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PICU〜小児集中治療室 あらすじと感想 第8話 看取る覚悟

吉沢亮さん主演の月9、【PICU】は8話もしんどかったです😔。でも当事者はもっともっと辛いはず😭。以下ネタバレのあらすじですPICUのネタバレ感想行きますよ~(^^)/

気高い心

圭吾くんがまたしてもVFを起こしました。毎回なんとか持ち堪えてくれていますが、次に起きたら本当に危険だというレベルに来ています😨。

そこへ持ってきて、ふたりの少年が近くの公園で倒れているとの通報が入りました。一人は心停止だそうです。志子田と東上、そして矢野がドクターカーで現場に向かいます。おばさんは、この子がもしかしたら圭吾くんに心臓を・・・??などとついつい不埒な妄想を巡らせてしまいました。志子田もその時点で、心停止状態の少年は脳にダメージを受けている可能性がある、と指摘しています。でもなんとか蘇生には成功しました。

丘珠病院ではすぐにふたりの処置が行われました。硬膜外血腫で脳挫傷を起こしている後藤光(寺嶋眞秀)くんはすぐに穿頭血腫ドレナージが行われ、その後開頭して血腫を除去しました。もう一人の矢本大輝(森島律斗)くんは、消化管穿孔が見られたため、開腹手術を行ったそうです。前者の光くんは、心停止状態が10分以上続いたと見られることから、脳へのダメージが大いに心配されました。が、その日はひどく冷え込んでいたことと、低体温症になったことで最悪の事態を免れたようです。

光くんの母親が大輝くんを責めたことも手伝い、大輝くんは目覚めてすぐに、自分が光くんを殺した😱、と嘆きました。ふたりは大輝くんの誘いで公園に出かけ、ボールの奪い合いで転んでしまったのだそうです。志子田は、事故だから誰も悪くない、と慰めました。志子田はなんとか脳死を防ぐ方法はないものかと模索しますが、今成は、医者など無力だ、奇跡を願うことしかできない、と無念さを顕わにします。俺たちは神様じゃねえんだから!💢

その神様のように思えたのが圭吾くんです🌹。圭吾くんは大輝くんに「応援してあげて」と促しました。パワーを送ってあげて。(アニメの「念」を例に挙げ)僕もパワーのおかげでいつもこっちに戻してもらってると思うんだ。頑張れ!頑張れ!!ふたりで手を前に差し出しながら光くんにパワーを送りました。

その光くんを担当した綿貫も、光くんの母親に、光くんに声をかけてあげてほしいと頼みます。以前志子田が理玖くんに、昏睡状態の淳之介くんに話しかけるよう勧めた結果、意識を取り戻した淳之介くんがその内容を覚えていたことを例に挙げます。お母さんの声があれば、きっと光くんは頑張ってくれるはず。そして志子田に、パクった😉、と白状しました。

志子田の成長

その後またしても圭吾くんが発作を起こしました。今回もなんとか切り抜けましたが、依然として感染症の原因が分かりません。あらゆる検査をしても特定できなかったことから、医師たちはもはやこれまでと覚悟を決めました。志子田は、圭吾くんの両親に終末期の過ごし方を含めた説明をすると語ります。これを聞いた河本は「諦める」ことに対して不満気でしたが、東上は、助かる見込みが低い今、必要な話だと志子田を支持しました。植野も、両親への説明に同席すると申し出てくれます。隣で聞いていますから💜。

圭吾くん本人も、自分の状態を察していました。志子田を呼び、もし自分がダメだったら、自分の体を光くんにあげてほしいと頼みます😢。心臓は使えないけど、他なら使えるかもしれないから。俺の命、無駄にされたくない。志子田は、そんなことを言ったら、いつも手紙で励ましてくれている優里ちゃんに怒られちゃうよ、と諭しました。そしてその夜はずっと圭吾くんに付き添って夜を明かしたそうです。

翌朝、圭吾くんの母親の真美子が病院に来ると、志子田が圭吾くんの横でうたた寝をしていました。朝までいてくれたのかと感謝する真美子に志子田は、だいぶ安定していた、と教えます。そしてその直後、光くんが目を覚ましました🌸。

志子田は、圭吾くんの両親に現在の病状を説明します。もはやできることはほとんどないが、圭吾くんにとって何が最適なのかを一緒に考えたいと語った志子田に真美子は、函館に帰してやりたい、と伝えました。家の近くの病院か、できれば家で、あの子のすきなもので溢れている部屋で、犬やお友達がいる中で、最後を過ごさせてあげたい

