PICU〜小児集中治療室 あらすじと感想 第4話 母の気持ち、子どもの気持ち
吉沢亮さん主演の月9、【PICU】の4話では綿貫の事情が明らかになりました。とても悲しいことだけれどそうしたことはやはり起きてしまうのだろうけれど、問題はその後ですよね。あの態度には志子田ならずとも怒りではらわたが煮え繰り返りましたわ😤。以下早速ネタバレです
。
新しい患者
理玖はついに一般病棟に移ることになりました🌸。淳之介は「お友達」がいなくなっちゃった、と寂しがりますが、その一方で、誰かが怪我をしたり病気になったりしてほしいわけじゃないと付け加えます👍。でも皆が元気になったら、志子田たちの仕事がなくなると心配するオマセな淳之介に志子田は、それでも「なってほしくはない」と答えました💜。
そこへ今度は生後7日目の赤ちゃんがRSウィルスに感染し、重症化した結果、細気管支炎になって搬送されてきます。赤ちゃんは乳児院から運ばれたそうで、名前も付けられていませんでした。母親は二十歳の大学生で、両親から猛反対されたために、産んですぐに子供を乳児院に預けたのだそうです。植野はこの子の担当を志子田に任せました。そのサポートを頼まれた綿貫は、だったら一人で十分だと答えますが、植野は「後輩の育成も大事な仕事だ」と言い渡します。
志子田は赤ちゃんのところに行って挨拶をしました。君を何て呼べばいいのかな?初めまして、志子田武四郎です🌹。実にしっかりしたお顔の赤ちゃんは、その声が聞こえたかのように手を伸ばして志子田の指を握りました😍。赤ちゃんが挨拶を返してくれたに違いありませんね。
それからと言うもの、志子田はこの子の母親=深田奈美(中田乃愛)に連絡を取ろうと何度も何度も電話をしました。綿貫は、電話だけでは埒が開かないと、乳児院のスタッフを読んで話を聞くことにします。とにかく志子田のやることなすこと気に入らない様子なのです😔。そのくせ患者にはとっても優しい笑顔で対処する綿貫に、今成は、その100分の1だけでも志子田に優しくしてやってくれ🤗、と声をかけました。
その後も赤ちゃんの容体はちっとも良くなりませんでした。そんな時に、志子田の電話攻撃に辟易した深田が電話をかけてきます。でも用件は、病院には行かないから、もう電話をかけてこないでほしい、という内容でした😨。私は母親になんかなれない!
志子田は河本にこぼします。お母さん、来ないって。母親にはなれないって。志子田は赤ちゃんの世話をしていて、その子の気持ちが分かるそうなのです。赤ちゃんも、痛みや苦しみを分かっている、そんな時に母親に側にいてほしいに違いないのに。その日も赤ちゃんは急変しましたが、志子田が注意深く見ていたのでなんとか助かりました。それで志子田はやっぱり母親に来てもらったほうがいいと主張します。この子、こんなに苦しくても頑張っているのに。この姿を見たら、きっとお母さんも変わるはずだ!
でも植野は、母親にもいろんな人がいると志子田を諭しました。それでも志子田は諦めずに電話をかけ続けます。そこでふと、深田の後ろから聞こえた飛行機の音が、今自分の外でも聞こえていることに気づきました😲。志子田は急いで駆け出して行きます。案の定、そこには赤ちゃんのお母さんが来ていました。深田さん!?
