家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった ネタバレと感想 第1話 すっごくよかった
岸田奈美さんのエッセイをドラマ化した話題作【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】(かぞかぞ)を視聴しました。おばさんはへそ曲がりなので、周りが騒げば騒ぐほど引いちゃうし、面白いと言われても自分がそう感じなければ続かない方なんですが🐒、この作品はとってもよかった🤗。最初は、え〜大丈夫かな、見られるかな💦、と心配したのが嘘のように、あっという間の49分間で、も〜次回が楽しみでなりません😍。これはぜひ(視聴後に)エッセイも読んでみなければ。
以下あっさりネタバレです。
岸本一家
ドラマの主人公は「岸本一家」の長女=七実(河合優実〜菊池香織@インハンド)です。高校生の七実は(スクールカーストでは)3軍に属しているそうで、クラスではまったく目立ちませんが、小学生の頃から「言葉を操る才能」には長けていたため、ネットの世界ではむしろ「1軍女子を操っている」のだそう。その才能を知っているのは、家族の他は、母がマルチ商法にハマっているため皆から「マルチ」と呼ばれているクラスメートの天ヶ瀬環(福地桃子〜根岸ゆみ@それってパクリじゃないですか?)だけです。
七実の母=ひとみ(坂井真紀〜兼岩順子@危険なビーナス)もまた、七実の愛すべき性格を熟知していて、たっぷり愛情を注いでいます💕。ひとみは今、マッサージ(整体?)師の資格試験を控えていて大忙しです。
七実にはダウン症の弟=草太(吉田葵)がいました。ひとみも七実も草太をとても可愛がっていますが、ひとみは、心配するあまり、少々過保護になっていて、草太は、中2になってもまだお小遣いをもらっていません💦。
草太の自立
ある暑い夏の日、草太は、コンビニの袋を持って帰ってきました。中にはドリンクとレシートが入っています。お金もないのにどうやって😨?ひとみはてっきり草太が万引きしたと思い込みました😱。七実は、七実の「三半規管の強さ」に惚れたというBF=旭とデート中でしたが、ひとみに呼び出されて急いで戻ってきます。
よくよく調べてみたら、レシートの裏に「お代はいつでも結構です💐」と書かれていました。そう、店長が草太を不憫に思ってドリンクを渡してくれたのだそうです。ひとみはすぐに二人を連れて店に謝りに行きました。手土産に「とても美味しいクッキー」の大きな箱を持参します。でも店長はとっても良い人で、あんな暑い日に頼ってくれてよかった、と言ってくれました。
それで七実はひとみに、もう少し草太を信頼して自分で買い物をさせたらどうか、と提案します👍。これまでも、草太はそうやって1つ1つ試しては、自分でできることを増やしていったのだそうです。七実の指摘は的中し、草太は、しっかり買い物もできるようになりました🎉。そう言いながら、やっぱり七実も心配で、軽く変装してこっそり草太の後をつけていくのが、いかにもよいお姉ちゃんでしたね〜🤭。
周囲の偏見
でも、この草太がいることで、七実は周囲に偏見を抱かれていました。皆から「可哀想な家の子」と思われていたそうで、そのレベルは「マルチ」とどっこいどっこいだったのだそうです💦。七実は、いわゆる1〜2軍のクラスメイトから数合わせで誘われた際も、こだわりなく付いていきましたが、そこであからさまに「マルチ」をバカにする発言は許せなくて、大いに反論しました。七実もマルチをマルチと呼んでいるけれど、それは本人にも直接そう言っているのです。
また草太の後をつけてコンビニに行った時、そこにたまたま旭とその兄がいたのですが、七実にダウン症の弟がいると知ったふたりは、即、七実たちと距離を置こうとしました👿。旭はもうLINEも返してきませんでした。それを知ったマルチは七実を旭の家まで案内します。マルチの母の魔の手?は彼の家まで伸びているらしいのです😅。
旭は七実に「ダウン症の弟がいる七実と結婚はできない」と弁解しました。七実はあっけに取られます😵。高校生で結婚なんてどうして🧐?七実は旭に、草太がどれほど七実や家族にとって大切な存在かを伝えました🌹。草太が面倒をかけているんじゃなくて、むしろ七実が面倒を見てもらっているほどなのだ、と。
ひとみが倒れた!
その後、夜中にひとみが倒れました😱。発見したのは草太です。すぐに救急車を呼んで病院に搬送したら、医師から「大動脈解離」だから緊急手術が必要だとの説明を受けました。手術をしなければ1週間もたない、でも手術をしても助かる確率は20%。手術の同意書にサインを求められた七実は、意を決して署名しました。
それからしばらくして祖母の大川芳子(美保純〜お竹@善人長屋)が駆けつけてきます。3人はそれからずっと手術が終わるまで病院で待っていました。ゆうに半日以上〜丸1日近くかかったようです。
幸いにも手術は成功しましたが、下半身に麻痺が残ってしまいました。これでひとみは車椅子生活を余儀なくされます。術後ひとみは絶望して涙に暮れていました。しかも、物語の冒頭から「どうやら東京にいるらしい」と仄めかされていた父の耕助(錦戸亮〜武市半平太@サムライせんせい)は、実際はもう亡くなっていたのだそうです!?😱
エピローグ
数年後、ひとみは車椅子をばんばん飛ばして、満開の桜を満喫していました。車=「ボルちゃん」も彼女が運転しているようですね。草太もすっかり大きくなっていました。ファンキーな芳子と誰かもう一人(♂👻?)とともに一家は家族で出掛けていきます。皆黒づくめだったので、耕助の命日(法事か?)だったりするんでしょうか🙄。
七実はそんな家族を眺めながらこう言います:
家族の死、障害、不治の病・・・どれか1つでもあれば、どこぞの映画監督が世界を泣かせてくれそうなもの。それ全部、うちの家に起きてますけど?😁
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