我らがパラダイス 最終回 ネタバレと感想 無いものねだりはもうお終い

林真理子さん原作の【我らがパラダイス】も昨夜が最終回でした。途中は疑問に思うことも多かったけれど💦、最後は皆納得=成長できてよかったですよね👍。そうそう、確かにお金はあったほうがいいだろうし、全然ないのも困るけど、そこそこあればそれで十分幸せですよ🤗。以下早速ネタバレです我らがパラダイス最終回のネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

初めて?の共同作業

朝子は慎一と共に星野喜美子が入居していた介護施設へと急ぎました。遺体を車で運んでいると、パトカーに引き留められます😱。慎一が一時停止を怠ったそうなのです。ふたりは「遺体を運んでいた」と正直に打ち明けました。警察官は、それは葬儀屋の仕事だと指摘しますが、慎一は「少しでも金を節約するためだ😤」と力説します。あんたらに貧乏人の苦労がわかるものか!💢

警察官は朝子から受け取った死亡診断書を確認すると、逆に「弔いの言葉」をかけ、違反は不問に付して二人を帰してくれました。朝子は慎一の度胸の良さに感心します💜。

福田の活躍

セブンスタータウンでは、入り口でばったり福田に遭遇してしまいました😨。朝子は(遺体を)「病院から戻った入居者だ」とごまかします。

6Fにはさつきや邦子が待機していてくれました。チヅがいた部屋に喜美子を運び、皆で手を合わせていたところに、今度は福田が現れます😰。さすがに何かおかしいと察したらしく、後をつけて来たのだそうです。朝子はとりあえずざっくり事情を説明しました。福田は激怒し、警察を呼ぶ!と豪語します。でも朝子は、今、喜美子の娘がこちらに向かっているところだが、彼女にも事情を説明するのか、と尋ねました。福田は途端に焦り出します😱。そんなことできるかっ!😡(😂)

福田は仕方なく、喜美子の遺体をベッドに移すのを手伝いました。喜美子の遺品も部屋に並べさせられます。あれこれ指図されて、言われるがままに働く福田が可笑しかったですね〜🤣。

ようやく部屋を片付けたところに、星野の娘の恭子(國元なつき)がやってきました。恭子は葬儀屋を呼んだから、遺体を引き取っていくと語ります。朝子は、死亡診断書を渡すふりをしながら、まだコピーをとっていなかった、と時間を稼ぎました。診断書を書いたのは喜美子のいた埼玉の医師なので、そのまま渡すことはできないのです。それで、これまた福田に、提携先の病院で書き直してもらってほしいと頼みました。福田は文句を言いながらも、慌てて走っていきます。葬儀屋が来たら止めておけよ!!俺にやらせるのか!

朝子の反撃

恭子と喜美子がセブンスタータウンを出ていくと、福田はがぜん強気に出ました😈。朝子は全てを正直に打ち明けます。福田は「詐欺に住居侵入、背任だ💢」と責め立てましたが、朝子は、入れ替えた入居者たちは「あっちの施設」でケアを受けているし、自分たちの親はいっときにせよ幸せを満喫できた、それがそんなに悪いことなのか?と開き直りました(😵)。悪いに決まってるだろう!!👊

別室に避難していたチヅもやってきて、すべては自分のためにやったことだと娘を庇い、日割りで良ければ費用を払う、と申し出ました。福田は開いた口が塞がりません😵。ふざけんな。ここはあんたたちみたいな貧乏人が近づくことすら許されない場所なんだ!😡

福田は呆れ果て「警察に電話だ」と言って出ていきました。朝子はとっさに6Fの入り口をロックします😂。騒ぎを聞きつけた下の住人も駆けつけてきて「バリケード」を作って協力してくれました。下のキッチンからは豪勢な料理とワインが届けられます。皆はそこでさつきと遠藤の結婚パーティーを開きました🎉。

そこで朝子とさつき、そして邦子は、この入れ替えという体験を通して、変わることができた、と喜び合います。福田はその間に警備員を呼んでバリケードを撤去させました。結局、世間体を気にする福田のおかげで、朝子と邦子は解雇で済み、さつきと遠藤もセブンスタータウンを出ていったようです。お金は返してもらったのかな🤔。

雨降って地固まる

朝子はチヅを家に連れ帰り、慎一とさやかも時々訪ねてきていたようです🌹。ふたりは(最初の頃の慎一の提案通り)マンションに引っ越してきてチヅの面倒を見ると申し出ます。以前同じことを言われた時は激怒した朝子も、今度は素直にふたりの好意に感謝しました。でもチヅは反対し、マンションを売って施設に入れてほしいと主張します。こんなふうに仲良く将来を語り合うなんて、それだけでも夢みたいだ🤗、と笑いました。

また邦子も滋を連れ帰っています。そして自分たちの収入に見合った施設を探してきました。が、智彦と果菜は、驚いたことに、このまま引き取っても良いと言い出しました。でも邦子は、一時の感情では決められない、と反対します。お金で済むことなら解決したほうがよいと割り切りました👍。

そしてさつきも、遠藤と一緒にヨシ子と同居しています。でもヨシ子は、ふたりはふたりで別に生活するよう勧めました。最期まで看取ると決めたからこそ一緒になったんだろ😏?さつきは「必ず幸せになる」と約束しました。

正しいお金の使い方

岡田から朝子に電話がかかってきました。岡田もまたセブンスタータウンを出て、海に程近い介護施設で暮らしているらしいのです。でも岡田は一人ではやっぱり寂しいと語り、朝子にある提案をしました。なんでも岡田には、使っていない広い家があるそうで、そこで「希望者全員」と暮らせないものか、というのです。

家賃はタダで光熱費のみ。食費は各自で介護士を頼むこともできる。チヅはもちろん、さつきと遠藤も来てほしい。山口と阿部はそこで新婚生活をスタートさせる。倉田も来てくれたらいいのだけれど🌸。

岡田は「死ぬ時にみんなに囲まれて死にたい」と願っていたのだそうです。金は墓に持っていけない、願いはそれだけなんだ。

皆で笑いながら暮らしている姿を想像したふたりの顔にも満面の笑みが浮かびました。朝子は(それこそが)我らがパラダイスだ、と語ります。岡田も満足げに頷きました。夢かね。朝子は「夢じゃ無い」とこれまた笑顔で答えました💐。

まとめ

朝子は何度か「チヅにいい思いをさせた(かった)」と語っていました。チヅ自身はそれほどその「いい思い」に執着していたようには思えなかったけれど、それなりには満足していたのかな。訓子の母親の幸江も少しの間でいいからいい思いをしたい、みたいなこと言ってましたよね。

でも、その「いい思い=贅沢な暮らし」も決してそれが最高ではない。岡田や遠藤の行動ももちろんですが、あれほど金に執着していた慎一がセブンスタータウンにまったく未練を見せなかったのが良い例ですよね👌。裕福な老人たちも、セブンスタータウンに入っただけでは幸せになれず、そこで「愛💕」を見つけようとした。いつだったか、いみじくも遠藤がこう言ってましたよね。福田は可哀想な人だ。皆が笑顔で暮らせるようにしてくれたらいいのにね、って。

愛する人たちと楽しく笑顔で暮らすこと、本当はそれが「最高にいい思い」なのだとそこかしこで教えてくれてた気がしました

我らがパラダイス
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