韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

天使にリクエストを-人生最後の願い ネタバレと感想 第3話 貧民狂想曲

2020/10/04
天使にリクエストを-人生最後の願い 0
天使にリクエストを 江口洋介

江口洋介さん主演の土曜ドラマ、【天使にリクエストを-人生最後の願い】の第3話は「貧民狂想曲」です。劇中「生活の柄」という楽曲が登場しますが、まさにこれが今回のテーマを象徴していたようです。以下ネタバレのあらすじです天使にリクエストをのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

サイレントエンジェル

和子は幹枝の墓参りを終えると、修悟に「最後の願いをかなえる財団法人」に参加する気になったかと聞きに来ました。幹枝は生前お墓を購入していたそうです。和子は既に法人名は考えてあるのだと嬉しそうに語りました。それが「サイレントエンジェル」です。

ろうそくの炎が最後になると一瞬ぱっと明るくなるように、人間にもそういう瞬間がある~それを天使の時間と呼ぶのだそうです。それを「サイレントエンジェル」は黙って作っていく

最初の依頼人

修悟は、そのサイレントエンジェルの最初の依頼人として、川端に頼まれた末期がんの患者を提案しました。和子は面白いと賛同してくれます。

修悟は早速亜花里を連れて武村正介(塩見三省~堂本安次郎@この世界の片隅に)に会いに行きました。武村はウナギが食いたいなどと冗談を言った後、家に帰りたいと語ります。武村はアパート暮らしだったそうで、遺品の整理をしたいのだそうです。

ホームレスの自立支援

武村が住んでいたのは、ホームレスが生活保護を受けるために役所が借り上げて提供したアパートでした。担当の白川は、武村はなかなか支援を受けようとしなかったと話してくれます。武村はもう死ぬのを待っているだけだと言い張り、ノートに小説を書きながら、公園の桜の木の下から動こうとしなかったのだそうです。まるで本当に餓死するのを待っているかのようだったと

武村がホームレスになったのは、以前働いていた日雇い労働の仕事が無くなったからです。年齢のこともあるでしょうが、武村はかつて脳梗塞で倒れたこともあったらしく、体も不自由になったことも影響したようです。

武村は生活保護を受け始めた当初、自ら希望して「無料低額宿泊所」に入居したそうです。こうした施設は一応は政府の認可を受けているそうですが、実態は入居者の生活保護費が目当てだという「貧困ビジネスの温床」にもなっているらしいです。でも武村は、却って小説のネタになって面白いと興味を持ったのだそう。

それが実際入ってみたら噂通りひどい環境だったようですね。食事はひどいし部屋も汚い、職員は乱暴で刑務所よりひどい、まさに「収容所」のようなところだったそうです。そこで武村はそうした悪徳業者に立ち向かおうとして、他のホームレスの意識改革をするための小説を書いていたのだそうです

ある時それが職員に知られ、武村の小説はびりびりに破かれてしまったそうです

ゴミはゴミらしく生意気なこと考えてんじゃねえよ!

武村は、なぜ黙っているのだ、と皆に呼びかけましたが、他の皆はただ無気力に佇んでいたのだそう

後にその話を聞いた修悟は、息子を殺した犯人の高山がオーバードーズで、公衆トイレで死んでいたことを思い出していたそうです。その後に出てきた「犬塚」が元締めだったんですかね。

45年前の爆弾犯

それで武村は無料低額宿泊所を出たいと申し出、他のアパートに移ったそうです。その時武村は、階段を上がるのは大変だから、必ず1Fの部屋にしてほしいと頼んだのだそう。

その理由が実は地下で「爆弾」を作るためだったとは驚きました。武村は、何十年も前に飯場で一緒だった男に爆弾の作り方を習ったのだそうです。その男は、貧しい労働者ほど、自分が貧しくなった理由=社会の仕組みを考えようともしない、それを目覚めさせるために爆弾を作るのだと語っていたそうです。彼はアナーキストだったのですね。

武村はその時から小説を書くようになったらしいです。ただ働くだけの人生でそれが初めて持った「夢」だった。つまらない本名を捨ててペンネームを名乗るうちに、いつの間にかそれしか残らなくなってしまった。何を書いてもダメだったので、せめて最後には本物の爆弾を作ってみたかったのだそう

修悟たちに付き添われてアパートに戻った武村は、内側から鍵をかけ、わざと大音量でラジオをかけながら、地下から爆弾をもちだしたようです。その時武村は自分を「45年前の爆弾犯」だと名乗りましたが、修悟は部屋を検めて、こんなところでは爆弾は作れない、と決めつけたのだそう。さすがに地下までは考えませんものね。でも実際武村は「誰にも読まれたくない小説」と偽って、自作の爆弾を持ち出していたのだそうです