深田が言うには、子供ができたと分かった時、子供の父親には何度も連絡をしたのに連絡が取れずに悩んでいるうちに堕ろせない時期になってしまって、親からは「産んだらもう会わない😈」と約束させられたのだそうです。志子田は、深田自身はどうなのかと尋ねました。会いたくはないですか?深田は「生まれてこないで」って思った、と答えます。育てられるわけがない。私は母親になれない😭。
その後、深田の両親から「志子田を訴える意思がある」との連絡が入ったそうです。植野はこれを志子田に伝え、深田は産後間もなくてまだ心が不安定だから、今は距離をおいた方がいいとアドバイスしました。志子田は大いにショックを受けます😨。
"母親"
志子田は、いつも能天気で明るい南から「母親」の苦悩について聞かされました。南は餃子にニンニクを入れないそうなのですが、それは、志子田が小さい頃ニンニクを食べて鼻血を出したことがあるからなのだそうです。南は大いに驚いて、それからは「怖くて」ニンニクを使えなくなったらしい。そしていつの間にか自分も食べられなくなったのだそう。
母は強しっていうけど、同時に、とっても怖がりで繊細な生き物なんだよ。
志子田は志子田で、幼い頃迷子になって母を求めて泣いたことを今でも覚えているのだそうです。母の姿が見えないと知って不安でたまらなかったけれど、母が来てくれた時は心の底から安心して涙が止まらなかったのだそう🌹。
母の心、子供の心
志子田は、たとえ訴えると言われても、やっぱり子供は母と触れ合うべきだと思い直しました。そんな時に、綿貫が赤ちゃんの担当を外れたと耳にします。志子田は彼女を無責任だと批判しました。綿貫は、志子田こそ母親の神経を逆撫でして無責任だと反論します。志子田は、綿貫は母親に甘い、と言い返しました。あの子はもう亡くなってしまうかもしれないのに😤?綿貫は「そんなことを言って母親を脅したのか😡」と気色ばみます。
志子田はますます憤然としました💢。母親の気持ちばかり考えて、子供に何かあったらどうするんですか?綿貫は、母親だって分かっている、志子田はそこを理解すべきだと怒り出します。もちろん志子田も譲りませんでした。母親じゃないんだから、母親の気持ちなんて分からない!でもそれは綿貫だって同じじゃないか、と指摘すると、綿貫はハッとしたように謝罪しました。その通りだわ😔。
綿貫の過去
綿貫は、不妊治療の末やっと授かった子供を病院の不手際で失った経験をしたのだそうです。しかもその時子宮も失ってしまった。綿貫が抱えていた訴訟は、彼女自身がその時の処置について医師を訴えたものだったそうです。
綿貫は、何度も切迫流産の危機を乗り越えてようやく36週を迎えた頃、激しい腹痛に見舞われました。それで主治医に入院したいと伝えましたが、胎児には異常がないと帰されてしまったそうです。そしてその後大量に出血したため開腹手術が行われ、胎児の死亡が確認されたのだそうです。
綿貫は法廷で、最初に異変を訴えた時に入院し、危険な状態になった時にすぐ帝王切開していれば、娘は生きていられたかもしれない、と訴えました。すると病院側の代理人は、病院の対応に落ち度はない、緊急時には開腹して母体を優先すると夫からの同意書もあったと弁解します。
でも綿貫は納得しませんでした。娘はいつまで生きていて、いつ亡くなったのか、教えてほしい。病院は、すぐに示談を持ち出して、綿貫が知りたかった「真実」を何一つ教えようとしなかったのだそうです。そう叫んだ綿貫を病院側は「医師としての良心(
)はないのか!」と罵倒しました。綿貫は、この件で子宮を無くした自分はもう二度と母親になれない、と語ります。娘の命を奪った病院に1億円の損害賠償を請求する!😤
この法廷では植野が志子田を伴って傍聴していました。植野は志子田に綿貫の事情を知ってほしかったのです。もちろん志子田はその期待に応えました。志子田は、法廷を出た病院側の人間が「どうせ金目当てだろう」と綿貫を批判したのを聞いて、黙っていられなくなります
。ちょっとよくないっすよ。すげえ悪いっす。最低だと思います。母親が自分の娘の最期知りたくて、何が悪いんすか?謝ってください!!
外には今成と羽生も来ていました💜。5人はそのまま飲みに行きます。そこで綿貫は志子田に謝りました。私は確かに母親に甘いかもしれない。自分は母親になれないから憧れているのかもしれない。志子田は、母親の気持ちは分からないが、子供の気持ちならよく分かる、と語り出しました。迷子になった時の自分の気持ちを伝え、綿貫の子供もきっと綿貫に会いたかったに違いない、と断言します。綿貫の子供は「沙耶」と名付けられていたそうです。
志子田は綿貫に、深田に電話してほしいと頼みました。綿貫になら彼女を説得できると確信したからです。そしてその通り、深田はやってきました。赤ちゃんに「蒼」と呼びかけて謝ります。綿貫は、深田はこれから「お母さん」になるのだから、ゆっくりお母さんになってください、と伝えました🌸。
エピローグ
こうして綿貫の志子田への「偏見」は解け、普通に厳しい、でも温かみの先輩になってくれました🤗。そんな時、今度は矢野が丘珠病院に運ばれてきます😵。果たして矢野の身に一体何が起きたのでしょうか?😭
まとめ
こうしたドラマを見るに付け、赤ちゃんの祖父母は自分の孫が可愛くないんだろうかと不思議に思えてなりません😔。だって娘が産んだ子なんだよ?それを捨てるみたいに乳児院に預けて、娘には子供に会うな、なんてひどすぎやしませんか😤。ホント、腹たつわ〜。
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