家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった ネタバレと感想 第6話 悲劇を喜劇に変える才能

岸田奈美さんの【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】(かぞかぞ)は6話もまたじんわり心に染み渡るようなええ話やったね〜。最初に見てからちと日にちが経ってしまったので、もう一回見ちゃいました😁。以下ネタバレのあらすじですかぞかぞのネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

大好きな七実ちゃん

まだ幼かった頃、七実は、ひとみが草太ばかりを可愛がるとヤキモチを焼きました。道端で泣き出した「七実ちゃん」を見た草太は悲しくなってしまいます。それでなんとか彼女を慰めようと、近くにいた大道芸人の元へ走ろうとしました。とそこへ車が走ってきます😨。とっさに耕助が駆け寄って草太を抱き上げました

耕助は草太を叱るでもなく、危ない危ない、と笑顔であやしたそうです🤗。その様子に息を呑んでいたひとみは、同じように立ちつくしていた七実を抱きしめて泣き出しました😭。怖かったね!七実!大好きやで!!七実はその力の強さに苦しいと文句を言い、耕助は草太を抱いたまま、そんなふたりを笑顔で抱きしめます💜。七実が笑顔になりました。草太も笑います。七実ちゃんが笑う。嬉しい!😍

もっと強く抱きしめたる!ほら草太も、ぎゅー、ぎゅーってぎゅー!!耕助は笑いながら草太をけしかけました。ほら、もっとぎゅーって!

大好きな家族を「悲劇」と書かれた

七実は、それが宣伝のためだったとは言え、ひとみや草太という「大好きな家族」を「悲劇」と定義されてしまったことに、大いにショックを受けていました😨。毎日風呂にも入らず、会社は有給を使って休んでいます。草太は七実の隣で息を止めていました😣。

芳子は、一緒に出かけた草太に、七実はいつも張り切ったりしょぼくれたり、心の中がジェットコースターみたいやな、と指摘します。それを聞いた草太は、七実がジェットコースターに乗りたいのか?と確認しました。芳子はテキトーに返事をします。そうや😎。草太の頭にはしっかり「七実ちゃんはジェットコースターに乗りたい😲」とインプットされました。

一方、七実の元にはマルチが訪ねてきます。マルチは七実の気持ちを見透かし、少しでも慰めたくて「水」を届けてくれました。でも七実はそんなマルチの前でも「悲劇のヒロイン」ぶって彼女を傷つけてしまいます。マルチは、それもまた自虐する七実には付いていけず、ぶっとい釘を刺しました👊。傷ついているからと言って、人の思いを踏みにじったり、何を言ってもいいなんていう免罪符はないと思う😤。

七実を救ってくれたのは、またしても、草太でした。七実ちゃん、行きますか!ジェットコースターです行きます!!!七実は、あの日の耕助がそうしていたように、ソファに横になってうだうだしています。疲れてんねん、無理や動けないねん。でも草太は決めました。うん、行く!!ひとみや芳子も行く方向で話を進めます。ほな、弁当がいるな😎。(マルチのくれた)水と持っていき!ちなみにその水は「サクセスウォーター」(物質的な豊かさ)から「私らしく」(心の豊かさ)という名前にリニューアルされたそうです😅。

草太の成長

七実は結局草太と遊園地に行くことになりました。途中の道では草太が「白線の内側を歩け」と身振りで七実を注意します。昔は七実が草太を注意したものだったのに。その時七実は、同級生に草太を見られるのが嫌だったのか、声をかけられても無視して通り過ぎたそうです🐒。

ふたりがベンチに座ってバスを待っていると、知らないおばちゃんが草太に声をかけてきました。ペットボトルの蓋を開けてほしいというのです。草太は快く引き受けました。七実はおばちゃんに、どうして草太に声をかけてくれたのかと尋ねます。おばちゃんは驚いて、迷惑だったか?と聞き返しました。七実はすぐに否定します。おばちゃんは、よかった、と言って、ふたりに「あめちゃん🍬」をくれました💜。

ふたりがあめちゃんを頬張っていると、バスがやってきます。そのバスから降りた女の子が草太に「キッシー」と声をかけてきました。ひさしぶり〜!草太も「ひなちゃん、久しぶり🤗」と答えます。ひなは小学校の時の友達なのだそうです。ふたりはしばらく会話を交わし、草太はジョークまで飛ばしました😈。ひなが笑って立ち去ろうとしたので、七実は草太の態度を謝罪します。すみません、こんなんで🙏。ひなは不思議そうに聞き返しました。何がですか🙄?七実は思わず礼を言いました。ありがとうございます💐。

