俺の家の話 ネタバレと感想 第4話 寿限無の落とし前

宮藤官九郎氏脚本、長瀬智也さん主演のドラマ、【俺の家の話】はこれまでず~っと泣かせる良いエピが続いてきたのですが、ここにきてやらかしてくれましたね~。もう「夜の人間国宝には大笑いでした。家族全員で「く〇ジ〇イ」呼ばわりしたのも大いに納得ですね

以下早速ネタバレですネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

寿限無の落とし前

エンディングノートに「寿限無の落とし前」と書かれていました。本人はすっとぼけていますが、さくらは「じゅじゅの字だよ」と催促します。寿一たちにも、寿三郎は何もかも承知の上で芝居をしているのだと教えました

寿一はいったい何のことだろうと、寿限無本人にもあれこれも確認しましたが、「ガールズの話しか出てきません。寿三郎は全国へ出かけるたびに「ガールズ」をひっかけていたらしいのです

その習性はでも、そんな話をする時ですら決して穏やかな笑顔を絶やさない寿限無が生まれる前から始まっていました

当時観山家には菅原栄枝(美保純~大橋秀子@最後から二番目の恋)という女中がいたのだそうです。女中は他にもふたりいたけど、この栄枝は一番若く「不思議な色気があったのだそう。も~この辺から何も言わなくてもわかっちゃいましたよね

当時、寿三郎の妻は生まれたばかりの寿一を連れて里帰りをしていました。当時からス〇ベ爺だった寿三郎は、台風の日に栄枝に手を出して妊娠させてしまったのだそうです。照れくささからいちいち「謡」を挟む寿三郎を舞がびしっと遮る気持ちもわかりますよねとっとと語れ、このく〇ジ〇イが!

妻に打ち明けたところ、妻は烈火のごとく怒り、認知はしないでくれと言って、何とか離婚だけは免れたのだそう。困り果てた寿三郎は番頭の小池谷(尾美としのり~梅原尊@集団左遷!!)にすべてを話し、栄枝と一緒になってほしいと頼んだのだとか。あ~確かに鎌田行進曲にもそんなエピがありましたっけね

小池谷は「承知いたしました」と語ったそうです。それに彼は栄枝のことが好きだったのだそうです。栄枝ちゃん、必ず幸せにするからね

寿三郎は二人のために立派な結婚式を挙げてやったそうですわ。そして、認知はできないが、せめて寿の一字をもらってくれと、寿限無と名付けたのだそうです。

寿一はそこまで聞いてや~~っと気づきました。小学校の時から一緒にいた寿限無が、まさか腹違いの弟だなどとは夢にも思わなかったのです

親父、何やってんだよ!!おやじっ!

ちなみに寿一より先にこれを聞いた舞と踊介は、それぞれ「く〇ジ〇イ!と叫んで家を飛び出しています。もちろん寿一ももれなくこれに続きました。ふざけんじゃねえぞ、ク〇ジ〇イ!

寿一はようやく腑に落ちます。何をやっても寿一ではなく寿限無が叱られたのはそういうことだったのか

寿三郎は、小池谷が亡くなると「芸養子」として寿限無を家に入れたのだそうです。寿一が家出をしていたのでちょうどよかったらしい

寿一は、この家を継ぐために養子に来た寿限無が、寿限無だけが、寿一が帰ってきたことを喜んで「お帰り!」って言ってくれたのに!と嘆きました。今更こんなことを知ったら、なんと思うか。それにあいつは、皆に内緒でデリバリーのバイトまでして家計を支えているんだ!!

そうやって生きてきたんだよ、あいつ。俺みたいに逃げることもなく、ひたすら受け入れてきたんだよ

でもさくらは、寿三郎は認知症だから、いま伝えなければ永久に伝えられなくなるかもしれないと助言しました。

寿三郎は栄枝とともに寿限無にすべてを打ち明けます。寿限無は、いつも通りピンと背筋を伸ばしたまま身じろぎもせず、すべてを飲み込んで丹田に落とし込み、最後まで聞いてたった一言、承知しましたと答えました。

秀生の初舞台

毎年恒例のイベント、"YES!子供だって能(No)"に秀生が出演することになりました。舞の息子の長田大州(道枝駿佑~東条正義@俺のスカート、どこ行った?)と一緒にです。秀生は大州が大好きなのですね

このふたりと幼き日の寿一&寿限無が何度も重なりました。俺たちは兄弟だったのか、と

が、この大州は、実はストリートダンサーで、ちょうどそのイベントの日が決勝で生配信される予定でした。大州は寿一に、観山家の人間は、皆能が大好きだから、能が好きじゃない人間の気持ちなどわからない、とこぼします。それで寿一は、お前みたいなやつも貴重だ、と励ましました。それで大州は土壇場になってダンスを選び、見事優勝を勝ち取ります。"YES!子供だって能"には、寿一が秀生と親子で出演しました

トリは、寿限無の「道成寺」です。ずっと鐘の裏に隠れていた寿限無は、決めてくれよ、と喜ぶ寿三郎に一発かまして出ていきました

「うるせえ、クソジジイもう我慢しない!

恋愛事情

どうやら踊介がさくらの「詐欺」に異常に執着するのは、彼女に恋をしたからのようですね。本来は超イケメンなのに、いつもこんな役ばかり振られるのは、脚本家の嫉妬でしょうか

またそのさくらは今回道で貧血を起こして倒れたところを、世阿弥マスクを着けていることを忘れていた寿一に助けられました。がっしりと肩に担がれて運ばれたさくらは「世阿弥」に惹かれてしまったようですね。その後タンスの中から世阿弥のシャツを見つけたさくらは??

感想

寿一の元妻のパートナーが、何かにつけて「〇〇させていただいて」を連発するので、寿一がそのたびに「させてやってる覚えはねえと心の中でつぶやくのがまた可笑しかったですね~。わかるわ~「〇〇でよろしかったでしょうか」とか言われるとおばさんもつい「日本語おかしいよと言いたくなる年代です

これほしい!
俺の家の話 [ 宮藤 官九郎 ]
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