羽暢照（濱田岳～高家春馬＠インハンド）は200期の最年長です。夢は白バイ隊員になることで、幼い頃から耳を鍛えてきたのが自慢だと語っていましたが、風間にはすぐにその「嘘」を見破られてしまいました。鳥羽はとっくにそんな夢は捨てていたのですが、30近くになってもバイク便のバイトをしているようじゃいけないと、単に「定職」につきたくて警察学校に入ったそうです。しかもその自慢の耳も、同期の信頼を裏切ったために、怪我をさせられてしまいました。

稲辺隆

鳥羽に怪我をさせたのが、稲辺隆（眞栄田郷敦～瀬川遙人＠私の家政夫ナギサさん）です。勉強はできないけれど手先が器用だという稲辺は鑑識を志望していました。年上の鳥羽を先輩と慕っていましたが、その鳥羽から嘘をつかれたことで逆上し、鳥羽を拉致監禁して「制裁」を加えます。鳥羽が滲出性中耳炎を患っているのを利用し、耳にアリを詰め込んだのです。風間が助けたから良かったものの、あのままでは鳥羽は本当に失聴していたかもしれません。こうして稲辺は退校して行きました。

忍野めぐみ

忍野めぐみ（福原遥～水越涼音＠３年A組）は、幼い頃、見知らぬ男に公園のトイレに連れていかれて悪戯されたことがあるのだそうです。その時助けてくれたお巡りさんに憧れて、自分も警官になることにしたらしい。風間を惹きつけるほど魅力的なハーモニカを吹く反面、体力は全くなく、常に「全体責任」を負わされる女子生徒から苛められていました。それを助けてくれたのが堂本です。そのおかげで今では腕立ても10回できるようになりました。

堂本真矢

堂本真矢（高月彩良）は、忍野とは正反対で体育会系女子でした。苛められている忍野を見かねて、体力づくりのコツを伝授してくれますが、どうやらその気持ちは友情を超えたものだったらしい。その堂本には盗癖があったのか、同じ風間教場の坂根千亜季の使ったものを次々と盗んでいたそうです。忍野はそれに気づきましたが、堂本を庇って風間に嘘をつきました。が、風間はもちろん、これを見破り、堂本は退校になります。

坂根千亜季

坂根千亜季（樋口日奈）自身は、特に目立った行動はありません。

比嘉太偉智

比嘉太偉智（杉野遥亮）は高校大学と剣道で国体に出ていたそうです。同じく剣道を得意とする風間の相手をし、今後も稽古の相手をしたいと申し出ましたが、無視されてしまいました。

伊佐木陶子

伊佐木陶子（岡崎紗絵～島津塔子＠ブラックペアン）は、まだ目立った行動はありません。

杣利希斗

杣利希斗（目黒蓮）は成績優秀な生徒だが、どうやら家族とは疎遠らしい。

吉村健太

吉村健太（戸塚純貴～多古幸平＠ドクターX）はとにかくにぎやか。

石上史穂

シーズン１の最後に映ったように、石上史穂（上白石萌歌～小嶋亜花里＠天使にリクエストを）は199期でしたが、なぜか休学し、再び今期、舞い戻ってきたそうです。どうやらその理由は、昨年何人かの生徒が大怪我をしたことに関係しているらしい。

感想

シーズン１の最後で風間が宮坂に「死ぬなよ」と密かに声を掛けていたのが忘れられません。まさか彼まで早死にしてしまうとは思いもよりませんでした。日下部と石山、続きに菱沼、そして楠本が、あの花壇の前に並んで敬礼した時は、思わずこちらも胸が熱くなったほどです。風間の「職務で弔え！」にも泣けました。宮坂もきっとそう思って檄を飛ばしていることでしょう。

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