じっと黙って話を聞いていた植野は、両親が出て行った後、分かりやすく説明した、と志子田をねぎらいました。

なんとか冷静さを取り戻した真美子から、函館に帰れる、と聞いた圭吾くんは、自分の最期を悟ります。俺、死ぬんでしょ?だから函館に帰るんでしょ?しこちゃん先生、本当のこと教えてよ

志子田は、今はだるいだろうけれど、治療が終われば補助人工心臓の手術ができて移植に向けて進めることができる、と説明しました。その治療は難しくないから、おうちの近くの病院で大丈夫なんだよ。圭吾くんは本当かと念を押します。志子田は、これまで嘘をついたことがあるか?と尋ねました。そこで少し冗談めいたやり取りをした後、圭吾くんはようやく「違ってよかった」と微笑みます。死んじゃうのかなって怖かったから。志子田は、本当だよ、心配しすぎだって、と慰めました。

このやり取りを聞いていた植野は、志子田は正しかった、と励まします。圭吾くんがこれまで何度も心停止を乗り越えられたのは志子田が「生きたい」という希望を諦めさせなかったからだ、と伝えます。真美子が今回決心がついたのも、やれることはすべてやったと諦めがついたからだと教えました。諦めがつけば、看取る覚悟ができるんだと思う。圭吾君の一番良い方法で最後を迎えられるように、そう思えるようになるんだと思うよ。

頼もしくなったね💐。

覚悟ができるまで

志子田は、なかなか病院に行こうとしない南を、なんとかして検査に引っ張り出しました。南はそんな時でも、息子の心配をして、着替えや弁当を持ってきてくれます。志子田は文句を言いながらも「ありがたい」と礼を言いました。丘珠病院の腫瘍内科での診断結果はやはり思わしくなかったようです。それから志子田は、あまり口うるさく言わなくなりました。その後、植野が東京の病院にいる優秀な腫瘍内科医を紹介してくれます。

志子田はふたりで食事をしながら、南に圭吾くんの話を教えました。毎回もう駄目かもしれないという状況になるんだけど立ち上がるんだ。そして立ち上がるたびに優しくなって、どんどん周りを幸せにしていくんだよ。南はえらいね、と評しながら、圭吾くんへの理解を示します。きっとその子はそうならないといけなかったのかも。健康で何の心配もない子と違って、その子はそうやって大人になってみんなを幸せにしてくれるんだよ🌹。

志子田はつくづく自分はガキで、まだまだ南が必要だと痛感します。それを南に伝えておもむろに土下座をし、彼が南を諦められるだけの時間をくれと頼みました。俺が母ちゃんと離れる覚悟ができるだけの時間をください。たくさんじゃなくていいからちょっとだけ。一回だけ、東京の病院行こう。南は分かったと答えました。鼻水をたらしている息子にティッシュを渡します。「泣くな」がうちの家訓でしょ😏。

恥知らずな大人

札幌共立大学の渡辺は鮫島に、ドクタージェットを丘珠に常駐させる条件として、彼のところの准教授を丘珠PICUの科長にするよう脅してきました😈。それは植野を辞めさせろということです。鮫島は悩んだ挙句、これを植野に伝えたようです。

ほか

矢野はどうやら綿貫に好意を抱いていたようですね。その恋が実るかどうかはさておき、元気になってくれて本当にホッとしました🤗。

まとめ

見てるだけでもこんなにしんどいのだから、実際の家族や関係者は尚更でしょう。また家族は当事者だから仕方ないとしても、医療従事者は本当に素晴らしいの一言です。綿貫と羽生の会話が印象的でしたね。辞めたい気持ちは分からなくない。でもここは絶対に必要な場所だから頑張るしかないね💐。

そんな彼らが少しでも苦しい思いをしなくて済むよう、患者や家族が少しでも楽になれるよう、すべての意地やプライドなど捨てて、それだけを考えてもらうわけにはいかないのでしょうか😤。

南が東京行きを決意してくれたのも胸が痛かったです。南はきっとごく身近な人(夫か両親?)をガンで亡くしているのですよね。そしてその時本当に辛い思いをしたのだと思います。だからこそ自分は息子に同じ思いをさせたくないし、自分自身、辛い治療で苦しむのは嫌だと思い知っていたに違いありません。でも今回はやはり息子のために辛い決断をしてくれました。これがなんとか幸いして、良い治療法が見つかると良いのだけれど。

PICU 小児集中治療室 (上) (扶桑社文庫)
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2022/12/02 (Fri) 22:09

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