修悟は「45年前の爆弾犯」という言葉が引っかかりました。当時修悟の父は公安にいて、犯人を取り逃がしたと悔しがっていたのだそうです。それでその父の同僚の高津川直也(西郷輝彦~社長@ノーサイドゲーム)を武村に会わせましたが、武村がその爆弾犯=中山浩平だという心証は持てなかったそうです。高津川が言うには、中山の潜伏場所がカギになるらしい

最後の願い

武村はその爆弾を持って、かつて過ごした無料低額宿泊所へ行きました。武村がいなくなったと聞いた修悟は、彼のアパートに駆け付けますが、そこにはいません。そこで修悟はふと閃きます。なぜ武村が1Fの部屋を望んだのか、その理由に思い当たったのです

畳を剥がした地下には「爆弾工場」がありました。武村さんは死ぬ気だ。ずっと死に場所を求めてたんだ

その頃武村は無料低額宿泊所で爆弾を見せ、もうすぐ爆発すると叫んで皆を逃がそうとしていましたが、なかなか信じてもらえませんでした。そこへ修悟が駆け付けてきます。爆弾は本物だ、警察に通報した。早く逃げろ!iraira

でも修悟は武村の側を離れようとはしませんでした。武村もさすがに動揺しますが、修悟は爆弾を抱いていた武村の上に覆いかぶさります。

が、爆発予定の5時が過ぎても爆弾は爆発しませんでした。いったい何を考えているんだ、と呆れる武村に、修悟は「依頼人の行きたい所へどこへでもお供すると言ったでしょうと語り掛けます。武村は、小説は何を書いてもダメだった、自分には何の価値もなかったから、せめて最後に本物を作ってみたかったのだと打ち明けます。本物の爆弾犯になりたかった

修悟は、それは間違っている、と諭しました。

あんたはちゃんと価値のある生き方をしてきたじゃないか。それは爆弾で吹き飛ばしていいようなものじゃない。どんな理由があろうと爆弾犯がしたことは間違いなんだ。あんたの小説の方がずっと価値がある爆弾だよ。俺はそう思う。

武村は修悟の言葉に感動し、爆発しなくて本当に良かったと語りました。あなたのような人こそ生きていかなきゃな

武村は、それはあんたも同じだと語った修悟に、ありがとう、と礼を言うと意識を失いました。修悟に呼ばれて駆け付けた寺本は、心停止を起こしていると言い、亜花里にAEDをつけるよう促します。でも亜花里は、武村は爆弾犯じゃないか、と断りました

いいからつけて!僕たちは神様じゃないでしょ、サイレントエンジェル。黙って最後の時間を作るのが役目でしょ!

AEDで心拍が再開したため、修悟は武村を病院へ搬送しました。その途中寺本は、何か聞きたい曲はないか、と武村に尋ねます。すると武村は「生活の柄」だと答えました。これは縄出身の詩人・山之口貘が作詞し、彼の大ファンだったという高田渡が曲を付けて歌ったものなのだとか。

山之口の極貧生活を、飾らずそのまま詩にしたその曲を、修悟が歌って聞かせました。武村はその詩にかつての自分を重ね合わせていたようです

歩き疲れては、夜空と陸との隙間にもぐり込んで、草に埋もれては寝たのです。所かまわず寝たのです。

その後武村は亡くなったようですが、和子は、武村は最後に修悟に気持ちを分かってもらえて嬉しかったに違いない、と語りました。でも亜花里は、今回自分たちがしたことは無意味だったと感じたようです。あの人の願いを叶えることに何の価値もなかったと語る亜花里に寺本は「ダメな人間は助ける価値もないということか」と反論します。和子は間に割って入り、ダメな人間などいないと語りました。ダメなことをしてしまうだけ

修悟は、武村の最後の願いは自分の人生の価値を知ることだった、と解釈していました。力になれたかどうかは分からないけど。

寺本は、きっとなれた、と慰めますが、亜花里は納得できません。亜花里はきっと武村よりも「逃げようとしなかった修悟=死にたいと思っている修悟」に腹を立てていたようですね。亜花里は何とか修悟の力になりたいと願っているのに、自分では役不足~それで予告で元妻の時恵に戻ってきてほしいと訴えていたのでしょう。そして高津川も同じように感じたのか、時恵を訪ねていたようです。

和子の正体?

亜花里が調べたところによると、和子は、とても金持ちとは思えないつましい暮らしをしていたようです。家賃5万6,000円のワンルームマンションに一人暮らしをしているらしい。そんな和子がなぜ1億円などという大金を持っているのか、そしてそれをなぜ死にゆく人のために使おうと決めたのか

感想

「生活の柄」は昭和の貧しい時代を象徴した歌ですが、コロナ禍の今、そして未来をも暗示しているような気もいたしました。そうした先の見えない今だからこそ、せめてこの歌のように(そしておそらくは和子のように)、心だけは豊かに生きていきたいものですええ歌や~( *´艸`)。来週の放送も楽しみですね。

これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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