家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった ネタバレと感想 第7話 一難去ってまた一難

岸田奈美さんの【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】(かぞかぞ)は7話もまたしんどい展開でございましたね😨。どうしてこうも神様は七実にばかり苦労を背負わせようとするのか😭。もう他人事とは思えなくて、アタイも一緒に息が詰まりそうでした😩。以下ネタバレのあらすじですかぞかぞのネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

東京での作家生活

七実は東京で至極順調に「作家生活」を送っていました。七実の本「大丈夫じゃない日々、大丈夫な家族」の売れ行きは上々で、何度も重版を繰り返していたそうです。

神戸生まれ&神戸育ち(時々大阪)の七実にとって、東京の付かず離れずな「距離感」はかなり心地良かったようです💜。小笠原はもちろんのこと、あの二階堂もウイルスメールのことはすっかり忘れてまた親しくしてくれました。なんとこの二階堂、七実のかつての同級生で一軍女子だった数藤茉莉花(若柳琴子)の婚約者らしい😵。

またそのウイルスメールをただ一人開かなかった末永とも東京で再会し、東京にお姉ちゃんができたみたいだと喜んでいました。末永は今東京の書籍編集部で働いているそうで、七実に2冊目の打診をしに来たのだそう。

そして七実はこの2年間、自分に「1日1投稿」を義務付けており、また月に1度はファンとの交流と称して、バーのママも務めていました。多忙を理由に実家にもほとんど帰っていなかったらしいです。

でもそれもすべては「安心」していたからなのです。ひとみはルーペで働き、草太は、同じように障がいを持つ少年たちと「カフェレストラン、やすみDOKI」で働いていました。家のことは芳子がやってくれているはずです。

急展開

ある日のこと、ひとみにメールを送ったら、なかなか返事が返ってきませんでした。しかもようやく送ってきたメールには「熱がある」と書かれています😨。それもかなりの高熱でした。芳子はどうしているのかと聞いても、なんとも要領を得ません。それで七実は休みをもらって実家に帰ることにしました

実家では、芳子がのんきな顔をしてくつろいでいます。ひとみはと尋ねると会社だと答えました。七実は、熱が下がったのかと安堵しますが、いつも通り手洗いうがいをしていると、ふと後ろに「車椅子」が目に入ります。うそっ?!😱

ひとみはひとりで寝込んでいました。熱はかなり高そうで辛そうです。七実が騒いだので芳子がやってきて、今初めて気づいたかのように驚きました。ひとみちゃん?!ひとみちゃん!!😭

いや〜ここでもう気づいても良さそうなんだけど、七実は気づかないんだな、芳子が認知症だ、ってことに💦。

七実は芳子に罵声を浴びせながら、ひとみを病院へ連れて行きました。医師は、なんらかの細菌感染が起きているらしいが、検査をしないと分からないと説明し、とりあえず検査入院するよう命じます。七実は手続きを終えると、会社に連絡を入れました。小野寺は、七実が頼む前から、しばらく休むよう勧めてくれます👍。

ひとみの検査結果が出るまで実家にいることにした七実は、もはやそこが自分が思っていたような場所では無くなっていたことに気づいて行きます😈。ひとみは「通販」で生鮮食品を買っていたそうですし、芳子は、こちらが言わなければ食事を作るのも忘れていました。しかも「茶色いレシピ」は常識をはるか超えていて💀、とても食べられたものではありません。そのせいか、草太の健康診断の結果は「中年オヤジ」のそれでした

七実はそれでもなんとか気を取り直そうと、久しぶりにマルチに会いに行って愚痴をこぼそうとしますが、マルチは取り付く島もありません。また七実が「マルチのとことは違って、いろいろあってもウチは家族が仲良しなのが救いだ👻」などというから尚更ですよね😔。

七実の心はすっかりささくれ立っていきました。またそんな時に芳子はパジャマで「徘徊」していますが、七実はまだこの深刻さに気づきません😓。

3度目の手術

ようやく病院から連絡が入りました。ひとみは8年前の手術で人工弁に変えた場所が細菌感染して炎症が起きていたため、もう一度手術をして新しい人工弁と取り替えなくてはならないそうです。取り替えるだけならそれほど危険性はないのだけれど、今ある人工弁の周囲も炎症を起こしている可能性があるため、かなり難しい手術になるらしいです。また手術が成功しても後遺症が心配だそう。

ひとみは七実に謝りました。親の生死を分ける手術に娘を3度も立ち会わせるなんてふがいない。七実は、さすがに3度はないよな、と相槌を打ち、「うちの家族は選ばれ過ぎやろ」と苦笑します。ひとみは、死にたない、生きたい、と語りました。

ひとみのことももちろん心配だけれど、ここで七実が辛いのは、この悲しみを家族の誰とも共有できないことです。芳子は、事情を把握できないらしく、ただただ「可哀想」と嘆くだけ、草太に言うことはできません。七実は思わず、小笠原に愚痴をこぼしてしまいました。すみません。仕事の話せんとですね。小笠原は、これを機会に仕事以外の話もしてくれ、と慰めてくれます🌹。

ホットココア

居場所のない七実は、ひとり、ボルちゃんに乗り込みました。そこで、ポケットに、朝草太が置いていった缶ミルコココアを入れっぱなしだったことに気づきます。そこで七実は、耕助が死んで間もない頃、ひとみと一緒にボルちゃんの中で話したことを思い出しました。

七実は、耕助が死んだからもう何をする気も起きないと嘆いたそうです。七実が頑張っていたのは、ひとえに、耕助に褒められたかったからなのだそうです。そこでひとみは、これからはひとみが褒める、と約束しました。ママだけちゃうよ。今に世界中が七実を褒める。耕助も常々、これから七実はたくさんの人に出会える、皆、七実のファンになる、と語っていたそうです。ママがファン第一号や🤗。

ひとみは七実に「あったかいココアを飲みに行こう」と誘ったそうです。家には草太が一人で待っていたそうですが、黙っていれば分からないから、コンビニでふたりだけで飲んでから帰ろう、と悪戯っぽく笑ったのだそう

七実は、一人きりでココアの缶を開けて飲み、死なんといて、死なんといて、と祈りました

手術当日は、そんな様子はお首にも出さず、笑顔でひとみを送り出します。待合室で一人で待っていると、なんとなんと、東京から小笠原と末永、そして二階堂が来てくれました😍。3人は、一人で待つより誰かと一緒の方がいいだろうと駆けつけてくれたのだそう。仕事で繋がった絆にもちゃんと「情」は生まれるのです。

最初はにぎやかに話していたそのネタも尽き、待合室にいるのは疲れ果てた表情のこの3人だけになった頃、ようやく手術が終わりました。お母さん、頑張りましたよ。問題なしです🤗。

家族はホンマめんどくさい

ひとみはなんとか危機を乗り越えてくれましたが、次は芳子ですね💦。芳子は本来大阪で暮らしていたそうだけど、今はもう、友達はいても家族はいないのですよね。草太の職場の仲間は皆グループホームで暮らしているそうで、草太も皆から誘われていました。うーん、どうするのが一番ええんかな。悩むところでございまするね😓。

でもきっとこの世にも頼もしい家族なら「きっちり笑いに昇華してくれる」に違いありませんね

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
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