ライオンのおやつ あらすじと感想 第6話 私たちは最後まで仲間
小川糸さん原作、岡田惠和氏脚本&監修の【ライオンのおやつ】の6話を視聴しました。よく、人間死ぬ時は一人、なんてことを言いますけれど、皆死ぬことは決まっているのですから、その点で「仲間」として慈しみ合えたらこれほど素晴らしいことはないように思えます🍀。少なくとも、このドラマを見ているとそう思わされます。以下ネタバレのあらすじです
。
〜日曜の午後に偶然この6話の再放送を目にし、最初の10分ほどが録画できてなかったことに気づきました😨。その分を追加させていただいております💐〜
思い出作り
あの場所で田陽地にキスをした雫は「ありがとうございました」と礼を言いました。雫のなすがままキスされていた田陽地は「はい」と答えます。雫は、この実に気持ちの良い場所で良い思い出が作れたと語りました。明日葉の畑に行けるのはこれが最後になるかもしれない、思い出作りに使われて迷惑かもしれないが、自分的には「やった!🎉」って感じです😁、と微笑みます😿。田陽地は雫をライオンの家まで送ってくれました🌹。車椅子が用意されていたので、行く時も迎えに来てくれたものと思われます。
物陰からその様子を見ていた粟鳥洲は、俺も負けてられん😈、と決意を新たにしました。
仲間を気遣う
雫は、ベッドから起き上がれない日々が増えてきました。皆それを気遣って、ちょくちょく顔を出してくれます🎶。シマと舞はお粥を部屋に運んでくれ、シスターは一緒に編み物をしようと誘い、マスターはコーヒーを淹れてくれました☕️。不器用な先生は「俺のプリンを食ったか?😠」という口実で😵、粟鳥洲は「ナンパ」の成果が出ないと嘆きに来ます。雫はマドンナに、普段より忙しくなったと苦笑しました。でもみんなの顔を見ると安心します💜。マドンナは、雫が部屋を出なくても皆のことが分かるように、マドンナ自身が話しに来ると約束しました。それに六花はずっと雫に寄り添ってくれています🐶。
一方でマスターは、毎日のご飯が楽しみだと語り、だいぶ調子が良さそうでした。それで、思い切ってライオンの家を出てまた家族と一緒に暮らすことにしたそうです🍀。ドクターも家族も賛成してくれました。でもマスターは、他の皆んなが「裏切られた😈」気持ちになるのではないかと憂えたそうです。皆は同志だから、自分だけそこから抜けるのは、雫を傷付けるのではないかと思ったそうです。雫は「行かせない。裏切り者😠!とでもいうと思いましたか?」と言って笑いました。すごく嬉しいですよ。よかったですね🌹。
マスターはホッとした顔をして、それでも皆に報告するのは「おやつ」を食べてからだと教えます。絶対に食べたいのに全然当たらないのだそうです。雫は、早く当たると良いですね、と微笑みました🌸。
シマ
シマもゲストの仲間入りをしました😲。彼女は若い頃乳がんの手術を受けていたのが、1年前に再発したのだそうです。でもライオンの家で調理している方が元気になると言ってそのまま仕事を続けたそうですが、やはり調子が悪くなってしまい、治療のために本土の病院に入院しているのだそうです。退院したらライオンの家の空き部屋に入ることになったそうです🌿。
シマはその時に「おやつのリクエスト」をしていきました。それは「ぼた餅」です。シマは昔、舞のことが好きではなかったそうです😏。母親が舞ばかり可愛がっているように思えたからです。ある時、舞が友達の家に遊びに行ったので、母と二人きりになりました。シマは初めて母に「おやつ」をねだったそうで、その時に作ってもらったのがぼた餅だったそうです。母親はあまり料理が得意ではなく、小豆も硬くてたまに小石みたいにゴリッとするのが混ざっていたそうなのですが、それでもシマはそのぼた餅が美味しくて、母親に止められても食べ続けたのだそう😻。

母が私のために作ってくれたこのぼた餅だけは妹に渡したくなかった。今回ぼた餅をリクエストしたのは妹に謝りたかったから。ずっと隠しててごめんね、舞さん🌹。
シマも舞も既婚者で子どももいたそうですが、彼らが成人して家を出て行き、夫に先立たれて暇だと言っている時に、マドンナに声をかけられたのだそうです。今回舞の作ったぼた餅は「シマの思い出のそれ」のように、時々ゴリッとした小豆が入っていたそうです😁。舞は、これだけはシマの方が得意なのだと言い訳しました。私は母親似でせっかちだから😅。
シマがゲストになったので、ライオンの家ではもう一人調理人を募集することにしました。とはいえ、シマはまだまだ元気なので、あれこれ口出しをしてうるさいそうです😅。
マスター
次はマスターです。マスターは35歳で脱サラし「喫茶ムッシュ」という店を開きました。そこでは「先生」の「君の贈り物」もよくかけていたそうです🎶。マスターが「マスター」になろうと思ったのは大学生の時に一人でヨーロッパを旅した時のことでした。当時から飲食業に就きたいと思ってはいたのですが、両親の猛反対に遭って銀行への就職が決まっていたそうです。
旅先のパリでカフェに入ったマスターは「カヌレ」を注文したそうです。人生で初めて食べたカヌレは衝撃的だったそうですが😻、それよりも美味しかったのは一緒に頼んだコーヒーだったのだそう😱。マスターは、こんなコーヒーを淹れられるカフェのマスターになりたいと思ったのだそうです❣️。もちろん「リクエストのおやつ」はこのカヌレです👌。
ついにそのカヌレが当たると、マスターは雫にこれを報告し、皆が見送る中、嬉しそうに家に帰って行きました。雫は、皆と一緒には食べられませんでしたが、マスターが持ってきてくれたのをベッドの上で食べました。先生は「こんな去り方もあるんだなあ」と感慨深げです。雫は部屋でマドンナに寂しいけれど嬉しいと伝えました。私のこと、同志だって言ってくれました。ここを作ってくれてありがとうございます。ここに来てよかったです。
後継者
そのマスターの息子の直弥が、なんとなんと、ライオンの家で働くことになりました😵。直弥はなかなか就職が決まらずにいたのがようやく決まったそうなのですが、ある時、舞の作った「コンジー」を食べて感動し、こんなふうに皆を笑顔にする仕事がしたいと切実に思ったのだそうです👍。マドンナは、教育する時間はないから未経験者は雇えないと断ろうとしましたが、シマが引き受けてくれました💖。私は厳しいわよ。覚悟ある?😏
シマは後継者ができたと張り切り、それを聞いたマスターも、直弥は幸せだと喜びました。
粟鳥洲
粟鳥洲は相変わらず謎のままです😈。今回は、両親が訪ねてきたようなのに、外で会っていたようですね❓。ふたりとも家に戻ってきて欲しそうでしたが、粟鳥洲の決意は変わりません。旅立つ時は知らせるように頼んであるから。その粟鳥洲は、どうやら純に一目惚れしたようです😁。
感想
マスターは、レミッションとまではいかないまでも、かなり容体が安定していたようですね🍀。どうやらストーマパウチをつけてらしたようなので、具合が良いうちに、少しでも日常に近い生活がしたいと考えられたのでしょう。雫も語っていましたが、たとえ毎日不満があっても&元気な時はついつい忘れて文句を言っちまうけれど💦、そう不満に思えることすら実は「幸せ」なんですよね。本当に健康は恵みです💜。