ライオンのおやつ あらすじと感想 第2話 誰の人生にも、輝きがあった
小川糸さん原作、岡田惠和氏脚本&監修の【ライオンのおやつ】は2話もまた心に染み入るようなエピソードでございましたね🌹。逝く人と送る人それぞれが互いを思いやっている様子に、一抹の寂しさを覚えながらも、心が温かくなる気がしました。以下ネタバレのあらすじです
。
粥有十利
ある朝雫は、とても具合が悪そうでした。看護師のシンが検温に来てもなかなか起き上がることができません。食堂へ行った雫をシマと舞が気遣いました。辛かったら遠慮せずに言ってね。雫は、昨日は調子が良かったのに、今朝になったら急に、と説明します。嫌ですね、すみません😔。
シマと舞は、お粥を食べよう、と促しました。今日はアスパラ粥よ😃。
このやり取りを聞いていたタケオ(綾田俊樹〜長田孫六@24ジャパン)は「腸に春滴るや粥の味」と声をかけます。お粥を食べると10のよきことがあるのだそうです。これを「粥有十利」(しゅうゆうじり)とよぶそうです。これを聞いて雫は少し元気になりました👍。
人は何のために生きるか
その後雫は毎日ゆったりと過ごしました。六花を連れて田陽地に会いに行ったり、おやつの芋ようかんを食べたりします。ゲストの一人、粟鳥洲友彦(和田正人〜兵藤隼人@一億円のさようなら)からは、来る早々早速男とデートするなんてやるじゃないか😼、と揶揄われました。またマドンナから「蘇」というタップリ手間暇かけたお菓子も頂きます🍬。
そこで雫はタケオについて尋ねました。タケオはライオンの家で最も長く在籍しているゲストだそうです。そのタケオは酒が好きらしく、雫は、夜一人で飲んでいるタケオに出くわしました。ちなみに雫はアイスクリームを食べています。雫が「こんばんは」と挨拶をすると、タケオは酒を勧めました。雫は断りましたが、タケオは「健康なんてクソ喰らえだい!」と笑います😁。それで雫も、本当はラムレーズン味も食べたかったけれど、2個はダメなような気がして1つにしたのだと残念そうに語りました😟。買えばよかったかな🤔。
タケオは「ラムレーズン」の代わりにもう一度ウイスキーを勧めます😈。飲むか?はい。強いぞ😁。
雫の問いに、タケオはもうここに来て2年になると答えました。タケオもまた「余命半年」だったのだそうです。夏までもたないだろうって言われて2回目の夏だ。雫はそういうこともあるのか、と驚きましたが、タケオはもう生きていても仕方ないのだ、と語ります。タケオはかつて台湾に住んでいたそうで、家族は皆亡くなってしまったのだそうです。生きてたってしょうがないのになあ💦。
雫はそんなタケオに自分の話をし始めました。家族は東京にいるが、何も伝えてこなかったこと、連絡が来ても、無理して返信したくない、でもやっぱり罪悪感があること。そして雫は一方的に話したことを謝罪します。ちょっと誰かに聞いて欲しかったんです。するとタケオは「それなら私にもできる🍀」と答えました。耳はまだかろうじて動いているからね😉。
雫はそれですっかり気が楽になり、田陽地のことも打ち明けました。実は雫、ちょっとお高いブランドものの素敵な真っ赤なワンピースを買い込んできたのだけれど、どうせなら田陽地とのデートに来て行けばよかった、と後悔していたのだそうです。タケオは、それなら俺とデートしないか🎶?と誘いました。まあ、キュンとはしないだろうけどな😉。
最後のデート
雫は赤いワンピースを、そしてタケオも一張羅に身を包み、ふたりは「裏見が滝」へ出かけました。そこを潜ると寿命が伸びるのだそうです。タケオは雫だけ潜るよう勧め、自分は待っていました。とその時腰に痛みが走ったようで、タケオは自分の最期を悟ります。帰ろう、雫さん。今日はありがとな。これで天国へ行っても自慢ができる。人生最後にこんな美人とデートしたんだぞってな😼。
タケオのおやつ
雫はまさかタケオがこんなに早く逝ってしまうとは思いもよりませんでした😨。その後タケオがずっとリクエストしていたけれどなかなか特定できなかったおやつが披露されます。それは「豆花」という豆乳を使ったデザートだったそうです。タケオはそれを台湾で家族と幸せに暮らしていた最後の日に台湾の方から頂いたのだそう。日本が戦争に負けて引き上げるというその直前に食べたそのおやつは「家族のひさしぶりの笑顔」とともにタケオの心に温かい思い出を残してくれたのだそうです🌹。
タケオからの手紙を聞きながら豆花を口にした雫は、居ても立っても居られなくなってタケオの部屋へ行きました💨。タケオはちょうど旅立ったところで、マドンナが本当によく頑張ったと最後の別れを告げています😿。その後別れの準備ができたので、雫も花を手向けました。その時に触れたタケオの体がとても冷たかったことに、雫はショックを隠せません😨。
雫はマドンナに抱きついて泣き出しました。私、あったかいですか?あったかいですよね?まだ生きてますよね??マドンナがうなづくと、あんなふうになりたくない、いやだ、怖いよ、と叫びました
。マドンナは黙って雫を抱きしめてくれます💜。
坂口家で
早苗は雫のウィッグに気づいていました。弘人には言わなかったけれど「何かおかしい」と察していたようです。鶏鍋もほとんど食べてなかったし。本当にただ寄っただけなのかな😕。
感想
余談ですが、おばさんの漢方の先生も(同い年ですが)、朝はお粥が良いと勧めています。あたいもお粥にしてみたいけど父が嫌がるんですよね〜戦時中の人間はとかく雑炊とかお粥とか嫌いですからね😼。それでもいつか「お粥」にしてみようかしらね。
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