俺の家の「めっちゃええ」話 ネタバレと感想 第6話 マイウェイにうっとり
まずはごめんなさい~勝手にドラマ名変えちゃいました
。だってね、ものすご~~~~~~くええ話やったんですよ、この6話は
。おばさんはたいていここでうるさく語った後、録画は消しちゃうんですが、これはもう消せない、絶対永久保存版ですわ
。いや~ホントにえがった
。
以下、うるさくネタバレです。
謝罪行脚
その1 チハルチャーノ
チハルチャーノことちはるとジュディこと寿三郎のウマが合ったのは、ちはるが能や歌舞伎などの伝統芸能にハマっていたからだそうです。当時のちはるはこれらを海外に照会するブログを書いていたそうで、寿三郎のイタリア公演にも追いかけて行ったのだそう。
でもその熱も今やすっかり冷めて、現在は「農業」にハマっていたそうです。だから寿三郎に会えたのは懐かしいけれど、彼への興味はもうすっかり失っていたようですね
。優しい夫とオーガニックに夢中です
。
それなのに寿三郎は、ちはるのことが心に引っかかっていたと語り、その詫びにと「大江山の鬼の面」を贈ります。不意を衝かれた寿一は手も足も出せませんでしたが、なんでもこれはネットオークションに出せば100万の値が付く代物なのだそうです
。舞や踊介は返してもらおうとしますが、ここは腐っても人間国宝、否「浮名を流した男
」の最後の謝罪行脚の旅なのです、寿三郎はカッコつけさせてくれ
、と頼みました。
その2 水戸の豆千代
かつては新橋で芸者をしていた豆千代(池津祥子~榎本サンダーソン・正子@あなたの番です)は、かつて寿三郎に結婚を申し込んだ女性だそうです。そこで寿三郎は「ジュネ」と呼ばれていました。その後水戸に店を出したというハガキをもらった寿三郎としては、やっぱり放っておけません。豆千代は、寿三郎がカラオケで「マイ・ウェイ」を歌ったら、ボロボロ泣いてくれたそうです
。
その豆千代には内縁の夫がいて、現在は栃木刑務所に服役中だそうです。今度はバッチリ学習した寿一は、寿三郎がまた面を出そうとしたのを即座に止め、代わりに名前入りの扇を差し出しました
。豆千代は感動して泣きだしますが、お気に入りの曲がかかるとすぐにそっちに夢中になります。それが「潤 沢」だったのですね~
。
寿一、帰りたい。
ところが、車椅子のリフトが作動しません。早くしろよ、と寿三郎の檄が飛ぶ中、絶妙のタイミングで末広からメールが入りました。車椅子がしっかり固定されていないとリフトが作動しないようになっているのだそうです
。
スパリゾートハワイアンズ
一行はようやくお目当ての「スパリゾートハワイアンズ」に到着しました。いや~おばさんも子どもの頃「常磐ハワイアンセンター」だった時に行ったきりよ
。
その3まゆみ
でも寿一のお目当ては「まゆみっち」()です。これまでの経験からも、寿一は、会わない方がよいのではないかとアドバイスしました。世阿弥だって言ってるじゃん、秘すれば花って
。でも寿三郎は聞きません。まゆみちゃんは他の人とは違うの!
今度は秀生も同行しました。旅館の女将のまゆみは寿三郎を「ジュマンジ」と呼びます。でもまゆみは、これまた「潤 沢」のコンサートで忙しく、帰ってほしいと言い出しました
。秀生は、寿三郎は病気でもうすぐ死んでしまうから、優しくしてやってほしい、と頼みます
。
秀生がまたこんなことを言ったことをひどく後悔して、夜中に泣きだしたシーンがまた良かったですよね。隣で一緒に寝ていた寿三郎が起きだして、秀生を自分の布団に招きい入れます。秀生が、寿三郎が死ぬのは嫌だ、と泣くので、寿三郎は、そう言われただけでここに来た甲斐があったと喜びました。ありがとな。可愛いな~
。
無敵の「潤 沢」
たかっし
それはさておき、まゆみのところに「潤 沢」のリーダー、「たかっし」(阿部サダヲ~持本舵@anone)がやってきました。たかっしはブリザードを知っていて驚きます
。寿一もまたたかっしがカラオケのビデオに出ていたのを思い出しました。でもたかっし曰く、それは売れない頃だったそうで、今は「有線大賞の新人賞」を受賞したそうです。ちなみに「潤 沢」は「純烈」とは違い、彼らが行かないスーパー銭湯を選んで巡業しているのだそう
。
たかっしは寿一から「車椅子に乗った寿三郎」が人間国宝だと聞くと、伝統芸能はいいな、とあざけりました。
あんな体になっても、まだ偉そうにふんぞり返っていられるんだから。ただその家に生まれたってだけでね。それに引き換え必死ですよ、ドサ回りの三流芸人は。
たかっしは、明日舞台があるから見に来てほしいと招待します。何なら飛び入りします?