最高の岸本家

遊園地では、ふたりは大いに楽しみました。小腹が空くと、弁当よりもポテトが食べたくなって、おばあちゃん、ごめん、と謝りながら買い食いします😁。草太は、風船を配っていた女の子が可愛いと見惚れました😍。七実が、さっきのひなちゃんは?と突っ込むと、草太は、当たり前のように「普通に友達」だと答えます。七実は、ええな、そういう人がおって、と感心しました。

草太は、七実には友達がいないのか、と尋ねます。七実はハッとしたように、草太に友達がおるなどと感心すること自体が余計なお世話やった、と反省しました。私こそ友達おらんわ🐒。

ふたりはついに「お目当てのジェットコースター」に乗ることにします。が、ポテトの油が合わなかったのか、階段を登っている途中でふたりとも気分が悪くなってしまいました。おばあちゃんの呪いか😨?ふたりは乗るのを止めようとしますが、係員が認めてくれません。七実は草太から、ジェットコースターに乗るハメになった原因が芳子だと聞かされたので(ジェットコースターは嫌いなのに)「クソババア!」と罵ったのを聞かれたからです。

おばあさんは国の宝です😤。

こうしてふたりは無理やりジェットコースターの、しかも一番前に乗らされました😅。

目的を達成して帰ろうとするともうバスは最終でした。でも小銭がありません。七実は、何気に草太に「崩して」くるようお札を渡しました。ダッシュダッシュ!草太はすぐに走り出します。そこへひとみから電話がかかってきて、草太に両替の説明はしたのか、と聞かれました😨。七実は慌てて草太を探しにいきます。草太は、自動販売機でジュースを2本買っていました👍。七実ちゃんも飲みますか?😁

七実は大いに感動します。草太、すごいやんっ!!すごい、すごい!!😍

ふたりは走ってバス停に戻りましたが、もう最終は出発した後でした。それで、ひとみに迎えを頼み、ベンチに座って芳子の弁当を食べることにします😂。ばあちゃんの弁当、しょっぱくて美味いな。サンキュー、ばあちゃん。確かに国の宝やわ

帰りの車の中で、七実は、もうぐっすり寝ている草太を褒め称えました。誰とでも仲良く共存できて、機嫌よう暮らして、すごいな。ひとみのことも頑張っている、かっこいいと伝えます。こんなに素敵な家族なのに「悲劇」と書かれて悔しかった!😭

ひとみは、そうした気持ちを書いて発表したらどうかと提案します。それが耕助の夢だったそうです。「パパ」の話題に草太が目を覚ましました。パパ、大好き🤗!草太の隣にはそのパパ=耕助が座っています👻。

悲劇を喜劇に変える文才

七実は、ひとみに勧められた通り、耕助の手帳を読んでみました。そこには「最高な岸本家」について書いてほしいと書かれています。ひとみの優しさ、草太の可愛さ、七実の面白さ、そして耕助のすごさを「文才」のある人に書いてもらって、いずれはドラマや映画にされたら!🎉

ひとみは、昔使っていたSNSにアクセスしようとしましたが、パスワードを忘れていました💦。悪戦苦闘していると、また草太が助けてくれます。草太は腕組みをして「笑って、七実ちゃん、笑って!」と頷き「👍」を出して帰っていきました。それで七実が思い出します。なんとパスワードはsmile73smile(笑って七実笑って)でした!七実が感激して振り向くと、そこには耕助が立っています👻。先ほどの草太とまったく同じ格好でなんどか頷き「👍」を出して去っていきました。

七実はこれで気づきました。草太はこれまでも耕助に会っていたに違いない😲。七実はついに耕助に謝ります。死んでまえって言ってごめんなさい😭。

七実の、たとえどんなに悲劇的なことであっても「クスッと笑える文章🌹」は、過去も、そして今も大人気でした。彼女には涙を笑いに変える文才があるのです

どんぞこまで落ちたら、弟が輝いて見えた

には7000いいねがついたそうです👍。七実はすっかり元気になって会社にも行くことにしました。会社でも七実のSNSは話題になっています。

そしてついに東京の編集者から声がかかりました。「ALL WRITE(オールライト=「OKと全部自分で」をかけた)」の代表をしている小野寺柊司(林遣都〜羽田純哉@グレースの履歴)が、七実に作家になるよう勧めてきたのです

七実は決意しました。私、ママと草太とパパの話をいっぱいしたい作家になる!!七実は、家族だけで抱え込んでいたら「悲劇」と呼ばれることも、人を笑わせたら「喜劇」にできると思ったそうです。家族も(耕助も)皆応援してくれました❣️。

ルーペも辞めることにします。「先生」と冷やかされた七実は「家族を自慢する仕事」だと答えました。それこそまさに耕助が言ってくれた「まだ誰もしたことのない仕事」です。

草太は、七実ちゃんが笑う、嬉しい、と微笑みました🤗。

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
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