君と世界が終わる日に ネタバレと感想 第2話 役に立たなければ生きていてはいけないのか

竹内涼真さん主演のドラマ、【君と世界が終わる日に】の第2話を視聴しました

これはまた何とも切なかったですね~。劇中何度も「役に立つ」という表現が出てまいりましたが、これが「人間」の場合、その「役に立つ」という基準はどこにあるのでしょうか。その基準をクリアしなければ生きていてはいけないのでしょうか。一人の人間が懸命に生きた結果、病に倒れたとしたら、もうその人間には価値が無くなってしまうのでしょうか

以下簡単なネタバレです君と世界が終わる日にのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

感染

ゾンビに襲われて戦った結果、仲間のひとり=宇和島が奴らに噛まれました。でも宇和島はこれをひた隠しにしています。噛まれた者は皆ゾンビになると知りつつも、それを認めたくなかったのです

これに真っ先に気づいたのは甲本でした。でも甲本は、宇和島をついゾンビの盾にしてしまったことを負い目に感じていたため、宇和島から黙っていてくれと頼まれると何も言えなくなってしまいます。そのうちに甲本は本郷に誘われて、ガソリンを調達に行きました。

それからというもの、昼だと言うのにゾンビがどんどんやってきました。等々力は、仲間の誰かが噛まれていて、その血のにおいがゾンビを呼んでいるのではないかと気づきます。こうして宇和島の怪我が見つかりました。なんで黙っていたんだ!

そこへゾンビの大群がやってきます。間宮たちは、宇和島も連れて、近くの老人ホームへ逃げ込みました。そこでは、既にゾンビと化した老人たちが咆哮を挙げています。等々力は彼らを呼び寄せている宇和島を殺そうといいだしました。噛まれた後いつゾンビになるかは誰にもわからないのだそうです。すぐに対処しないと俺たちが危険なんだ!

すると、見事なテコンドーでゾンビを蹴散らしていたミンジュンが、意外なことを言い出します。なんと、ミンジュンの姉のジアン(玄理~おつぎ@立花登青春手控え)は日本の感染症対策機構でワクチンの研究をしているのだそうです。実際ジアンは自衛隊とともに移動しており、そこには来美もいたのですが、間宮が知る由もありません

駐屯地に行けば、宇和島も治るかもしれないと聞いた間宮は、自分が宇和島を監視すると提案しました。それでみんなを危険な目に遭わせないようにする。少しでも可能性があるんだったら、賭けてみる価値はあるだろ?

等々力は賭ける価値などないと否定しますが、間宮は譲りません。人の命なんだよ!

ところがその後もゾンビの数はどんどん増えてきました。等々力は、宇和島を生かしておいても何にもならない、戦力にもならないし、死ぬだけだからただの害でしかない!と決めつけます

それでも間宮は諦めませんでした。皆を遠ざけ、宇和島と二人になって励まします。今は体を休めてください。きっとワクチンが助けてくれます。

でも宇和島自身が自暴自棄になってきました。あんただってそんなこと信じてないんだろ?この偽善者が!私を害だと思ってんだろ?役立たずだって!役に立たないなら、人間じゃないのか?

それから宇和島は冷静さを取り戻し、昔はそこそこ評価された作家だったのだと語りました。たくさんの生と死を描いてきて人生の何たるかを悟ったつもりでいた。でも今はそれが何の役にも立たない。今はただひたすら怖い。死にたくない。死にたくないんだ。生きたいと思うことはわがままだろうか?

間宮は、亡き母の話をして聞かせます。間宮の母はずっと重い病気に苦しんでいて、最後はボロボロだったそうです。それでも新しい薬や治療を試して、最後の最後まで必死で生きようとしたのだそうです

生きたいのは当たり前じゃないですか。宇和島さんの命は誰が何と言おうと宇和島さんのものです。誰かのために投げ出す必要なんてないんですよ。俺はもう目の前で誰かが死んで行くのを見たくない。だからあなたを助けたい。

ところが・・・

尊い犠牲

あれほど生きたいと言い張っていた宇和島が、最後の最後で自分を犠牲にしました。皆を逃がすために扉を閉めて、自らゾンビの餌になったのです。宇和島は、そんな宇和島を逃がそうとする間宮を「馬鹿」と呼び、最後ぐらい役に立たせてくれ、と微笑みました

柊佳奈恵(飯豊まりえ~泉京香@岸辺露伴は動かない)は間宮に、間宮が最後まで宇和島を助けようとしたことは正しくなかったかもしれないが、正しい方を選んでいたら皆一生後悔することになったから、これでよかったのだ、と声を掛けます。柊はどうやら間宮に惹かれていたようですね。でも間宮は来美ひと筋です

横須賀駐屯地

移動の途中、ジアンとともに男の子を救ったその来美は、横須賀駐屯地で検査を受けていました。ゾンビ感染症の陰性が証明され次第、横浜などの「封鎖区域の外」に送られることになっているそうです。

ところが、これを聞いて安心し、間宮たちを駐屯地に連れてきた本郷が、なんとなんとその自衛隊員に射殺されてしまいました

感想

間宮は「生きたいと願うのは『当たり前のわがまま』だ」と表現したけれど、そもそもわがままじゃありませんよね。人間が生きるのは当然の権利です。それに「正しい」の定義もイマイチおかしい。正しい=合理的じゃないっしょ

また、首藤たちはゾンビを「ゴーレム」と呼んでいたようです。ゴーレムとは本来「胎児」や「自分で動く泥人形」を指すそうですから、そのニュアンスからして、彼らがそのゴーレムを世に放ったのではないでしょうか?(単なる妄想です

なんとか間宮と来美が合流できれば良いのですけどね~。来週の放送も楽しみですね

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