何気に伝統芸能をけなされた寿一は、つい、受けて立ってしまったそうです。観山家二十八世宗家のこの私が、伝統芸能の神髄をとくとご覧に入れましょう
。
親子喧嘩
寿一は、寿三郎をお風呂に入れようとしましたが、いつもとは勝手が違い、ついついもたついてしまいます。寿三郎が怒ったので、寿一はついにブチ切れてしまいました。しかも寿三郎が、来たくて来たんじゃない、などと言ったから尚更ですよね
。
寿一が怒って出て行ってしまったので、急遽、寿限無と踊介、そして舞が介助をして寿三郎を風呂に入れることにしました。男湯だろうが、そんなことは構っていられません。堂々としてれば平気。
寿三郎は「超気持ちイイ」と声を上げ、もういっぺん入りたい
、とリクエストしました。3人は、こんなに大変なことを毎日一人でやっていた寿一を尊敬します
。
その頃寿一も、寿一に会って「山賊抱っこ」されたさにスーパーひたちに乗って駆けつけてきたさくらに愚痴を聞いてもらっていました
。さくらは、どんなに自分を殺して割り切っても、親は親だし、子は子だ、と説明します。下の世話したくらいじゃひっくり返れません。だから時々どうしようもなく悲しくなるんです
。
さくらは、せっかく来たついでに、ちゃんと「33歳になった誕生日プレゼント」を要求しました。「山賊だっこ」です
。寿一はリクエストに応えながらも
、さすがに踊介との三角関係に気づき、心を痛めていたようです
。
目から鱗
翌日、実際にたかっしの舞台を見た寿一と舞は、その徹底したサービス精神に舌を巻きました。うちら、伝統にあぐらかいて、芸能の本質を忘れちゃってたかもしんない。あんなふうに人を笑顔にできるってすごいじゃん?
すっかり感動した舞は、ブロマイドとCD、それに「潤 沢」のメンバーの顔が描かれた1枚2500円のフェイスシールドも買っちゃったそうです。また寿一は、潔く負けを認めて謝ることにしました。この熱狂した舞台で「能」を舞っても、誰も見てくれないだろうことは歴然です
。
代役
本来は「潤 沢」のメンバーが4人そろって新曲「秘すれば花」を披露するはずだったのが、たかっし以外のメンバーが豪雪で立ち往生してしまったらしく、もう舞台には間に合わないことが判明しました。たかっしは、寿一と寿限無、そして踊介の3人がいるからちょうどいいと彼らを代役に立てることにします。プロなんでしょ?舞台立ってるんだよね 普段
。
寿一と寿限無はともかく、舞は踊介には無理だと断りました。踊介は小学生の時、マイムマイムが踊れなくて不登校になったことがあるのだそうです
。でも「なかにし札」(=たかっし)が作詞した「秘すれば花」は、そんな踊介にもすぐに覚えられました
。いや、ビミョーに違っていた気がするけど
。
でも寿一は、振りは覚えたけれど、顔は違って大丈夫なのか、と心配します。たかっしは「遠目だから分かんないし、そもそもばあさん達はちゃんと認識してないから」と請け合いました
。大丈夫
。3人は念のため「潤 沢」のフェイスシールドを付けて舞台に上がりました
。
懲りない夜の人間国宝
子どもたちが振りを覚えていたころ、寿一はまゆみに、性懲りもなく、また舞台に立てるようになったら・・・と申し出ています。
本番その1
そこでついに「秘すれば花」の本番が始まりました。も~「潤 沢」だって言ってるのに、最後は「ブリザード」で締めた寿一が笑えましたね~。お久しブリザード!
本番その2
秘すれば花の舞台を終えた寿一は、たかっしに、もう一曲いいかと尋ねました。寿三郎に「マイ・ウェイ」を歌わせたかったのです。これがまた実に感動的でしたね~
。客席で見ていた子どもたちは、涙を流して感動します
。
寿一:親父、最高!
踊:父さん、ホント最高だよ、父さん!
舞:ごめんね、めんどくさいとか言って。だってめんどくさいんだもん
寿限:宗家、俺もっと甘えていいかな、タメ口でもいいかな
寿三郎も満面の笑みを浮かべ、舞台に子どもたちを迎えます。ため口でもいいよ、ありがとう、みんな!!
写真撮影
観山家が舞台に揃うと、そこですかさず末広が写真を撮りに来ました。末広はその前にも、坂道を転げ落ちそうになった寿三郎の車椅子を止めています
。ずっといました。絶妙な距離感で
。

はい、チーズ。いただきました。トラベルヘルパーの末広です
。
役目を終えた末広は、引き続き家族旅行を楽しむよう言い残して帰っていきました。出来上がった家族写真は、かつてのハワイ旅行と同じ構図でしたが、さくらもこれを見て満足げに笑ったように、今回の写真の方がまた年輪を感じさせてとっても素敵でしたよね
。何も知らずに無邪気に笑った昔とは違い、苦悩や困難を乗り越えての笑顔には、格別の味わいがあります
。
感想
あ~本当に楽しかったですね~。長瀬くんの熱唱も久しぶりに堪能しました。も~踊介、名前に「踊」が入っているのにマイムマイムさえ踊れないだなんておかしすぎやろ
。しかも、さくらにも振られちゃう&本人だけは気づいてないなんてね
~返す返す気の毒なやっちゃ
。
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