我らがパラダイス ネタバレと感想 第9話 まともに戻れるチャンス到来
林真理子さん原作の【我らがパラダイス】の9話は「人生最終章の新婚旅行!そして最大の危機が来る!」です。いや「危機」というより、ようやく真っ当になってきた気がしますけどね😓。以下早速ネタバレです。
内部告発
朝子や邦子が「偽者」を送り込んだ介護施設で、入居者が虐待されているとの内部告発があったとの報道がなされました。朝子はいてもたってもいられず、邦子と共にその介護施設に駆けつけます。スタッフは、入居者には誠心誠意尽くしていたつもりだった、と涙ながらに訴えました。辛いことも多い仕事だけれど、家族の身になってお世話してきたつもりだったのに
。
その姿を見た朝子は、ようやく己の身勝手さに気づきます。というより、これまでも気づいてはいたのだろうけど、蓋をして気づかないフリをしていたのでしょうか。私たちは「身代わり」の患者たちを心配したことすらなかったのに😨。
さすがの朝子もこのままではいけない、と思い始めます。でも、自ら真実を明らかにする決心はつきません。邦子は、もし捕まったら夫や娘にも迷惑がかかる、と心配し始めました。それでもふたりは、さつきだけは無関係だったことにしようと誓い合います。彼女は親を入れ替えていないから。
タイミングの悪い(良い)ことに、セブンスタータウンの看護師たちも朝子たちの様子がおかしいと察し、朝子を呼びつけました。朝子は「金がないばっかりにこんなことになった」と説明します。
同僚たちは、朝子たちに同情したのか、すぐに結論を出しません。毎日「検討中だ」と釘を刺すだけにとどめています。気持ちは分かるからとりあえずは黙っているけど、これ以上はダメだよ、と牽制しているのでしょうか。なんとも優しい同僚たちです😓。
家族の和解
朝子
朝子は、ふと、さやかのバーに立ち寄りました。さやかが歓迎してくれたのは言うまでもありませんが、慎一も朝子に感謝します。さやかは朝子のおかげで慎一を許してくれたのだそうです。慎一の晴れやかな笑顔を見た朝子は、慎一の変化を感じました。
朝子はそれで、慎一にも「秘密」を教えることにしました。セブンスタータウンに慎一を呼び、チヅに会わせます。慎一は、驚きはしたものの特に朝子を責めもせず、もし捕まったら自分も一緒に責めを負う、と断言しました。朝子はあらためて慎一の成長を痛感したそうです🌹。
邦子
邦子に家を追い出された邦子の夫の智彦は、ネットカフェに寝泊まりしていました。邦子は「両親の和解」を望んでいた娘の果菜に免じて夫を許すことにします。智彦も大いに反省していたようです。ここで邦子が意地を張りすぎると、果菜も朝子みたいに「見えない敵」と闘い続けることになりかねないものね💦。
福田の反撃
一方の福田は、さつきが遠藤の部屋に引っ越してきたのが腹立たしくてなりません。せめてもの腹いせにと、最初に結婚を決意していた阿部と山口の家族に「セブンスタータウンを好きなように牛耳ろうとしている人間がいる」と吹き込みました。ふたりはその人間たちに唆されたと聞いた子どもたちは、改めて両親の結婚に反対します。
このくだりを見ていてふと思ったんですけどね、このセブンスタータウンを経営している母体はどこなんですかね🤔。サービス内容からして非営利団体ではないでしょうから、きっとそれなりの会社組織ですよね。なのに(それこそ)福田がひとりで管理を任されてるってありえへんよね
。あ、ついつい揚げ足取りに走ってしもた
。
この話を聞いた朝子は「前言撤回」を宣言します。入居者の入れ替えを反省して元通りにしようかと思っていたけど「まだまだ福田には負けられない
」と誓いました。いや、この人(福田も
)闘う相手を間違えてる👎から。
急転直下
その後、その介護施設から喜美子が死亡したとの連絡が入りました。朝子はこれを機に「元に戻す」ことを考えます👍。喜美子の遺体を引き取って6Fで亡くなったように見せかけるつもりです。何せ喜美子の娘はスウェーデン在住ですから、たとえすぐに連絡をしたとしても遺体を引き取るまでにはかなりの時間が稼げるはずです。これには慎一も巻き込むことにしました。遺体を運ぶには男手が必要ですものね。
ところが、そうは問屋が下さなかった😈。喜美子の娘は、たまたま学会で福岡に来ていて、その日の午後にはセブンスタータウンに到着できるそうなのです。
幸せな時間はあっという間
遠藤とさつきは皆に勧められて伊豆に新婚旅行に出かけました🌸。が、遠藤は、ふたりで海を眺めてその美しさに感動した直後、なぜ自分がそこにいるのか分からなくなります😨。さつきは、さつきのことはわかるか?と確認しました。遠藤がわかると答えると、わかることだけ楽しめばいい、と励まします。
でも遠藤は、セブンスタータウンに戻ったら6Fへ行く、と明言しました。いつだって会えるから。一緒に寝起きするだけが結婚じゃないよ🤗。
また無粋なことを聞くようですが、その場合さつきはひとりで今の部屋に住めるのでしょうか?そもそもセブンスタータウンに入居後結婚した場合、相手はそこにタダで住めるの🙄?料金がかかるのは相手が高齢者の場合だけ?確か入居者同士が結婚した場合「割引はない」って言ってましたよね?このルールがいまいち分からんから、尚更、なぜあんなに福田が怒っているのかもよく分からないんでない?🤔
無責任な医者
岡田は朝子を呼び出して、自分が(手術のできない)ガンだと告げました。しかも色々考えると気が重いから「楽に死ねる薬」を手に入れてほしいと頼みます。その見返りに遺言を書き、8千万を遺すと申し出ます。
朝子は、金は確かにほしいけど、そんなことはできない💢、とキッパリ断りました。いい年して逃げてちゃダメだ。死に方も含めて人生なのではないのか?
岡田はこれまで何人もの患者にがんの宣告をしてきたそうなのに、その時は何も感じなかったんですかねええええ😔。ここに出てくる人、み〜んな想像力無さすぎませんか😓。って言うより、先のことちょっとでも考えたらできないわよね、こんなこと😅。
まとめ
虐待の報道があった時、朝子は「バチが当たった」と語っていました。野暮なことは百も承知で言わせて貰えば、いくら福田に不満があっても、入居者を入れ替えるのはやっぱり間違ってますよ😤。自分の親が同じ目にあったらどう思うか、ほんのちょっと想像すればわかるはず。狭量な福田にはまた別の天罰がくだると信じて、自分へのバチは謙虚に受け入れてください。
でもさつきと遠藤、そして邦子の家族に関してはなかなか良い展開を見せてくれているので&安岡も妻と一緒の転勤が決まったそうだし、朝子のところも最後は納得できるだろうと信じて見守りたいです。