君と世界が終わる日に ネタバレと感想 第7話 もう止めたい
竹内涼真さん主演のドラマ、【君と世界が終わる日に】の第7話を視聴しました。もうね、このドラマは本当に腹立たしいです。人間や人間の善意がことごとく踏みにじられていくのにはもう心底うんざりしました
。もうこれが最後のレビューになるかもしれませんです
。
以下ネタバレです。
踏みにじられた人々
響
その最たるものが響です。響は首藤に母の琴子をゴーレムにされました。御前崎が言うには、首藤は「遺伝子治療」と偽って琴子にゴーレムウイルスを投与したのだそうです
。ゴーレムウイルスは遺伝子を治療するウイルスベクターの名目で開発されたのですね
。
響は、懐かしさと愛おしさでいっぱいになり、拘束されている茜が気の毒になって、ついその拘束を解いてしまいました。が、茜が襲ってくると我に返って逃げ出します
。
ミンジュン
このミンジュンも本当に可哀想です。ミンジュンと柊は響を放っておけなくて駐屯地に残りました。その結果、来美から、愛奈を殺した「テロリストの仲間」と誤解されて脚を刺されてしまうのです。テコンドーが強いミンジュンですから、ゴーレムに負けるはずなどなかったのに、脚を怪我していたために、茜ゴーレムに噛まれてしまいました
。柊はミンジュンを助けるために茜ゴーレムを殺します。
ミンジュンは、自分の脚を刺したのが来美だとほぼ分かっていながら、決してこれを響には言うなと柊に口止めしました。柊は悔しくてなりません。
ジアン
弟が噛まれたと知ったジアンは、ひとりで猿ノ島に乗り込んできました。響さえテロリストとして投降すれば、ワクチンを渡すと約束します。でもそれは首藤や仲間を騙すための作戦でした。首藤がワクチンを渡すはずはなく、ジアンはミンジュンを助けたい一心で、響に襲われたふりをしてワクチンを渡そうとしていたのです。
響は、ミンジュンを助けるために、駐屯地にやってきました。
ところが、ワクチンを保管している冷凍保存装置の静脈認証は、ジアンでは開けられませんでした。首藤はジアンを信用していなかったのです。響はジアンも一緒に猿ノ島に行こうと誘いましたが、ジアンは、もはや弟に会う資格はないと拒絶しました。
響は冷凍保存装置のバッテリーを壊して首藤をおびき寄せます。慌てて駆け付けてきた首藤を捕まえ、その静脈認証で保存装置を開けてみたらあらビックリ、中身は空っぽでした。でも首藤は早く電源を直せと大騒ぎです??
再びミンジュン
ジアンは仕方なく「治療薬」を渡します。響は自衛隊に腹を撃たれながらも、ミンジュンのために必死で島に戻りました。でもその治療薬は不完全で、ミンジュンのゴーレム化を止めることはできなかったそうです。
可哀想なミンジュンは(たぶん祖国の方角の)海岸に連れて行ってもらいました。そこで、自分は子どもの頃夜が怖かったのだと打ち明けます。ジアンはいつも忙しくて、ミンジュンはいつもひとりぼっちだったのだそう。だけど、ゴーレムの世界になってからは、地獄ではあっても、いつも皆といられたのが嬉しかったと語りました。ひとりで眠らなくてよかった。いつも皆がいた。
最期が近づいてきたと悟ったミンジュンは、危ないからもう行って、と皆を促しました。でも響はそんなミンジュンを抱きしめて、眠りにつくまでここにいる、と誓います。柊も、三原親子も、そして甲本も動こうとしませんでした。一人にさせるか!
ミンジュンはこの「愛しい家族」の写真を撮り、響にスマホを渡しました。姉さんに渡して。
ミンジュンがゴーレム化するとすぐに響がナイフで殺します。皆、彼の死を悼んで泣いていました。
甲本はミンジュンが噛まれたと知った時、響が来美にこだわったせいで皆を危険にさらしたと響を責めていたのですが、響がミンジュンの死を受けて甲本の言うとおりだ、もっと早く終わらせるべきだったと反省すると、響のせいだけではない、と慰めます。
ミンジュンは女に刺されたんだ。ミンジュンの恨みは首藤とその女を殺して晴らす!
来美
来美は、等々力から響が死んだと聞かされ、そこで死のうとしたけれど、死ぬぐらいなら人類に貢献しろと首藤から脅されて、人体実験に身を投じました。響を思っていたために、やはり、愛奈から目を離してしまい、彼女をゴーレムにしてしまったうえ、その愛奈ゴーレムを(響に)殺されてしまいました。
勝利からその様子を聞いた来美は、必ず犯人=テロリストを殺すと誓います。そんな来美の前に現れたのが「テロリストの仲間」のミンジュンだったのです。そりゃあ刺したくもなりますよね。
再び絶望した来美は、首藤から、もう響を愛していないかと問われ、愛していないと答えました。響同様、自分に愛を語る資格はないと思ったのでしょうね。
勘違いな=腹立たしい人々
首藤
こいつはね、もう狂いです。もはや人ではありません。
勝利
妹の愛奈を殺された勝利は、自分もその死に大いに責任があることを認めたくないため、すべてを他人のせいにしました。それで来美の目は曇ってしまったのです。
等々力
それは等々力も同じですよね。今回等々力は、治療薬を持って逃げようとする響を見つけ、「来美を放って逃げるのか」と非難しました。いやいや、来美が死んだと嘘をついたのはあなたですから。今更何言ってんね、このボ〇カスがっ!!
お前はそういうやつだ。口ではきれいごとを言いながら、あっさり人を捨てる。お前が消えた半年間、小笠原がどんな思いだったか!
こいつはいったい何を言ってるんでしょうね~。響が来美を捨てて、自分の方が来美を守れると思うなら、好きに守ればいいじゃないね
。ホント、コイツもめっちゃ腹立つわ~。首藤とコイツのどっちといったら、むしろこっちのほうが腹立たしいかも
。
感想
可哀想なミンジュンが死んじゃって、その仇が来美?だなんて底意地の悪いドラマは、もう見たくないというのが本音ですわ。来週はどうしますかね~。黙っていたらもう止めたと思ってくださいね
。
観る気になれずに…
日曜日は観たいドラマがてんこ盛りで後回しになっていたのですが、なんともいえない後味の悪さを毎回感じるので、わたしも離脱かな、と思っていたところです。
こんさんの感想を読ませていただき、そんなつらい展開なら観ないほうがいいな、とさらに感じました。
やはり、ちょっとくらい救いがないと、たまりません。
現実もウイルスに翻弄されているからなおさらです。
いつも感想ありがとうございます。楽しませていただいています。