家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった ネタバレと感想 第5話 七実の本音が切なかった
岸田奈美さんの【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】(かぞかぞ)の5話では七実の本音が明かされました。これがまた実に切なくて胸が痛かったですね〜。ホント、この子の頑張りは健気すぎる
。以下早速ネタバレです
。
三振かホームラン
ひとみが手術をしてから5年が経過しました。ひとみはルーペのアドバイザー兼カウンセラーとして引っ張りだこでしたが、七実は広報を担当しながら失敗ばかりして「謝罪のプロ🙇♀️」になっていました💦。ルーペもあれから成長し、七実の他にもたくさんの社員が働いています。首藤は七実の「隠れた能力」を評価していましたが、溝口は、あからさまに七実を邪魔者扱いしていました😈。
そんな時に七実が大きな仕事を取ってきます🎉。なんと全国放送でルーペのアプリが紹介できることになったのです。これでようやく面目躍如か?と思われたのも束の間、七実はその直後に大失敗をやらかしました。どうやら七実のパソコンが知らないうちにウイルスに感染していたらしく、彼女のメールアドレスで、これまでやり取りのあった相手全員にウイルスメールが送られてしまったのだそうです
。溝口は(七実が)「何ヶ月もの間パソコンの電源を切っていなかったからだ!」と激怒しますが、そんだけ忙しかったからじゃないね!😤
七実の才能を大絶賛していたプロデューサーの二階堂錠(古舘寛治〜水田理事@今ここにある危機とぼくの好感度について)もメールを開けてしまったそうで、約束していたテレビのコーナーの話も没になってしまいました😔。
でもですね、細かいことで恐縮ですが、パソコンの電源を切らなかったからシステムが更新されなかったという話はおかしいし(逆に電源を切ってたらシステムは更新できません。再起動する際にアップデートする設定にしてあったということでしょうか?🙄)、そのためにウイルスにかかったという話もおかしいです。
そもそも、いくら小さくても会社のパソコンなのですから、各台にアンチウイルスソフトを入れておかない方が悪いですヨ😤。実際、取引先でいかにも仕事のできそうな編集者=末永繭(山田真歩〜堀保子@風よあらしよ)は「タイトルがおかしいから開かなかった」と語っていました👍。そうそう、そのぐらいの危機意識がなくちゃね。
壮絶な人生
その末永が謝罪という形で助けを求めにきた七実に、ネットメディアを立ち上げた友人=山根を紹介してくれます🌹。
その山根は七実にインタビューしているうちに、七実の弟はダウン症で、中学の時に父を亡くした後は母も車椅子を使うようになったと聞いて言葉を失ってしまいました😱。謝る山根に七実は「全然大丈夫😁」と答えます。山根は言葉に詰まりながら、どうしてそんなに強く生きられるのか😭、と涙声で尋ねました。
七実は、父・耕助が亡くなる前に「七実は大丈夫」と語っていたのを聞いて、ずっと自分にそう言い聞かせていたら、その「言霊」が大丈夫にしてくれたと答えます。山根はついに泣いてしまいました。七実は、こんな話でよいのか?ルーペの話はしなくていいのか?と心配します。山根は、まず皆に関心を持ってもらうことが先決だ、と説明しました。
岸本さん(七実)の「壮絶な人生」はさまざまな世代の関心が集まることと思います。
七実は、会社での失敗を挽回するために、自分の過去を切り売りしました🐒。必ず注目の集まる記事にしてくださいね!😤
周囲の反応
七実は帰宅後、風呂に入りながら過去を振り返り、自分の人生は確かに過酷だったと思い返します😩。そもそも草太が生まれてからというもの、ひとみの関心はいつも草太に向けられており、七実はひとみに嫌われていると本気で怒ったこともあるのだとか。
また小学校では、担任の教師が皆に「岸本(七実)には優しくしろ」と教えたそうです。なぜなら七実には「障がい者の弟がいる」から。七実はその話の間、ずっと俯いていたそうです😭。
そんな七実を慰めてくれたのはいつも耕助でした。耕助は七実の才能を認め、いつも「人のやらないことをやれ」と励ましてくれたそうです。今回、耕助の元部下で、今は耕助の会社を引き継いで経営しているらしい女性が、耕助のノートを届けてくれました。そこには耕助の夢が書かれていたようですね。
その大好きだった耕助に、七実は、それも死ぬ前に、ひどい言葉を投げつけてしまったのです。死んでまえ💢!いつもの耕助なら似たような軽口が返ってきたのかもしれないのに、耕助はそのまま帰らぬ人になってしまった。七実はどれほど後悔したことでしょう😱。
その耕助が言ってくれた「大丈夫」なのだから、七実は大丈夫でいなければならなかったのですよね。でももうそれも限界でした。全然大丈夫やない!なんで死ぬ?なんで死ぬねん!?せめて謝らせろっ!!大丈夫やないっ!!
パパ、会いたい。
その耕助自身、もちろん七実のためにも死にたくはなかったし、せめて謝らせてやりたかったんですよ。でも死んでしまった。その後悔からも、今でも岸本家にちょくちょく現れては草太とじゃれあっていました👻。あの姿が七実には見えないのが残念でなりませんね。
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