ライオンのおやつ あらすじと感想 第4話 雫の成長
小川糸さん原作、岡田惠和氏脚本&監修の【ライオンのおやつ】の4話を視聴しました。雫がようやく自分の甘えに気付いて一歩踏み出しました👍。以下早速ネタバレです💖。
新しいゲスト
ライオンの家に新しいゲストがやってきました。マドンナは彼を「先生」(三浦浩一〜高木@半沢直樹)を呼び、その「先生」もいかにも居丈高でエラそーにしています。彼、実は有名な作詞家の阿久津英司だったそうなのです。
"ライオンの家"の由来
マドンナは、物心つく頃には施設で暮らしていたそうです。中学生の時、育ての親が引き取ってくれたそうですが、しばらくして母親が亡くなったため、それからはずっと父と二人きりで暮らしていました。その父も晩年ガンになってしまい、入院中、家に帰りたいと望んだそうですが、マドンナは「治すこと」ばかりを考えて「頑張れ」と伝えたのだそうです。また島に遊びに行けるように、ね?
が、父親は結局苦しんだ末に病院のベッドで亡くなりました。マドンナはそれからずっと自分を責めたそうです。治療を切り上げて、少しでも父が笑顔になるようしてあげたほうが良かったのではないか〜そう思ってこの「ライオンの家」を作ったのだそう。一人でも多くの人に幸せに旅立っていってもらえるようにとの願いを込めて「ライオンの家」と名付けました。百獣の王のライオンは敵に襲われる心配がないので「安心して食べたり寝たりすればいい」そう思ったのだそうです🍀。
"ライオン"の本音
エラそーな「先生」こそまさにライオン?かと思いきや、このライオンは食事を一切しませんでした。他のゲストたちが皆で歌を歌ってもうるさい、下手くそ!と怒り出します😡。その歌は阿久津のヒット曲だったからです💦。マドンナが「おやつ」を説明しても、そんなに金が欲しいのか、と怒鳴って金をばら撒きました。
とそこへ、そのライオン、もとい阿久津の妻の洋子(根岸季衣〜相川千賀子@雲の階段)がやってきます。洋子は離婚届を持ってきました。阿久津はガンになったと分かった時、おまえのせいでガンになったと洋子を罵ったのだそうです😔。それまでもずっと阿久津の横暴さに耐えに耐えてきた洋子は、もう我慢できなかったらしい💢。
でも、阿久津が有名になれたのは、洋子の内助の功のおかげだったそうで、特に彼女の口癖だった「人の幸せはどれだけ周りの人を笑顔にできるかだ」と言う言葉は、阿久津のヒット曲の中にも使われていたのだそうです。またかつては有名な菓子店で働いていた洋子は、金のない阿久津にそっとそこのレーズンサンドをプレゼントしてくれたのだとか。阿久津が洋子を罵倒した時も、洋子はこのお菓子を買って見舞いに来たらしいのに😿。
阿久津は離婚届に判を押し、自分の足で郵便を出しに行きました。その日のオヤツはこのレーズンサンドです🌹。阿久津は「後にも先にもあんなにうまいオヤツはない」と書いたそうです。もちろん、シマたちが作ったレーズンサンドも、サクサクでとても美味しかったそうです👍。
雫の本音
雫はそんな阿久津に自分の姿を重ねました。雫は、家族を罵倒こそしませんが、ずっと僻んでいたようなのですよね。おじの新しい家族に溶け込めず、かと言って文句を言うこともできないから、わざと距離を置くことで「心配して欲しかった」という自分の本心に気づきました。
雫は田陽地に会いに行き、「死ぬのはおまえだからやりたいようにやれ」と背中を押してもらいます。田陽地が言われた通りに繰り返すと、雫はようやく決心がつきました。その夜、ついに坂口に電話をします。私ガンになったの。もう助からないんだって。
坂口はあまりのことに呆然とし、雫は間を持たせようと「ライオンの家」について機関銃のように喋り始めました。坂口がようやく、会いに行く、と切り出すと、来ないでほしいと伝えます。大好きなお父さんといるとクヨクヨしてしまうから。だからお願い。一人で死にたいの。今まで育ててくれてありがとう。大好きだよ、お父さん🍀。
これをマドンナが聞いていました。マドンナは泣きじゃくる雫をそっと抱きしめてくれます。
感想
化学療法で抜けた雫の髪も大分生えてきたようです。体はちゃんと生きようとしているのになあ。