家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 最終回 ネタバレと感想 皆、ホントによく頑張ったよ!

岸田奈美さんの【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】(かぞかぞ)もついに最終回を迎えました。最後は耕助の回でしたね〜。あの若さで、大好きな家族を置いて逝かねばならなかった彼はどれほど無念だったことか、と常々感じていたので、最後、たっぷり描いてもらえて嬉しかったです。以下ネタバレですかぞかぞ最終回のネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

あの約束

2025年、芳子の認知症はますます進み(でも進む方向が楽しい🤗)、草太をすっかり耕助だと思い込んでいました。それで耕助がひとみを嫁に欲しいと挨拶に来た時のことを持ち出します。あの約束、ほんまに守ってくれるんやろな?😁

耕助は、ひとみを決して一人にしない、必ず幸せにする、と約束したそうです。世界中どこへでも連れていく。沖縄でもウユニ塩湖でも!!

沖縄はともかくウユニ塩湖は無理でしたね〜さすがに💦。

またその沖縄も、耕助はドタキャンしそうになったのだそうです。家族で沖縄旅行に行く時、耕助は仕事のためにひとりだけ後から合流することにしたのだそう。でもひとみは、家族全員揃わないと嫌だと言って、フライトを翌朝の便に変更したのだそうです。翌朝早くにボルちゃんに乗って帰ってきた耕助は、今から(車で)行こうと言い出しました

せっかく準備をしてボルちゃんまでたどり着いたのに、今度は鍵がないと言い出す耕助に、草太が鍵を差し出します👍。芳子は、この家で大丈夫なのは草太だけだと笑ったそうです😆。

沖縄を満喫する一方で、ひとみは耕助にこれまでの怒りをぶつけます💢。怒ってるよ!先に死んでもうて!!急にいなくなるなんて、こんな辛いこと、どうやって乗り越えればよかった?!許さへん😤!!

でもひとみは感謝も伝えます。七実と草太が私を助けてくれた。2人は耕助が残してくれた宝物や🌹。

ひとみと耕助はお互いを称え合いました。私ら、頑張ったよな。耕助は頑張りすぎた。お願い、七実に同じ思いはさせんといて

大丈夫じゃない人々

七実はまさにひとみが心配するように、かつての耕助のようにただひたすら仕事をしていました😈。耕助は「家族を幸せにする一心」でしたが、七実は「誰かに褒められたい一心」だったそうです。その誰かとは、本当は耕助だったのに、耕助が突然いなくなったため、不特定多数に賞賛を求めるようになったのでしょうか。

ひとみから、七実の危機を指摘された耕助は、早速七実に話をしに行きました👻。かつて耕助は「世界はパソコンの向こうにある」と七実に教えていたそうなのですが、それには続きがあった、と謝罪します。その先にいろんなことを教えてやれると思っていた(のに死んでしまったからできなくなった)。世界はここ(家族)にあるんやで。でも七実は「家族」がキツいと答えます😭。七実は早死にした耕助がトラウマとなり、自分も死ぬ前にもっともっと高みを目指さなければならないと思っていたらしいのです💦。

耕助は、自分もそうだったと思い出しました。自分の全ては家族とともにあったのだけれど、彼らを守ろうとするあまり、自分を疎かにしてしまったため、結局は家族を悲しませることになってしまったのです

耕助はいつも「大丈夫、大丈夫」と呟き、幼い七実にも、大丈夫や、と言い聞かせていました。家族の笑顔を守り続けるんや。俺が大丈夫にしたる。耕助は、自分が死にかけても、否、死んだ後も「大丈夫」だと呟いていたそうです😓。

大人になった七実は「褒められる以外の幸せがわからん」と打ち明けました。耕助は、今の七実のままでサイコーだ、大丈夫、と励まします。七実はホンマに頑張った。パパの自慢や。大丈夫。

でも七実は、世の中には「大丈夫な人間」と「大丈夫やない人間」のの2種類いる、と語り出します。芳子と草太は前者だけど、ひとみと七実(そして耕助)は「大丈夫じゃない人種」だと定義します。だから頑張ってる

七実は耕助の頭を撫でて「よう頑張ったよな💐」と褒めました。耕助の胸に熱いものが込み上げます

娘の前で涙を流す耕助に、七実は、見せたいものがあると言って家族を全員外に連れ出しました。七実は、かつて一度は生活のために手放したらしい「ボルちゃん」を、家族の小説で得た印税で取り戻したのだそうです。家族のことを書いた本の印税は家族のために使わんと😁。

七実はその「初ドライブ」を耕助の墓参りに行こうと決めていたそうです。私はこの10年間、ボルド取り戻すために生きてきたようなもんや。ボルド取り戻してパパに褒められたかったんや。私の「褒められたい欲」は天井知らずなんよまいったか!

耕助の法事

ちょうど1話の最後のシーンが再現されました。皆それぞれにかっこいい黒づくめのファッションで決めています😎。もちろん耕助も一緒です👻。ひとみはボルちゃんを運転してお墓に着くと、車椅子をばんばん飛ばして満開の桜を満喫しました

帰りに美味しいものでも食べて帰ろうと仕切る七実にひとみは、これからは自分の好きなようにさせてもらう、と宣言します。間違えたり助けて欲しくなったりしたらすぐに七実を呼ぶから。せやから大丈夫🤗。

七実は自信たっぷりにつぶやきました。見とけよ世界、この家族と笑い続けてやる。この家族と駆け抜けてやる!!

真っ赤なボルドはどこまでもどこまでも走り続けました。行け〜っ!!岸本家、今までありがとう!

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
第2弾も面白そうです💕
傘のさし方がわからない
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