ナイト・ドクター 感想とネタバレ 第10話 見極める力
波瑠さん主演の医療系ドラマ、【ナイト・ドクター】の10話を視聴しました。今まさに「電気を使った医療機器が命綱になっている方」が日本中に溢れている中、このエピソードはいつにも増して現実味がありましたよね〜😨。以下早速ネタバレです。
見極める力
予告にあった通り、本郷は、救急隊員=星崎からの切なる受け入れ要請を冷酷に断りました。たとえここに搬送しても絶対に助からないと判断してのことだそうです。朝倉もその判断を受け入れて、泣く泣く要請を断りました。緊急手術対応可能な近隣病院にもう一度 頼み込んで、何としても処置してもらってください、と伝えるのが精一杯です😿。
それからしばらくして、また緊急要請が入りました。本郷は、搬送にかかる時間を確認し、15分以内に運べるなら受け入れると断言します。が、到着したのは18分後でした💦。本郷は救急隊員に激しく食ってかかります💢。どうして遅れた!?15分で運べと言ったろ💢!!その後懸命な救命措置が行われましたが、患者を救うことはできませんでした。
ナイトドクター制度への評価
八雲院長は、この制度を導入してから夜間の患者の受け入れ件数がこれまでの2倍になり、当直をなくしたことでこの病院での日勤を希望する医師が格段に増えたと評価しました。が、桜庭会長は、救命救急センターは依然として赤字が続いている、と指摘します。夜働く人材への人件費のみならず、問題を抱えている患者が多いため、医療費を回収できないケースが増えている、と批判します。その結果、理事会では「ナイトドクター制度を廃止する」との決定が出ました😱。
これを聞いた本郷は、これまで以上に若手の意思を尊重して彼らの育成を促進しようとします。本郷の指示を仰ぐのではなく、すべて自分で判断して治療するよう促しました。そんな時に大型台風がやってきて、あたり一帯が大規模停電になります👿。
停電の中で
節電との闘い
あさひ海浜病院には自家発電システムがありました。が、1分経っても切り替わらず、停電が続きます。本郷は、看護師の益田に患者と医療機器を確認するよう指示しました。深澤も手伝うよう命じられます。自家発電は、その後50分ほど経って、ようやく作動し始めました。でも本郷は、これからが大変だと檄を飛ばします。あさひ海浜病院の自家発電の燃料は最大で3日分しかないそうです。復旧の目処が立たない以上、極力節電しなければなりません。本郷は深澤を「節電隊長」に任命しました😁。エレベーターは禁止だぞ😎。深澤は「たんなるパシリじゃねえか😠」と文句を言いながらも「使命」を果たそうと奔走します👍。
諦めずにベストを尽くす
停電の復旧の見込みは立たず、更なる節電が要求されました。と、そこに救急患者の受け入れ要請が入ります。自宅で人工呼吸器を使用している70代の男性です。停電で吸入器が使えなくなったために痰詰まりを起こしたのだそう。本郷はすぐに受け入れを許可し、「電気を使った医療機器が命綱になってる人たち」はさぞかし不安だろうと語りました。
その後、今度は近隣病院からの受け入れ要請が入ります。院内の停電で医療機器が使えない患者5名を受け入れてほしいというのです。本郷は、若手の判断に委ねます。益田は、もうベッドは満床だから無理だと拒否しました。でも深澤は「受け入れたい」と答えます。高岡も、うちが断ればその5名は死ぬかもしれないと賛同しました。成瀬は、とにかく受け入れてから方法を考えようと決断します👍。
その直後、今度は透析患者10名の受け入れ要請が入りました。そこへ、休みをとっていた朝倉が駆けつけてきます。受け入れましょう!皆さん、力を貸してください!!皆でベッドを寄せてスペースを作り、ストレッチャーや追加のベッドを用意します。本郷は、これで終わりではない、まだまだ患者がくる、と語り、用意できるものはすべてかき集めろ!と檄を飛ばしました。病室が満床になると、廊下やロビーにもベッドを運びます。本郷は、在宅酸素療法中の男性を搬送してきた星崎に頼んでその上司と掛け合い、電源車を手配してもらいました👌。
前日、本郷が受け入れを拒否した患者は亡くなったらしく、星崎は、冷静に判断できなかった自分を責めていましたが、朝倉は、ひとりで責任を背負い込まないでほしいと伝えます。やりきれない気持ちでいるのは私も同じです😿。
その悔しさを忘れるな😠。
本郷は、その患者が既に3件の病院から受け入れを拒否されたと知っていました。もし1件目の受け入れ要請が聞き届けられていれば、その患者も助かったかもしれない。もしそこに「お前たちのようなナイトドクターチームがいれば」。本郷は、いつどこで誰が倒れても患者を受け入れ、救うことのできる医療体制を目指していると語りました。ナイトドクターを「どの病院にもいて当たり前」にしたいのだそうです🌹。
患者を救えず悔しい思いをしたのなら、その分何としてもお前たちがナイト・ドクターとしての成功例となれ。それが亡くなった患者たちのために俺たちができる唯一の弔いだ。
その後、またしても在宅で人工呼吸器を使用している患者の受け入れ要請が来ました。が、もはや人工呼吸器はすべて出払っています。朝倉は手動で酸素を送り続ければ可能だと主張しました。若手はこれに賛同し、朝まで交代でバギングしたそうです。
相互理解
翌朝、日勤の医師たちがやってきました🐒。ロビーでベッドに寝ている溢れんばかりの患者たちから「昨夜はありがとう、助かった!❣️」と感謝されると、戸惑いながらも嬉しさを隠せません😏。朝倉たちは、当然、また文句を言われると覚悟し、電気が復旧するまで残ると申し出ましたが、嘉島はキッパリ断りました😲。
昼間の医者をなめるなよ。これくらい、お前らなんぞの手を借りずとも十分対応できる。そして、今日の夜もここには変わらず患者がやって来る。夜間専門のお前たちはさっさと帰って休んでくれるかな😎。
朝倉たちは笑顔で帰路につきました🎶。帰宅して食事を取ると泥のように眠ります。が、その夜、嘉島は山のような仕事(事務仕事)を残して行きました😈。結局はそんなもんだよ、とぶつくさ文句を言っていると、本郷がやってきて引導を渡します😨。
あさひ海浜病院のナイト・ドクターチームは、今月をもって解散することに決まった💀。
感想
これはどっぷり余談ですが、おばさんは、高校野球は好きだけれどプロ野球はあんまり好きじゃないんですよね。その理由は、高校球児たちはいつも一生懸命にボールを追いかけたり、塁を目指したりするけれど、プロはどことなく怠惰な雰囲気が漂っている気がしたからです。でもね、実際はそうじゃなかったんですって。プロには「見極める力」があるから、落球する場所へいち早く到着できるし、走塁が間に合うかどうかも大体予測がつくから「無駄な力」を使わないのだそうです👍。闇雲にヘッドスライディングなどすると怪我も多くなりますしね。今日のエピソードを見ていてそんなことをふと思い出しました🧐。それでもおばさんは、たとえ間に合わなくても懸命に走る球児たちが好きですけどね😁。
来週はついに最終回だそうです。いったいどんな結末を迎えるのか、楽しみですね💜。
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