ナイルパーチの女子会 ネタバレと感想 第4話 あれはもしや?

柚木麻子氏原作、水川あさみさん主演のドラマ、【ナイルパーチの女子会】の4話を視聴しました楽しみ♪。これはまた実に意外な展開でしたね~。意外だったのは「派遣の女子」の反応です。あれがフツーなら、おばさんも栄利子同様異常なのかもしれません。以下早速ネタバレですナイルパーチの女子会のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

真織の主張

真織と杉下が結婚することになりました。その報告を聞いた栄利子は早速真織に忠告に行きます。杉下は浮気者だから、あんな男は止めた方がいい。

でも真織は、そんなことはどうでもよいのだと反論しました。真織は毎日「クビ」になるのではないかとビクビクしながら生きるのはもうまっぴらで、誰でもよいから早く結婚して家庭に入りたいのだそうです

男なんてしっかりした実家と稼ぎがあれば十分。私の願いはお金の苦労をせずに子供を育てること。そして女友達とずっと仲良くすること

杉下の浮気相手が栄利子だと知った真織は、おばさんのくせにお高く留まってウザいんだ、と本音をぶちまけました。派遣の子たちは皆栄利子を嫌っているのだそう

私の完璧な人生に唯一欠けているのが女友達なの。ああ、女友達さえいれば。ねえ誰か私に話しかけてよ!女友達が欲しいの!

真織には栄利子がそう見えていたようですね。でもって、栄利子はいつも派遣の女性たちを学歴や能力で馬鹿にしておきながら、自分はネット中毒で他人の男と寝るゲ〇女、と定義されてしまいました。憧れの結婚式への気分が台無しなんだよ!!

真織に突き飛ばされた栄利子が、息も絶え絶えに尋ねます。杉下を好きでもないのに、どうして結婚式が大事なのか、と。すると真織は「女友達と笑顔で写真を撮るためだと答えました。杉下の友達はエリート揃いだから、良い出会いを紹介したいのだそう

栄利子が「自分の力で生きればいいのに」というと、いまだに親のサポートを受けて恵まれている人間がえらそーなことを言うなこれは正論(^-^;、と言われてしまいました。全部自分で手に入れたような顔しやがって!これもまた正論(^-^;

栄利子は、これは自分の努力の結果だと反論するとつくづく周りが見えない女だとこき下ろされました。だから女友達が一人もいねえんだよ!これは暴論(^-^;

真織は、傷つけられた仕返しに、と栄利子に営業部全員の男と寝るよう命じます。そうすれば大したことではなくなるというのですわ。この真織も相当おかしいですよね

追い詰められた栄利子はついに単語の発音だけはやたらいい岸間(飯田基祐~川俣善治郎@一億円のさようなら)を誘うようです。あれで誘いに乗るようならこの上司もクズですね

翔子の場合

栄利子は、仕事も疎かにするほど夢中になって翔子のサイトに誹謗中傷を書き込んでいました。でも翔子はそんな書き込みなど見ていないのか「自分磨き」に打ち込んでいます。主婦インフルエンサーのNORIの影響で、食卓にもオシャレな食事が並びました。でも夫は、自分が「日記のネタ」にされるのはごめんだと出ていきます

でもそのNORIですが、口では翔子を褒めていたけど、本音は違ったようですよね。自分はSNS界の女王であり、ああした色物もいてもいい的な発言をしていました。人の好い翔子は全くこれに気づきません。案外栄利子はそうしたNORIのうさん臭さにも、実は気づいていたのかもしれませんね

圭子の一言

圭子の栄利子への一言が、実に的を得ていました

あんたは実際に会ったこと以上に、いい風に解釈しすぎなんだよ。彼女の言葉は世界共通の女同士の会話のルール=社交辞令

栄利子は、それもすべては圭子のせいだと反論します。あんたがみじめったらしい格好で近くをウロチョロするから、私が前に進めないのよ!

感想

真織

いや~これはひどすぎでしょう。確かに、結婚報告したばかりの真織に「忠告」にいく栄利子も無分別だけれど結婚相手など金さえ稼いでくればいいとは世も末ですよね。真織の言う「女友達」も皆同じ考えなのでしょうか。だったらね、いっそのこと女同士で結束して事業を起こすなりして、そんなクズみたいな男の世話になどならなくてよいようにしたらどうなのそこは栄利子が正しいと思うよ?と言いたくなります。

栄利子

もうね、栄利子みたいな子をおばさんはよ~く知っていますわ。以前杉下が言っていたように、栄利子は真面目過ぎるのですよ。だから、翔子への書き込みも、半分は妬みだけど、半分は真剣なのです。栄利子は栄利子なりに翔子のことを思って書いてる。でもそれが「余計なお世話」だとは気づかない。栄利子は独身でよかったですよ。あの過干渉のまま母親になったらと思うとぞっとします

翔子

翔子も相当追い込まれていますよね。以前にも書きましたが、翔子自身、たぶん、栄利子やNORIみたいな「自立した女性へのあこがれが相当強いのでしょうね。自分の「だらしなさ」を前面に押し出した日記が人気にはなったけれど、決してそれでよいとは思っていない。気軽に話せる「女友達」もほしいと思っている。

まとめ

栄利子や翔子はともかくとして、真織のいう「女友達」もホントに友達なんですかね。一緒に誰かの悪口を言い、毎日の愚痴を共有するのが女友達だとしたら、おばさんはそんな友達はいらんですよ。「女」かどうかは関係ない、この人なら信頼できると思える人がいればそれで充分です。あ、信頼できるから愚痴言うてんのかな。でもやっぱり愚痴は好かんわ~愚痴ばっかり言う人はかなわん

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)
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